津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

暑気払い

2008-07-07 19:17:17 | 熊本
 梅雨が明けたと思ったら・・35、1度とは勘弁してもらいたいものだ。何事も準備というものが必要で、いきなりなので体が受け付けない。クーラーの中にいると疲れるから、出たり入ったりで汗びっしょりである。観葉植物もぐったり、夕方たっぷりの水をまいてやる。日が落ちかかって少し風が涼しくなったようだ。雲が出てきて、牽牛織女のランデブーも見えないかもしれない。

 歳時記を読むと「暑気払い」とは「暑さに負けないようにすること。またそのために酒や薬を飲むことをいう」とある。昔は甘酒を飲んで「暑気払い」としたためらしい。「甘酒」が夏の季語である所以である。
     火の国をもて火の酒の暑気払い (杉良介)
という句があるが、「火の酒」とは球磨焼酎でも差すのだろうか。この暑さを払ってくれるならば、何杯でも頂戴したいと思う。いやはやの熱さである。
     火の国の麦焼酎に酔いたるよ (大橋敦子)
 

 
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細川氏動向--兼見卿記から(6)

2008-07-07 17:05:20 | 歴史
 天正八年(1580)
■二月五日:長岡兵部大輔来、百疋持来、逍遥院(三條西實隆)真筆古今指箱首尾之由見之、外題詁訓書之、毛詩ニ如此、古今集以毛詩編之由、清宮内卿枝賢諷諫之由、長兵相談了
■四月三日:長兵来、今日勝龍寺へ皈城也、予出京之間、路次同道了
■八月四日:飯川治部入道(秋共)書状到来云、今度丹後國長岡兵部大輔ニ被仰付也、然間最前令下向、鐙借用之事別而頼入之由被申之間、先度自一之齋到来之鐙持遣了
■八月六日:長兵へ以書状遣兵庫助、今度丹州之儀珍重之由訖、大慶之由返事
■九月五日:(略)自長兵使者、鮭二、到来、去二日下向安土、丹後へ令下國悉申付、為御礼上洛之由申来了、明後日上洛、可来之由申了
■九月六日:(略)長兵自安土上洛之次来、
■九月八日:(略)出京向長兵旅宿、於小笠原(貞慶)對面、暫相談了、勝龍寺江皈城了
 天正九年(1581)
■正月十六日:(略)入夜長岡與一郎(忠興)自安土上洛、使者来云(以下略)
■二月七日:早々長岡兵部大輔(藤孝)来、及晩出京
■二月廿三日:自長兵書状到来、後刻惟任日向守・蜂屋(頼隆)・宮内卿法印、各於當所春日馬場可令乗馬之由申来、請私宅、不取合興行可然之由申来云、相心得之由返事、次各来、蜂屋不来、惟日・宮法・長兵召供之者二百余在之、乗馬已後各来、羞夕飡、次皈京
■六月二日:自丹後一之齋・松井(康之)・米田両三人以加判折帋到来、長岡與一郎俄病気也、盛方院(吉田浄勝)下向之事申上也、人足之事可申付之由云、即盛方へ遣使者、下向之儀相尋之処、明日下國治定也、人足不入之由申之間、其通両三人之方へ返事訖
■七月十二日:長岡兵部大輔自安土上洛之次来、羞夕飡、供者廿人余、各認之儀申付之、及暮出京、今度長兵金子一枚直給、予雖念斟酌、直談之間不及是非也、去年侍従出頭砌、合力之義丹後へ申遣、其砌不相調、今度持来也、今夜在京之間為礼罷向、面会了
■七月十三日:(略)及晩長兵為見廻出京、沼田勘解由左衛門尉所ニ逗留也、罷向、三入・宗節・一音在之
■九月二日:(略)長岡兵部大輔上洛、即罷向、柿一折持遣之、明日下向安土之由被申也
■九月五日:藤孝自安土上洛之次来、今度丹後國験地之分悉被仰付之由雑談、殊更機嫌也、羞夕飡、切茶壷之口羞長兵、次出京
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小説の内容を検証する

2008-07-07 14:33:42 | 書籍・読書
 佐藤雅美氏の「細川玄旨」を読みながらいたずら心が湧いた。勿論小説であるから、創作によるところもあろうけれども、時、場所、人物などの動きを検証してみようと考えたのだ。処がはじめてみると、これが中々に大変である事に気づいた。綿孝輯録や兼見卿記その他の書物を脇において、一々チエックしながら本を読むという作業は、並みのことではない。裏返して考えると、時代小説家が一冊の著作を上梓される、ご苦労の過程を思い知らされるのである。データーの収集など、手伝われる方が居られるのだろうか。編集者の中に、チェックマンが居られるのかもしれない。

 いらぬことを始めたものだが、ギブアップする訳にも参らぬ。さて読了となったときは、幽齋専門家になっているかもしれない。付箋を貼りまくった本は異様に膨らんで、チェック項目の回答を待っている。
・・・・ご苦労さん・・・・
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