9月3日に愛知県の製鉄所で爆発が起こった。その報道の中で「コークスという燃料が・・」という表現があった。コークスのことを「・・・という」と表現されているのを聞いて、今では一般的に馴染みがないものになっているのかと自分は驚いたのである。昔、小学校の頃は石炭ストーブを使用していた。その後、燃料はコークスにかわってきた記憶がある。当時小学生であれば実物のコークスを知っているはずであるが、このような表現がなされるとは隔世の感がある。コークスは小さな孔がブツブツとあいた大きさ4~5cm位の不整形で灰色の物体である。どうやら石炭から精製されたものらしかったが詳細はしらなかった。ただやたら火力があったような記憶がある。当時、小学校にはストーブ当番というものがあって、朝、校庭で皆が朝礼している間にストーブに火を入れて教室を暖めておくのが仕事であった。寒い朝、校庭での朝礼に出なくてよいというのは一種の特権意識を持てた。しかし上手くストーブに火が入らなかったら皆から非難ごうごうで責任は重かった。<o:p></o:p>