あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

ヒメの災難

2021-02-07 23:06:51 | ペット
 
晴れた日は目が痛くなるくらい眩しい。
 
 
ヒメさまの最近は耳が遠くなって
目もよく見えてるんだかいないんだかのヒメ
私の車が車庫に入れる時、のそのそと小屋の中から出て来る。

いつも運転席側から顔を出して、ヒメがいるかどうか確認するのだけど
ヒメ~どいて!!と声をかけても車の前をウロウロ
見えたり見えにくかったりで、終いにはクラクションを鳴らす。
ホントに危ないんだから…ヒメさまは。
 
ヒメは去年15歳になった。
だから人間年齢で換算すると78歳くらいかなあ。
 
この日に限って、私の車は前進で車庫入れしていた。
夕方忙しくって、ついついバックで入れるのが面倒で
今にして思えば、なんで前進で入ってしまったのかと悔やまれる。
 
朝、サクぼんが集団登校の集合場所に遅れそうだからって
車で送って行く為に、車を出して温めて置こうと
バックでそろりそろりと車庫から出たのだけど
やっぱり音を聞きつけてヒメが小屋から出て来て
うろうろし始めるので、ヒメ、危ないよって
何度も声をかけてジリジリとバックしていく。
 
ちょうどヒメの居る所が死角になって姿は見えないけど
ゆっくりバックしているから避けてるよなって思っていた。
途中小屋の入り口に敷いておいたグレーチングかな?
それに乗りあげちゃったかガコンと。
 
突然ヒメが吼え始める。

どうしたって、車から降りて見ると
ヒメの後ろ足がコタコタになってて
その時はもうキャンキャンと鳴いていた。
 
傍に駆け寄って…足骨折しちゃったんだろうなと思った。
複雑骨折かもしれない!!
何で避けなかったんだって手をかけたら
痛さの為に手に噛みついて来た。

痛いなんて感じる余裕もなく大丈夫かって
声をかけたけどヒンヒン鳴いてる。
とにかく家に入ってかけるものを持って来て
獣医師に…まだ始まってる時間ではなく
とにかく休診日でなくて良かった!
 
私のバカバカ!!なんで前進で駐車しちゃっんだ!

ヒメが車の辺りをウロウロしてるのは知っていたはずなのに
ヒメを轢いてしまった!!!
 
頭からすっぽりと包んであげると安心するみたい。
 
取りあえずバスタオルで包んで車の乗せて…
こういう時救急で診てくれる所があればいいのに!
切実に思った。
 
気が揉めながらも、小一時間待って
開院時間よりちょっと早いけど
いつもの動物病院の先生…時間より少しくらい早くたって
ちゃんと診てくれる。
 
先生、ヒメ轢いちゃった、診てくださいと
ヒメを抱きかかえて病院へ入って行った。
どうしたんですかと言うので、朝の様子を話して
その間にもヒメは痛いのと怖いのとで
隙を見れば齧って来るので
バスタオルで頭をすっぽりと包んで診てもらった。
 
レントゲンを撮るので押さえててもらっていいですかって
ヒメを抱きかかえて台の上にあげて
腰の辺りのレントゲンを何枚か。
左の股関節が脱臼してますって
取りあえず骨折はなくてホッとしたけど
レントゲンを見ると、股関節からきれいにクリッと外れれて
途中で引っかかってると痛むのだけど
どうします? 麻酔をかけて脱臼したのを戻しますか?

ただ、年齢も高齢なので麻酔をかけるのにリスクがあると。
それに脱臼は元に戻しても外れやすくなるのだそうだ。
どうしますって聞かれても…。

先生がこれがヒメにとって一番いいんじゃないかなって方法で
それでいいですからお願いしますと。
それしかないもんね、命に別状はないものの。

脱臼はこのままにしておきましょう!
ビッコを引くか、または三本足しか使えなくなるかは
判断は付かないけど、脱臼の痛みは2~3日でなくなるはずだと。
 
それを聞いて傷つけてしまった心の痛みが
ヒシヒシと感じる…障害犬にしてしまった。
その後、注射と痛み止めをもらって帰って来た。
ヒメはヒンヒン鳴いてる。
 
まずはもらって来た痛み止めを飲ませて
小屋にいろいろ敷いてくれて寝せてあげたら
奥の方に入って、やっぱりヒンヒン鳴いている。

せめて寒くないようにと湯たんぽを入れて
ああ~ホントごめんよ~胸が痛くなるほどの加害者意識!
朝早くに一回、午前中に一回、夕方近くに一回、深夜に一回と
湯たんぽのお湯を入れ替えて
餌も少しでも食べて元気を出してほしいと願いながら
ちょっと高めの餌をあげて…歩けるようになるんだろうか(~_~;)
 
それでもオシッコは外でしたがる。
ビッコは引いているが軽く足は付けられるみたい!
 
小屋の奥でおしっこしてしまったり
敷いてあげたタオルとか毛布汚れて
小屋の内部に少しでも暖かいようにって
奥の方でグシャグシャでどうしたもんかと。
 
そうだ、ハタッと思いだした!

ヒメさまご幼少の折にケージに入れて家に中に置いてたじゃないの!
そのケージ車庫の二階にあるはずと、行ってみたらまだシッカリとしてて
分解してコンパクトに縛ってあるので、下に持って来てバラシて組み立てる。
汚れもなく犬小屋より大きくて、これだったら入っていられそう。
 
一番下に新聞紙を厚めに敷いて
その上に半分にバスタオルとか毛布とかを敷いて
手前にはトイレシートみたいなのを敷いて
寒くないように周りをビニールのシートで包み
その上から大きいカバーをカバーをかけた。
 
かなり暖かい感じがする。
湯たんぽにくっ付いて寝てる。
 
キャスターが付いているから
晴れの日は日当たりの良い所へと移動できる。
 
広い場所に出して、よくヒメの足を見ると
脱臼してない方の足にキズがあって
けっこう深い…このままでは仕方ないと
再度動物病院へと!
その後の様子も診てもらいたかったし。
 
ヒメさま二度目の病院
 
傷が圧迫されたのか褥瘡が出来てるって。
褥瘡部分の周りの毛を丁寧にバリカンで剃り
傷口に軟膏を塗った。

その日、抗生物質を含有する外用薬軟膏と化膿止めの飲み薬をもらい
もう脱臼の痛みはないはずだからと帰って来た。
飲み薬は比較的楽に飲んでくれるのだが
軟膏は嫌がるというか怯えるので
キャンキャンと噛みつきそうになるのを
ハッシ!と首輪を押さえて、傷にたっぷりと塗ってあげる。

そして晴れて暖かい日には、少しでも傷を圧迫しないようにと
外に出してあげると、なんとか脱臼した方の足も地面に軽くだけど着けられ
ビッコを引きながら、ヨタヨタと歩き外でおしっこをし
また小汚くなった小屋の中へ戻ろうとする。
 
 
 
ビッコを引きながら…頑張れ!! 
 
物心ついてから、あの犬小屋で寝起きしていたので
無理からぬことではあるのだけど
当分はいつも清潔にしておけるケージ病室で我慢してもらおうと思っている。
 
だって加害者だもん。ごめんねヒメ。
 
 
 

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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お大事に (ちょびママ)
2021-02-08 09:41:24
ヒメちゃ~ん、大変だったねぇ
痛みは大分なくなったのかな?
迅速な処置、さすがです。
うちのちょびもそうなんですよね。
目も耳も不自由なのに気配が分かるのか知らぬ間に足元に来てたりして踏みつけそうになることが何度か。。
多忙な折、どんなに気をつけてても失敗は誰でもあること、pochikoさん、あまり自分を責めないでくださいね。
あたたかくしてもらったキレイな病室で一日も早い回復を!
ガンバレ、ヒメちゃん!!
返信する
前進駐車 (勿忘草)
2021-02-08 13:35:44
前進駐車がそもそもの事故原因でした。
ヒメ痛そうですね。
仕方がないですね。ヒメも良く分かっていますよね。
大事にみてあげてください。
返信する
ショック! (きっしぃ)
2021-02-08 15:37:25
ヒメちゃん、避けられなかったのかな?
歩く姿を見る度に心が痛みますね(T_T)
忙しい時間ですし
声を掛けながらバックしたのですから
仕方ないですよ(^^;

早く治りますように。
早く暖かい春がきますように。
返信する
ヒメちゃん (ぐり)
2021-02-08 20:17:51
pochikoさんにじゃれ付きたくて出てくるのですよね
でも災難でしたね
かわいそうです
手術もできないのですね
高齢になるとだんだんそういわれることが多いですね
わが家のピン子も眼の手術は恒例だからできないといわれました
痛みは早くとれるといいですね
返信する
ヒメちゃん (♪CD♪)
2021-02-08 23:40:14
ヒメちゃん、がんばれ!!
pochikoかあさんの為にも早く良くなってね。
読んでいて胸が痛くなりました。
お大事にしてください。
返信する
コメントありがとうございます。 (pochiko)
2021-02-09 00:38:28



★ちょびママさんへ

本当に可哀想な事しちゃいました。
はい、痛みの方はずいぶん楽になったようで
晴れの日などはケージから出してあげると
ひょこひょこ歩いておしっこをしたりしています。

そうなんですよね。
気配を感じると傍に寄って来るので
特に注意しなくてはいけなかったのですけど
やっぱりちょびママさんも傍に来てるの知らなくてってあるんですね。
高齢になるとよけいに人恋しくなるのかもしれません。

最悪3本脚で歩くようになるかもって言われてましたが
脱臼した方の足も、少し動かして地面に付いてる時もあるので
大丈夫かなあ~大丈夫そうだけど…ビッコは引くかもしれませんけど
4本脚使えるかもしれない希望を持ってます。

ちょびママさん、ありがとうございます。





★勿忘草さんへ

そうなんです、どうしてあの時って後悔しています。
バックで駐車さえしていればって
そうしたら死角になる事もなかったのに
いくら後悔してもしい足りません!
ヒメも痛みはずいぶん楽になったようで
それだけでも救われます。

勿忘草さん、ありがとうございます。





★きっしぃさんへ

避けるって概念がなかったのかもしれません。
いつも車がそばに来ても、轢かれる事もなかったし
自分でもこんな事になるなんて思ってもいなかったのでしょう。

痛みもずいぶん良くなってきたようで
傷の褥瘡も肉の盛り上がりが見られるようになりました。

きっしぃさん、ありがとうございます。






★ぐりさんへ

動物病院の医者も、よくある事のようで
繋いでおく紐に長さで調節して
車に届かないようにしておくのが良いそうです。
ほんとは家の中に入れてあげたいんですけど
産まれた時から一緒ってわけではないので
猫二匹にちびっ子猿がキャーキャーと
暖かいんですけど、ヒメによっては居心地がいいとは言えない状態なのです。

高齢になると麻酔で目が覚めなくなるリスクが高いようで
命に別状がなかったら仕方ないのかもしれません。
ピン子ちゃんも目の手術が出来ないのですね。

ぐりさん、ありがとうございます。





★♪CD♪さんへ

本当に可愛そうなことしちゃいました。
それでも痛みが楽になってきたようで
それだけでもホッとしています。
傷の褥瘡部分にも肉の盛り上がりが見られて
ホッとしています。

晴れて暖かい日は外に出してあげると
ひょこひょこ歩いてトイレとか出来るようになりました。

♪CD♪さん、ありがとうございます。

返信する
Unknown (m)
2021-02-09 10:14:27
ヒメちゃん、大変でしたね。
いたみはかるくなったでしょうか。
私も指に脱臼癖があって他人事じゃありません。
災難でしたねー
やさしくしてあげてくださいねー
おだいじにしてください。
返信する
Unknown (レオママ)
2021-02-09 23:59:25
こんばんは
ご無沙汰していました。
姫様の災難POCHIKOさんも姫様もお辛いですね。
可愛くて仕方のない子を傷つけてしまった後悔の気持ちもよくわかります。
今は少しでも姫様が楽になるように祈っています。
家のクリちゃんも私の車に慣れすぎて屋根に乗っていたり出かけると近くにきて離れなかったりするのですごく気を使います。
タイヤギリギリで逃げていきます。
私も運転するときは気をつけるようにしないとね。
姫様早く元気になってくれるといいですね。
お大事に。
返信する
Unknown (山小屋)
2021-02-10 15:59:52
ヒメちゃん・・・
災難でしたね。
でもお孫さんでなくてよかったです。
時々お孫さんを車で轢いたというような
記事を目にします。
バックは死角になるところが多いです。
これからは十分気をつけてください。

返信する
コメントありがとうございます。 (pochiko)
2021-02-11 01:30:59
★mさんへ

幸い痛みも良くなってきたようで
晴れの暖かい日など、ケージから出してあげると
トイレをしたり、散歩に行く気満々で困ってしまいます。
散歩はもう少し暖かくなって
足も方も、もう少しシャンとしてからと考えています。

mさん、ありがとうございます。




★レオママさんへ

こちらこそご無沙汰してました。
なかなかお伺出来なくてごめんなさい。

ヒメも脱臼したところの痛みも良くなってきたようで
食欲も増し、何よりも減って散歩へ行く気になってこまってます(;´∀`)
まあ、動けないよりはいいですけど
まだ先の事のようですけど
気を付けないと!!と思ってます。

レオママさん、ありがとうございます。




★山小屋さんへ

はい、そう思うとひやりとします。
そういう事故は私も聞いたりしてました。
もしもって思うと怖いですね。

もうバック運転は止める事にします。

山小屋さん、ありがとうございます。

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