津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■「北村甚太郎覚書」釈文--7・8

2014-09-09 08:37:15 | 史料

                        7                              

                          数大勢責懸ヶ鉄炮打申候城中より大橋の向まて出向ひ侍数三

                          十人斗尓て防互尓鉄炮厳敷打合申候志ばらくさらゑ申候

                          處尓味方能侍の中坂井半助と云もの申たるハ何と防申とも

                          敵大勢味かたハわつか小勢也多勢尓無勢難叶皆々引

                          取りて大橋の板をはづし可申由申候尤可然と皆々一同尓寄

                          合候て橋の板重々として打破候へ共とも俄の儀道具ハ無之

                          破兼申候越阿たりの石ばしらなと取寄散々尓打破り大方

                          爰かしこ板をはずし馬ハ渡り不申程尓仕候其橋長サ廿間余

                          有之其内敵もはや橋のむかひまて責来り橋向尓町屋

                          則其家の中尓敵とも入込戸口窓より鉄炮打申候此方尓

                          は川端尓船とも引上て有り又左の方尓ハ高サ四尺斗りの
                                               合
                          石垣有夫越たて尓して鉄炮稠敷打申候我等登半助とハ
 

                        7
                          石垣の上より替る替る尓打申候薬を替々打申内尓互ニ

                          見へたり見志りたるかと申敵数多打倒し申所尓半助

                          甲の眞中尓敵の鉄炮中り即時尓討死仕候半助首を敵尓
                                                       ズ井
                          とらせしと死骸を番屋へ投入申候残るものとも随分防申
                                     候由 
                          所尓半助討死仕候通 幽斎様被聞召付為御使千家七
                                                      味方ニ
                          蔵藤木伊右衛門を以被仰下候は敵大勢なりミかた能き
                                    れ
                          もの一人も討るヽハいかほとのよわりそや急ぎ町中へ
                                                 火を
                          火をかけ引取候へと御意尓付方々尓かけおび多だしく

                          焼立申候ゆへ敵も味かたも相引尓仕候廿三日の朝より
                            ィ                           
                          明る まて焼申候 残りたるハ又人越いたし焼き申し候事

                        一、同廿四日互尓敵味方鉄炮打合申候處尓日暮時分尓東西

                          南北の敵貝を吹立一度尓殊々敷鉄炮打懸候へとも城中へ  

                          はたのみまいら須手負たるものもなく候勿論城中よりも

                          鉄炮きひしく打申候事

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■いざよい

2014-09-09 06:44:08 | 徒然

 日照不足が言われているのは熊本も同様だが、ここ数日は天気も良く真夏日がやってきそうで、残暑?気分を味あわせてくれるようだ。
今朝ほどは随分涼しくて、30分散歩も随分楽になってきた。昨日は白露、道端の草木もしっとりした感じが伺える。
蝉しぐれに替って、虫の声となりまさしく秋の気配・・・・昨日などは遠くからお祭りの稽古の太鼓の音が風邪に乗って聞こえてきた。
いよいよ「随兵寒合」の季節となったが、例年だと運動会などが行われる十月くらいまでは結構暑い日が在るのだが、今年は如何なものか。          

今日は十六日の月、また美しいお月様が見れそうである。

                          隠し事 ありていざよいまぶしかり   津々 (数年前の駄句です・・・・・)

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