不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

法要前に行われた歌詠み。

2012-02-19 22:45:16 | 日々雑事

無事申告も終りホッとする間もなく、今度は法要前に行われる歌詠み。
夫に葬儀の時に使った祭壇を小屋の二階から降ろしてもらったのだけど
じいちゃんの葬儀に使ったもので、段ボールで出来ているので
組み立てるのも簡単だった。

ばぁちゃんの時には木製のしっかりとしたものだったけど
これは貸し付けだけだったようで、四十九日の法要の後に持ち帰ってしまい
葬儀屋さんによって違うのかもしれないが
段ボール製でもあれば役に立つもので取って置いて良かった♪

祭壇専用の白い布もあったのだが、広げてみたら微妙に汚れ染み。
キレイにした方が良いかと洗濯をしたら、縫い目がほつれてボロっちくなってしまった。
ったく、よけいな事はするもんじゃないと、後悔をしながら繕ってみたり…^^;

当日は天気も良く、お休みだった夫に住職さまのところへ卒塔婆をもらいに行ってもらった。
ざっとお掃除を済ませて、繕った白い布をかけた祭壇が出来あがり
ばぁちゃんが元気な頃に作っておいた十三仏の掛け軸を飾る。

ちなみに十三仏は、正式に仏十三の他に真言宗開祖である弘法大使(空海)が
一仏追加されて十四の仏様になるのだそうだ…真言宗の場合だけど。
ちゃんと、ばぁちゃん それを知っていて作ってくれていて
以前、住職さまに感心された事があった。

そして、お供物と遺影を三枚立てて、仏事用のお膳に食事をお供え
まんじゅうの天ぷらと白団子…両側には生花。
なんとなく形が付いた…さってと今度はお料理で
何点かの煮物は前日に少しづつ作っておいた。

5時ちょっと前にチャイムが鳴り、お願いしていた歌詠みの人がやってきた。
各自てんでに来るのではなく、どこかで集まって一緒に来るので
待つ方としてはありがたい事だった。

まずは祭壇にお線香をあげてから、歌詠みの前にお茶など一服。
ちょっと世間話から、いよいよ歌詠みが始まる。

歌詠みには、会津三十三観音にまつわるご詠歌があり
必ず葬儀の時や法要の時に詠われる昔からに慣わしで
一番から始まるご詠歌にはそれぞれの意味合いがある。

ゆっくりとしたテンポで、お線香と鐘の音と…年かさの人は
ご詠歌に合わせて拍子を取るように体が揺れる…一種独特の雰囲気となる。
たっぷりと30分以上詠い続けて、最後の不動・釈迦・文殊・普賢…と
これが聞こえてきたら、そろそろ終りだと
テーブルに運ぶ料理のピッチをあげる。


人気だった戻した高野豆腐につくねを挟み込んだ煮物


デザートにはお手製の栗入り水羊羹…青みがなかったのでバランを使う…^^;

ほぼ並べ終えた頃に歌詠みが終り、疲れた喉を潤し
心ばかりの食事を召し上がっていただく
そこから、いろんな話が始まり…これがけっこう楽しいもので
昨今お茶飲みなどに出かけなくなっているので
なんとなく新鮮な感じがする。

住み着いてしまったご近所の野良猫の話から、病院通いの話
偶然ながら同じ歯医者さんに通っていただとか
どうも昔からお茶飲み話は、悪口大会になるので嫌だったけど
我が家の集まる人は、そういう事もなく…こうして交流を持てるのは
これからの付き合いで大切な事かなぁ~と思う。


住み着いてしまった野良猫ちゃんが、メッチャ可愛い♪

ひょんな話から、この野良猫ちゃん。
猫好きな歌詠みメンバーさんの一人に養子縁組が決まりそうな気配。
雑談の中にも、こういう出会いがあるもんだよね^^

あっという間の数時間、そろそろお暇をと
手土産の和菓子の包みをお持ち帰りいただいて、無事歌詠みの夜を終えた。


という事で、夕焼けの風景をUP!

 

 

 

コメント (32)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 農業合算申告の終了~~♪ | トップ | いよいよ…ばぁちゃんの一周忌... »
最新の画像もっと見る

32 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ナニナニ)
2012-02-20 09:41:07
御詠歌というのかな?福島は。
私が生まれた所はではしませんが、ちょっと新市内のほうに行くと、してます。
あねの実家のほうも、持ち回りでお彼岸にも行うようです。
手作りのご馳走が並びましたね、女性が主役ですから、女性向の美味しい物が。
無事終えられて、お疲れさまでした。
返信する
千葉の松戸でも (おっちゃん)
2012-02-20 11:31:23
俺が子供の頃、、、、
そんなのがあったかもなぁ・・・

今では、まずやってないと思う。
古くからの習慣が残ってるって凄いよねぇ!!

ただ迎える家は料理も作んなきゃなんないし
大変だなこりゃ!!

美味そう~(「・・)ドレドレ..
返信する
ご詠歌 (シン)
2012-02-20 11:56:45
よく、お葬式などでご詠歌を聴いたことがあります。
あの錫杖叩く何とも言えない、賑やかながら寂しい音色は。。。
御地ではそのご詠歌を法要でもやるんですね。
もっと言えば、ご詠歌を詠う人々がいるんですね。
すごく貴重な団体?だと思います。

故・おばあちゃんのご冥福を改めて申し上げます。
何しろ14年間もの長きに亘ってお世話したおばあちゃん。
思い入れも一入だと思います。

1周忌法要も、この料理、気配りを見せていただいても、如何に大変なことだったかがよく理解できます。
ホントにご苦労様でした。
返信する
しきたり (Mayumi)
2012-02-20 11:57:35
本当にこういう、昔からのしきたり大事ですよね。
実家でも昔やってました。
近所の人たち集まっての歌詠み。懐かしいです。

いつまでもこういうのって大事に受け継いで行ってほしいですね。

うちあたりは無理ですけど、せめてpochikoさんとこあたりで、ずっとね。
応援してますよ。
返信する
法要 (kiki)
2012-02-20 12:09:31
今頃は一安心しているころでしょう?
でも盛大に行うんですね。その地区 場所によってやり方も違うんでしょうね。ご詠歌は昔からのお家の方たちがお寺に行って習ってるみたいですよ。おばあちゃんも天国でpochikoさんに感謝している事でしょう!
 御苦労さまでした。
返信する
法要 ()
2012-02-20 14:05:39
お疲れ様でした。
きっとお義母様もお喜びでしょう。
お料理を出すタイミングを計ったり、お料理したりで大変でしたでしょうね。
でも・・大変でもこんな風習は残ってるっていいなぁと思います。
こちらは何にもないですから。
楽と言えば楽ですけどね。

おいしそうな高野豆腐ですね。
お手製?
味がしみておいしいでしょうね。
食べてみたいです~
返信する
ご詠歌 (山小屋)
2012-02-20 17:12:03
父が亡くなった時、東京で葬儀を済ませました。
49日が住んだ頃、納骨に故郷に行きましたが、
部落長が「単に納骨だけではダメだ」といわれ
結局お坊さんを3人も呼んで最初から村のしきたりにそってやりました。
ご詠歌は村の年寄りが集まって夕方から翌朝まで
やりました。
夜中に夜食といってソバなどを出したように思います。
母も最期は東京で亡くなったのですが、その時は
幾らか簡素化してくれました。
今日のpochikoさんの話を聞いて当時のことを
思い出しました。
無事に法事が終わったようで、よかったです。
ご苦労さまでした。
返信する
お疲れ様でした! (emico)
2012-02-20 18:49:59
美味しそうなお料理が並んでます(^^)v
pochikoさんのお料理を前にしたら
悪口なんて吹っ飛んでしまいますよ
13仏と有ったので真言宗かと予想してましたが
ビンゴでした

綺麗な夕焼けです
返信する
栗入り水羊羹 (azami)
2012-02-20 20:50:21
pochikoさん、お料理は勿論飲み物を用意したりとかさすが~手際が良いですね~。
1人では中々こうはできないですよ~。
その上、デザートの栗入り水羊羹、手作りとは思えない!!!
歌詠みに来て下さった方々も、そりゃ~にこやかな話題になりますって!
美味しいお食事を頂いて、デザートも美味しくて、とても喜んで頂けたことだろうと思います。
私もこの栗入り水羊羹が食べたいです。
それにしても、何日も前からあれこれ献立を考えて無事に歌詠みの役目を充分に果たされて本当にお疲れ様でした。
おばあちゃん、きっと喜んでくれてますよね。

後は一周忌法要、そしてこの次は次女さんのことで嬉しい忙しさが始まるのかな?

ネコちゃん、とっても美形で可愛いですよね~。何かのミックスなのかな?
ぜひぜひ歌詠みメンバーさんのお1人の方のお家ニャンコになれますように。
返信する
法要 (ひろし)
2012-02-20 21:20:03
法要にも 色んなしきたりがあるのですね
空海様の真言宗でしたか 我が家は、最澄様から親鸞様の浄土真宗西本願寺派ですから、違うのですね 西日本にも弘法大師縁の地やお寺が多数あります 有名所では、宮島806年に弘法大師(空海)が弥山を開基し、真言密教の修験道場を開き 現在も消えずの火が燃えています。
昔からのしきたりや風習は、大事に残していきたいですね 僕が育った田舎は、過疎化が進み
まったくと言って良いほど付き合いも無くなり
もちろん、祭りや鎮魂の集まりもなくなりました まことに残念なことです。
返信する

コメントを投稿

日々雑事」カテゴリの最新記事