吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

コークス その2

2014年10月07日 05時33分28秒 | インポート

 ストーブ当番は、最初は持ち回りの当番制だったような記憶がある。しかし中には、上手にコークスを熾すことができない生徒もいた。その生徒が当番の時には、朝礼が終わって帰ってきても教室は冷え冷えしていたのである。そして授業が始まる時間になってもストーブが焚けないままであり、苦虫を噛みつぶした表情の担任が手伝っていたのを覚えている。以後、ストーブ当番は、手挙げ立候補制となった。教師も本来であれば、特定生徒数人にこの当番が集中するのはたぶん好ましくはないと考えていたのかもしれない。しかし背に腹は代えられない。下手な生徒が当番になったら、結局授業開始が遅れるのである。男子生徒では「自分は火熾しが得意」と思っている者は何人もいた。火熾しはキャンプでも重要な仕事である。何かこの当番に選出されることは小学生にとっては自分の技術が認められたようで嬉しかった。<o:p></o:p>