写真は順光で撮らなきゃ!って言われているが
記念撮影ならば順光じゃないと、顔まっ黒だし見た目もよくないけど
それでも逆光写真が好きな私。
ヒメとの散歩道で、夕日に当たったネコジャラシの優しい感じが好き。
こんな夕日の景色を見ていると、暑かった一日に別れを告げ
静かに夜のしじまへと時が流れるのを感じる。
朝の散歩で草花に鼻を突っ込んでは匂いを嗅いだり
草を噛んでみたりと、なんとなくほのぼのとした
暖かさを感じる光…。
夕暮れにススキって秋の定番だよね。
こんな風景を見ると、なぜか家路を急ぎたくなる。
なんとなく寂しい気がして、遠くにポツリポツリと家の灯りが灯り始める頃。
秋も深まり、たまに地面に落ちてこと切れているトンボを見かける。
一年のうちの、ホンの短い期間を縦横無尽に飛び回り
次の命を繋いだら、あとは落ちて行くだけなのだろうか。
だとしたら、何だか悲しい様な気もするけど
黒く陰になった姿の背中部分が微かに輝いているのは
トンボの命の輝きの様なものかもしれない。
一生懸命に生きて、そして枯れてしまったけど
その命を受け継ぐ種は、野鳥たちの餌になり命を長らえる。
そして嘴からこぼれた種は、また来年太陽の日差しを浴びて
力強く咲き誇るはずのヒマワリの花。
今日も一日しっかりと頑張って来た。
刈り取られて空っぽになってしまった田んぼには
コロコロと藁のロールが秋の陽射しを浴びて
今年は豊作だったのかな~ 春に始まり秋に終わる米粒の一生。
そして田んぼは、これから長い眠りに入る。
このところ、雀の群れが増えてきた様な気がする。
あちこちの田んぼは刈り取りも終り
雀たちの食事は道端に蔓延る雑草の種なのかしら。
早く柿が熟せばいいのに…一塊になって夕日を浴びる。
生きてくって事は辛い事の方が多いけど
それでも、その中にホンのちょっぴりでも良い事があったら幸せ!
それがこの夕焼けかな~~
誰を待つのかマツヨイクサ。
ほんのり黄色に露の滴を付けて、朝日に照らされて
ちょっとはにかんだ様にサワサワと揺れる。
そんな君が好きさ…。