津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■陽気に誘われて

2019-03-24 17:56:03 | 徒然

        

              
                                              小峰山調練高覧之図
 今日はお天気も良く出かけたくなるような陽気、昼食後自転車で図書館行と相成った。
往復3時間の内、2時間少々を図書館で過ごし種々資料のコピーと、貴重な資料の写真撮影をする。
写真は我が家の近所で行われた「小峰山調練高覧之図」、家老・有吉家の調練の模様を藩主がご覧になるというのでその場所の設えが記されている。
後は「御城御居間之図」2点と、「於御城表御礼之為受図」1点を22コマのデジタル撮影である。
それぞれ貴重な資料であるが、特に最後の「御礼之図」は本丸御殿に於ける有様が詳細に知られる。
あの素晴らしい装飾で飾られた「昭君之間」がどのように使われたのかなどが良くわかる。

                                                           於御城表御礼之為受図

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■永源師檀紀年録という本

2019-03-24 06:41:22 | 書籍・読書

 細川家家記としては刊本「綿考輯録」が発刊されて以降、研究者や好学の士にとっては、細川氏研究のみならず広く中世・近世史の研究にとって不可欠の存在となっている。また膨大な史料は東大史料編纂所の元で、「大日本近世史料・細川家史料」として刊本・24巻が刊行されている。
又、豊前国入国後の一部資料は、「福岡県史・細川小倉藩」として三巻が発行されているし、近年においては、熊本大学・永青文庫研究センターが研究の成果として「細川家文書」シリーズが随時刊行されている。
これらのボリュームは、今後ますます増加していくものと思われるが、図書館等で気楽に拝見出来、まことに嬉しい状況となっている。

一つ、熊本県立図書館に蔵本が見受けられない貴重な資料として「永源師檀紀年録」があるのだが、これは最近「日本の古本屋」を気を付けていてもなかなか見受けられず世の中に流通していない。
細川家の「青文庫」の命名のもとになった、細川家にゆかりの深い源庵(臨済宗大本山建仁寺派塔頭)に残された貴重な記録であり、永源庵の師檀と細川家の頼有以来の歴史とが詳しく書かれている。
「綿考輯録」では見受けられない記述も有り、貴重な刊本である。
私は十数年前にこの刊本の存在を知り、手に入れた。私が師匠と仰ぐT先生もお持ちではないことを知り献本した。
すぐ後を求めようとしたが、その後随分長い間手に入れることが出来なかったが、念願かなって今はわが蔵書と成り本棚に鎮座している。
発刊当時の値段の四倍ほどの値段だったことを思い出している。

中々読む機会に恵まれないこの本の内容を一部(巻四の約50ページ)をご紹介しようと思い準備をしている。
こうご期待・・・

コメント (1)
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