季節はすでに霜月で、なんだかあっという間に神無月が過ぎてしまったような
一日がバタバタと通り過ぎて、ここんとこブログもお休み状態となってしまった。
そんなこの頃に甘んじていたけど…急に思い立ったのは昨夜のことで
なんだか無性に…下郷町の観音沼へ行ってみたくなった。
いつだったか、まだばあちゃんを介護していた頃に
ショートステイとかディサービスの合間に行ったっきりで
紅葉にはちょっと遅いかもしれないけど…。
なにも、いっつもちびっ子達の世話と畑で明け暮れる事もないだろうと
明日は文化の日でお休みだし…ちびっ子達の子守りもいるし
村休みというものが廃止されて久しい…兼業農家がほとんどとなってしまったからだろうか。
っていうか、今どき村休みなんて言うといつの時代だって言われそうだが…(;´∀`)
今日はpochiko農園もお休みとした。
本当は一人ででも良いのだけど、夫一人置いてくわけにもいくまいと
行ってみるって聞いたら行ってみっかな~って。
そんなわけで、途中大内宿と塔のへつりのその先まで行くので
きっと混み合うのではないかと、朝食を済ませちょっと一息ついたら出かける事にしたが
天気予報は雨曇りマークが出てて、出がけに雨に降られてしまい
どうしようか…近場で我慢するか…美里町法用寺の菊祭りもきれいだと人伝に聞いてはいたけど
やっぱり観音沼行き案が捨てきれずに、どうにかなるべと小雨決行!!にする事にした。
普段の行いかどうか、家を出て芦ノ牧温泉近くなると
陽が射してきた…幸先いいかも!!
途中のコンビニでコーヒーを買い、それを飲みながら
時間的なものかどうか、大内宿の入口近辺も混む事もなく
塔のへつりを通り過ぎ、車は下郷町を通り過ぎていく。
紅葉は、丁度良かったかも…国道121号線を取り囲むような山々は
赤や黄色に彩られていた。
やがて車は下郷町を抜け養鱒公園・観音沼方面へと左折すること6キロ。
養鱒公園入口を通り過ぎて、すっかり刈り取られてしまい茎だけになった蕎麦畑を眺めながら
色とりどりの景色を網膜に焼き付けるように、ゆっくりと車を走らせる。
なんたって同乗者がいると、好きな所で車を停めて
写真ってわけにもいかないのが辛い(;´∀`)
観音沼への白樺の道
黄色や赤の紅葉が出迎えてくれた。
観音沼の入口駐車場に着くと、すでに何台もの県内外の車。
私たちも車を降りて…ブルル!! 思ったよりも寒い。
これで陽が射してなかったら、厚手のコートでも欲しいくらいだったが
それでも、ゆっくりと観音沼の周りをぐるっと回っている遊歩道を歩き始めた。
観音沼案内板
思ったより多くの人が歩いている。
まあ、ほとんどが私たちのような中高年が多かったけど
それでも中には若々しいカップルなんかもいて
観音沼をバックに寄り添いながら自撮りしている姿が微笑ましかった。
あの向こう側の山の頂には雪が見られた。
そこはかとなく寂しさを感じる…。
時々曇ったり晴れたりと、目まぐるしく変わっていく風景を対岸に眺めながら
ゆっくりと歩いて行く…そんな似たようなカップルと
同世代のグループだとかすれ違いざまに挨拶し合うのも気持ちがいい。
観音沼は約1万7千年前の甲子旭岳の噴火によってできた溶岩が
長い間に侵食されできたものとされ
静かなたたずまいの沼には、いくつかの浮島があって神秘的な雰囲気をたたえて
沼の周囲は約1.2km…たっぷりと静かな沼と周りの風景を堪能して来た。
陽射しが戻ってきた!
のんびりと鴨たち。
紅葉の時期には、気持ち遅かったかなと
天候のせいか、ちょっとくすんだ様な鮮やかさは
荒涼とした晩秋に相応しい風景なのかもしれない…そんな事を感じた。
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