飛蚊症で読書をしていても目の前がうるさくてしようがないのだが、PCよりもよかろうとせっせと読書にいそしんでいる。
「幕末明治・女百話」は昭和46年3月が初版の本である。幕末明治期の有様を100人の女性に聞き取りを行った貴重な成果である。
大名・旗本・侍・町人又明治の元勲と言われた人などを近くから見届けた人たちの話しであり、それぞれの人達が急激な時代の変化に翻弄されていくありさまが、大変面白くも有りまた気の毒でもあり同情に値する。
「財産の金銀の隠し場所を考えた挙句、丸髷に結いこんで寝たが、翌日あまりの重さに起き上がれなかった」等という、落語に出てくるような話には、思わず声を出して笑いそうになった。聞き取りの作業をされた方に脱帽・・・・・
「慶長大名物語」は、日出藩主・木下延俊の慶長十八年の日次記だが、これは必要に迫られて読んでいるが今日で三日目、そろそろ読了としたい。
原本である 木下延俊慶長日記―慶長十八年日次記 も読みたいところだがこちらは後日・・・・
来週は週末の20日が史談会の例会、「阿部茶事談」をとりあげて最終回と成るため、机のわきに積み上げた五冊の本を読みこまなければならない。