あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

最近のポチコ

2009-08-05 23:30:00 | ペット
この間ポチコが家に入って来た時、なんだか顔がすごく汚れてるような
口の辺りと目のまわり…白っぱけて、どこかで寝転んで来たのか
そんな事を思って、よくよく見ると…白く薄汚れて見えたのは
白髪?…そう白髪になっていた。

目は涙目で、すぐに目ヤニが出るのか汚れていて
見つけるとティッシュで拭いてあげるのだが…
体の毛も微妙にバサバサで毛艶がない。






考えてみたら、ポチコが生まれたのは、ばぁちゃんの倒れた年だった。
年々元気がなくなって行くような気がする。
畑で草むしりしている私の傍でいつも寝ている。
最近のこの蒸し暑さに年老いた体には…かなりシンドそうだ。

思うに、元気がなくなるって事は、徐々に元気がなくなるのではなく
ばぁちゃんの場合もそうなのだが、何か体調が悪くなった時に
ガクンと体力の衰えが見えるのではないかと思う。



当時ばぁちゃんが脳梗塞で倒れて、私が病院へ付き添いに通っていた頃に
母親であるミーコから生まれたポチコ他何匹かが
大きくなって、母乳だけでは足りなくなったようで
小雨降る中、庭のあちこちから顔を出し始めて来たのが出会いだった。

ポチコの他の猫は、新聞に出した里親募集で
一匹は中通りの方へ、一匹は市内のとあるお宅へ
もう一匹は…たしか夫の同僚のお宅へと、ポチコだけは珍しい模様だったので
これはうちに置くぞ!って、強い夫の要望で母親と一緒に住める事になった。



あれから、ずいぶんと月日が経って、若かりし頃の悪戯はかなりなものがあったが
今は日がな一日涼しい場所を見つけては、うとうとと眠っているのが日課となっている。
猫は寝子だから、普通の老描だと一日の四分の三くらいは寝てるんだってね。

時にはpochiko農園で草むしりする私の傍の、日蔭でだとか
またはハウス跡の黒いシートの上で、まるで投げ出されたかのように…。



コビが居なくなって、ネズミの楽園と化した穀物貯蔵庫。
寝てばっかいないでネズミを捕れ!って言うけど
仕方ないよねぇ~人間にしたら、猫の年齢の換算表を見れば
68歳だとか82歳だとか、年齢にバラツキがあるものの
何度もの尿道結石の手術に、換算年齢でも高い方かな~と思う。

猫は家に住みつくと言われるのが、よっく分かるpochiko家の建て替えの時。
取り壊されていく旧pochiko家へ、夕方仕事が終わって重機も帰って行ったあと
暗くなって誰もいない…半分瓦礫と化した所へと帰って行く。
あの後ろ姿は…何だか胸が詰まるようだったよ。


ポチコ…どこを見つめているのだろう。

新しい家に、なかなか馴染めなくってさ…。
それでも寒い時期には、ちゃんとお泊まりも出来るようになって
良かったなぁ、ここがポチコの家で住処だから
威張って居座ってても良いんだと…話しかけたけど
分かってないんだろうな(苦笑)

ポチコ…ばぁちゃんの倒れた年に生まれたから
ばぁちゃんとポチコと、どっちも頑張って長生きして欲しいなぁ。


という事で、稲の葉先についた夜露をUP!


ひとつひとつの露の粒に命が宿っているようだよ…。



コメント (30)
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