津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

青柳のはなし

2008-05-22 17:15:40 | 書籍・読書
 細川幽齋から遡る事八代、頼有という人がある。その弟・頼之の五代の孫が政元である。吉兆家の全盛時代を作り上げたとされるが、奇行の人でありその死は殺害されたものだという。

 小泉八雲の小説に「青柳のはなし」がある。
 (残念ながら青空文庫ではまだ読むことが出来ない・・)

「畠山義統に仕える若侍は密命を帯びて細川政元の許へ遣わされる。途中の山里で年老いた両親と暮らす娘と知り合い、政元の配慮を得て妻とする。幸せな生活が続くがある時妻は突然倒れる。柳の化身であった妻は、里の山の柳が切られた為に生きる事が出来なくなったのだ。僧となって山里を訪ねそこで目にしたものは、むざんにも切り倒された三本の柳の切り株だった。」

 詳細はお読みいただくことにするが、ここでの政元はなかなかの役回りで登場する。
こんな形で、政元という人物を理解するのもいいではないか。そしてなんだか考えさせられる話である。これは怪談じゃーないぞ。

 
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熊本赤十字病院の迷惑

2008-05-22 12:11:41 | 熊本
 我が家の上空によくヘリコプターが飛来する。救急患者を搬送して熊本赤十字病院へ飛ぶのだ。1キロほどの距離にある同病院が、昨晩は大変な事件に巻き込まれている。農薬自殺を図った患者が嘔吐し、その吐しゃ物が有害ガスを発生させ、50数名が被害を受けたというのである。最近はヘリコプターの音は耳にしない。救急車による搬送だろうが、途中揺られたりしただろうに、病院に着いてからの救急治療室での出来事だというから、これは椿事である。硫化水素自殺が問題になって、事件に巻き込まれる被害が報道されるが、今回のこの事故は思いもかけぬことであったろう。世の中不思議なことが起るものではある。
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横井小楠つづき

2008-05-22 11:12:19 | 徒然
 松岡正剛に負けず劣らずの評論で楽しませて頂いているのが、ブログ「細川藩MUDA智蔵」だ。
            blogs.yahoo.co.jp/aun1949fuu
 当方サイトにも、「御家草創 松井佐渡守康之、長岡佐渡守興之」「松井家御給人先祖附の人々」を提供して頂いている。

 神風連のご子孫の方々と奇しきご縁があって勉強を始めた。このブログに、『神風連「覚」Ⅰ-「血史」から-』が登場したのは、今年の1月8日の事である。そしてこれは延々今日まで続いている。リストで確認すると75回に及んでいる。凡そ二日に一回というペースに驚かされる。4月1日から『神風連「覚」-別掲・横井小楠』となり、36回に及んだ。驚くべき読書量と執筆のスピードである。そして読書の有り様や、歴史の真実を知る楽しさを知らされるのである。その他細川藩以外にも「源氏物語」その他を俎上に、楽しい解説をされている。私と同様の感想をお持ちになる事請け合いである。ご一見いただきたい。

 私の突然の「横井小楠」の勉強は、小楠のお祖母さんにかかわる情報を得てのことが発端だが、動機はともあれ本格的勉強になってきた。

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