ぽったんこ

サクぼんに妹が産まれてバタバタと、よっちゃん入院の間はご実家ではなく
我が家でばあばじいじとお利口にお留守番していたサクぼん。
平日は保育園へ行って、帰りにかあかの病院へと
特に泣きもせずに、ホント助かってるけど
それだけサクぼんはサクぼんなりに我慢してるって事かなあ。

キラキラと秋空にススキ

小さい後姿が不憫ではあった。

よっちゃんも赤ん坊も…そだ、赤ん坊のHNは「まるこ」にすることにした。
お腹にいる時から、チビとかまるこって呼んでいたし
一番相応しいのではないかと思った。

まるこ…なかなかの強者のようで
サクぼんの時とは勝手が違うらしく
まあ、よっちゃんもまるこも元気なのが何よりだった。

そんな中稲刈りもあって、最初の日と最後の日だけ手伝えたけど
結局、今年の稲刈りは夫一人でやったようなもので
以前のように籾袋を担ぐこともなくなったが
それでも秋の収穫の時は疲れるもので
夕方も早めに切り上げて、サクぼんの世話も手伝ってくれた。

晴れの日が続いて助かった稲刈り

この月曜日は無事によっちゃんもまるこも退院することが出来て
サクぼんは保育園の帰りからあちらでの生活に変わる。

サクぼんがいるとほんとに手がかかるけど
その手がかかる分、可愛さが増して
ご実家が近くだとは言え、月曜日の夜からサクぼんがいないのかと思うと
なんだかため息ばっかりが先に立って
夕ご飯は思いっきり手抜きにした…(^▽^;)

アミアミになってしまったほうずき

そんな前日の日曜日には、午前中に２時間半も昼寝をしたサクぼんは
午後のお昼寝をせずじまいで、休日出勤だった息子が早めに帰って来て
少し早くの夕食にして、早々に寝せる事にしたのだが
いつもより早くに寝たせいか、夜中の二時頃に起きてしまい
オムツを交換して麦茶を飲ませたけど、なかなか寝る様子もなく
グズグズと愚図って、眠いんだか眠くないんだか(^_^;)

鶏を見るサクぼん

朝には出勤しなくちゃならない息子に代わって
ばあばと寝る事にした。

ちょっとむずかってるサクぼんを布団に包んで抱っこして
童謡を歌ってあげたり、ワンワンとウータンのぬいぐるみで遊んでみたり
そうこうしているうちに眠くなってきたのか
横になって私の太ももの間に足を入れて
足元が温かくなってきたのか、そのままスヤスヤと寝入ってくれた。

大好きな納豆のパックを持ってじいじと大人しく待っているサクぼん

 

 

遠い昔　私は父親好きな少女ではなかった。

だから未だかって、中、高生だとか二十歳まで父親とお風呂に入ってたって話を聞くと
信じられない思いでいた。
すでに亡くなってずいぶん経ったけど、父親との思い出ってあんまり記憶がなく
ただ両の足を父親の太ももの間に挟んでもらっていた時の温かさだけは
こういう時にチョイっと顔を…まあ　強いて言えばたった一つの思い出なのかもしれない。

それを幼い私はそれを「ぽったんこ」と言って
よくそうやって父親と眠っていた記憶がある。
一緒にお風呂に入った事さえも覚えていないのに
とう、とう、「ぽったんこ」してって…そんな幼児時代があった。

深夜…というか明け方近く、なんとなく眠れずにそんな事を思い出して
そういえば、長女の時も次女の時も、もちろん長男の時も
一緒に寝ていた時に、その「ぽったんこ」をしてあげたよな…。

実りの稲穂を前に走るゆるキャラ列車

こういう事って理屈じゃなくて脳の奥底にとか
五感が覚えてるのかもしれない。

…いつか、サクぼんが大きくなって
イッチョマエに結婚とかして、自分の子供が出来て
その子供を寝かせる時に、同じように頭のどこかで覚えていて
「ぽったんこ」してあげるのかなあ…。

また一緒に寝る時は、たくさんたくさん「ぽったんこ」してあげようと思った。