津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■攘夷応接録

2019-12-16 18:08:46 | 書籍・読書

                                                                

 こういった類の本はほとんどが「現代語訳」で書かれているが、この本には「原文」も併せて掲載されている。
古文に親しんでいると、行間からにじみ出る微妙さや豊かさが、現代文に訳されるとこれらが失われて味気ない気がする。
交渉慣れしていない日本の役人が、初めて見る威丈夫な外人を相手に、どのように対応したのかは興味ある処であった。
なかなかしたたかな交渉が行われていて、驚かされる。まだすべてを精読したわけではないが、今年の「私の読書大賞」の上位にランクしている。

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内容説明

「黒船来航」に対して、幕府は本当に弱腰だったのか?日米開国交渉に関する最重要史料でありながら、一般にはほとんど知られていない日本側の議事録が初の
現代語訳に!明治維新以後150年の「常識」を覆す!『墨夷応接録』原文・「日米和親条約」「下田追加条約」・解説も収録。

目次

『墨夷応接録』現代語訳(墨夷応接録 初篇(日米和親条約篇)
墨夷応接録 二篇(下田追加条約篇))
『墨夷応接録』原文
附録(日米和親条約・下田追加条約現代語訳;日米和親条約・下田追加条約原文)
解説(森田健司)

著者等紹介

森田健司[モリタケンジ]
1974年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。
現在、大阪学院大学経済学部教授。専門は江戸時代の社会思想史

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■警察に・・・

2019-12-16 14:46:45 | 徒然

                                                                   

 あとひと月ほどで又誕生日を迎える。それから一ヶ月で運転免許の更新の期限である。一昨日又その旨の連絡のハガキが来た。
更新の前には、自動車講習所にでかけ「高齢者講習」なるものをうけて置かなければならない。
これが結構混みあっているらしい。まだまだ未練がましく運転を続けたいという高齢者が多いことが伺える。実はまだ受講していない。
数年前車を処分した頃、車に乗るのは月一とか、多くても週一位だった。それ以降半ばあきらめの心境で、返納しようと考えていたのだが、「原動機付自転車」の免許だけは残しておこうかとか、いろいろ考えが頭をよぎる。
最近図書館に出かけての帰りの坂道が、自転車で帰るのには苦労している。
50CCのバイクを買おうか、アシスト自転車を買おうか?買っても乗る機会はそうそうないな~等いろいろ悩みは尽きない。

今週中には、散歩がてら警察に出かけて相談をして、気持ちに決着をつけようと思っている。

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■細川小倉藩(102)寛永元年・万日帳(十月朔日・二日・三日)

2019-12-16 08:31:38 | 細川小倉藩

                        (寛永元年十月)朔日・二日・三日

         |              
              朔日 両人詰 曇
         | (松井興長)
         |一、式ア殿ゟ御使、江戸へ御飛脚何比被遣候哉と御申候、御用次第二指上せ可申と存、御鉄炮衆二人
         |  申付置候、急に御用候ハヽ、只今二も可被指上せ候、無左候ハヽ、今ゟ被成御待候へ、其内ニ御
         |                  (山本)
         |  用も重り可申との返事被申候、使ハ源太夫、                     (河田)
松山牧ニ囲ヲ設ク |一、松山ノかこい無之所ゟ、牧馬出候て、作をくい申候間、かこい被仰付可被下候由申来候、則八右
寒田牧山モ同然  |     (林)  
         |  衛門・弥五右衛門ニ被申付候、さわ田馬城も右同前ノ事、

         |                     
忠利ヨリ三斎へ見 |一、三斎様為御見廻、乃美新四郎被指下候、夜ノ五つ時分ニ下着、則明朝中津へ参之由候、御奉行衆
舞ノ使者     |  へ 御書参候、九月十一日ニ江戸を罷出候由候事、
         |     (九右衛門)(波賀弥左衛門)
         |一、御奉行衆も坂崎波加手前つきかへノ帳よミ合被遣候事、
         |

         |              
              二日 両人詰 晴天
         |    (長元)
         |一、小笠原民ア殿中津へ御見廻ニ被参、昨夕被罷帰候、然ハ、中津御奉行衆被申候御用之儀、書状に
三斎上洛ニ鉄炮足 |  て民ア殿ゟ御奉行衆へ申来候、 三斎様被成御上洛候ヘハ、御鉄炮衆百人、御加子御やとひ被成
軽水夫ノ用意   |  候、今迄ハ何とも 御諚無之候、得 御意候儀ハ万事御法度にて候間、不罷成候、いつれニ御や
         |                               (八右衛門)
         |  とひ可被成候間、内々其用意候へとの儀ニ候、則御鉄炮衆ノ儀ハ河田ニ被申付候、御加子ノ儀ハ
         |  糸川長左衛門ニ被申付候事
         |                 だい=メスの鷹
弟鷹鳥屋ヲ出セバ |一、右両人ゟ小篠七左衛門言伝之由、弟鷹鳥屋ゟいて候ヘハ、中津へ早々連させ候而、御上ケ候へと
中津へ持タシメム |        (河井)  
         |  の儀ニ候、則権丞ニ被申渡候ヘハ、中々今ほとハ鳥屋ゟいて申間敷之由候事
         |一、式ア殿ゟ源太夫使ニ参候、江戸ゟ、乃美新四郎中津へ御見廻ニ被指下候ニ、 御書被下候を、御
         |  奉行衆へ見せニ御越候、然ハ、 三斎様御本復之通を言上可仕候間、内々被仰付候御鉄炮衆、明
         |                (浅山)  (横山重嘉)
         |  日ニも可被指上せ哉の儀ニ候、清右衛門・助進罷上候ハヽ、其通可申聞候、明日ニも御注進被成
         |      (西郡清忠)
茶碗ヲ江戸へ上グ |  可然之由刑ア返事被申候、御茶碗も此便ニ家せ可申候間、右両人慥成者共ニ候哉と御尋候、相究
         |  候而、自是御左右可申之由、返事ニ候事
         | (田川郡)                                             (曽根村、規矩郡)
岩石ノ松茸奉行塩 |一、岩石之松茸奉行矢田部次介所ゟ、樽塩取二人を指越候、則樽二被遣候、仕御ハ曽祢ゟ直ニ遣候間、
ヲ求ム  塩奉行 |  其通塩奉行へ可申遣之由、栗伝介ニ彼申合、使被指返候事
         |

         |              
              三日 両人詰 朝曇
         |          夜前
中津人返ノ帳   |一、中津ゟ人戻之御帳参、何もへ被申渡候事
         |     (浜脇村ヵ、速見郡)
筑前へ行ク者人留 |一、ふん後はまおきノ助右衛門と申者の子、筑前ニおや子御座候ニ付、参候由申候て、人留ニ而とら
ニテ捕ハル    |    (規矩郡)                        を
         |  へ、御郡代上田忠左衛門へ渡、則召連、登城被申候、式ア殿へ召連被参候へとの儀ニ候、式ア殿
         |    (徳川秀忠)
         |  ゟハ上殿御蔵納ノ者ニ而候間、豊後急被遣、宇野七右衛門方ニせんさく被仕候由、御奉行衆ゟ御
         |   被                                  被
         |  申遣候へとの事ニ候へとも、此方ニ籠者被仕せ、豊後へ申遣候事、
         |
         

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■「阿部茶事談」(06)釈文

2019-12-16 07:02:26 | 細川家譜

06     預りけるが宅地を添へ給ひ又御鷹の雲雀
      其外折尓ふれたり賜物品々也とかや 同十八
      年三月忠利公御参勤ノ時節たりと云共
      病悩の天尓掛りて江府参勤難成其
      趣執政尓告給ふ 即達 台聴三月
      廿日鈞命ニ依て針醫を以療治同廿三日
      上使又左衛門近祐を遣て其疾を問給ふ
      諸執政奉旨寄書告て曰
        所労之由亦願之趣達 上聞候処無御心
        元被思召上候 依之以策之儀自京都其
        元江被差越候油断養生肝要ニ候旨            =無
        上意候 猶頓後音之時候 恐々謹言
                    阿部對馬守
          三月廿日      同 豊後守
                    松平伊豆守
            細川越中守殿

        所労之儀達 尊聞候処御心許被
        思召候 上使曽我又左衛門被仰含候 恐々
        謹言
                    阿部對馬守
          三月廿三日     同 豊後守
                    松平伊豆守
            細川越中守殿          

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