津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■只今、曝書中

2019-12-09 13:02:46 | 徒然

 地震後の仮の住まいのつもりが、どうやら終の棲家になりそうな状況にある。とても引越しをする元気がない。
しかしながら、なにせ収納が少ないからAPだから、勢い洋タンスの上などは、段ボールが幾つか乗っている。

使わなくなったフイルムカメラ数点や8㎜カメラなどが一つ、PCにインストールしたソフトの空箱や取説、現役時代の設計図書のフロッピーディスク等々の箱である。
それにもう一つはコピー類、「有禄士族基本帳」「譜代名付家来」「陽春集(齊護公遺草)」とF様から頂戴した「甲佐町・小山田次郎兵衛家資料」、別に「細川家譜」のコピーが入ったスチール缶が一緒に入った段ボールの箱が乗っている。
今日は天気が良いのでこれを下ろして曝書している。

「有禄士族基本帳」「譜代名付家来」、こちらは7~800枚、県立図書館で何回にも分けてコピーしたものだが、当時はコピー一枚が20円の時代だから、随分投資したものだと呆れてしまう。
今ならデジカメででも撮影するところだが(これも相当な労力を要する)
以前図書館に出かけた折、「有禄士族基本帳」については、司書の方から内容に抜けがあると指摘を受けたことが有り、再度照らし合わせをせねばなるまいと思っている。
「有禄士族基本帳」と「譜代名付家来」は、ごみ処理の運命である。
もう一つの「細川家譜」はA4 のコピーが1,200~1,300枚ほどもあるが、こちらは、捨てるわけにはいかない。
藤孝公から護久公まで14代にわたるもので、相当部分はすでにご紹介しているが、手がつかずにある部分をご紹介し終わるまでは、まだ廃棄とは参らぬがその後の運命はまだ未定である。



コメント (1)
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■細川小倉藩(95)寛永元年・万日帳(九月十ニ・三日)

2019-12-09 08:23:02 | 細川小倉藩

                        (寛永元年九月)十ニ・十三日

         |                                      
         |     十二日 両人詰 晴天
         |
         |一、宮部権三郎・岡本源次ニ豊岡手前之請帳を被書候へと、被申付候事
卵漆喰作製用ニ干 |一、河辺甚五郎玉子しつくい仕候ニ、つきうす入申候間、被仰付可被下之由申候、ほしいゝノうすや
飯ノ臼ヲ用ウ   |  かて明候間、それにて可仕候由、被申渡候事
作事惣奉行羅漢ノ |一、林弥五右衛門らかんノ御作事見ニ参、昨日罷帰之由候て、登城被仕候事
作事見分     |
船頭扶持高    |一、御舟頭清兵衛登城ニ而、一昨日下村弥左衛門と申御舟頭病死仕候、御切米十石ニ三人扶持取申候
         |  事
町職人方代付奉行 |一、和田伝兵衛・福田吉介登城、かわ屋二郎右衛門仕御仕事、上中下ノかわ屋共ニ申付候処ニ、下ノ
ノ無念      |        (わ脱)
         |  かわ屋ニ上ノか屋なミノ御仕事申付候所ニ、 代銀四匁ノ取すこし御座候を無念仕候通、 白状仕
         |             (ママ)
         |  候、則書物仕、伝兵衛・吉助両人へ渡申候、其書物様子ノ通、御奉行衆へ被申候ヘハ、各ゟ御吟
         |  味被成候ハヽ、如何ニ而候へ共、主ゟ白状仕上ニ而候間、加利足御取候由、被申渡候事、
安国寺出府ニ道中 |一、安国寺登城ニ而、江戸へ参候いとまこひ申候由ニ候、舟中・道中ニ而賄之儀被仰付可被下之由、
等ノ賄ヲ願ウ   |  被申候事
苅田牧山芝切ノ禁 |一、御山奉行須崎久左衛門・原田安右衛門登城、かん田松山柴切り申候由申候、如何仕候哉、牧御馬
         |  居申候事ニ候間、御留可有由、被申渡候事、
         |                         (氏家元高)
氏家元高借米銀ノ |一、根尾左兵衛所ゟ、孫右衛門使を差上ケ、書物御座候、源六殿米銀共ニ、 御意を以借付被遣候、
算用       |                             (田中氏久)(野田幸長)
         |  米之分ハ知行所にて取立候、銀子之分ハ 御諚にてハ無之と、猪兵衛・小左衛門心得にて取立不
三斎ヨリノ米銀  |  申候、然共、 三斎様ゟ、御帳のり候而被進候米銀にて御座候条、可然様ニ被仰付被下候へ、無
         |  左候ハヽ、江戸へ被得 御意候て被下候へ、中津にて、毎年源六手前諸算用を被聞召候間、如此
         |  候との書物上ケ申候、心得申候、吟味候て、自是返事可申と候て、孫右衛門被返候、左候て、猪
         |  兵衛書物之通必定ニ候ヘハ、米銀ともニ取立被遣候てハ不叶儀候と、各被申候事、
         |                  (田辺)
あゆ玉ノ試吹   |一、あゆ玉ノためし吹ノ玉出来候由にて、作介・長崎九左衛門持参候事
         |

         |                                      
         |     十三日 両人詰 
         |
水夫不足     |一、御舟頭清兵衛登城ニ而、今日御舟共乗くミ申候御加子無御座候、そねノ御普請ニ参候御加子共
         |  呼ニ可遣之由、被申候事
         |(追記)
         |一、六月二日ニ小倉出舟ノ舟也、江戸ヲ八月八日出舟、あわニ九日とうりう)
江戸御船ノ航程  |一、江戸へ大廻りノ御舟、夜前もとり申候由申候事、大橋はしらつゝみ申まきノ木、江戸ニ而、
大橋ノ橋材阿波国 |   わ  
ニ求ム      |  阿のかミ殿へ御約束被成候ヘハ、則御国あわへあなた御奉行衆申遣候状、御舟頭請取、あわゑ
         | (蜂須賀忠英)忠利相聟(夫人が共に小笠原氏)
         |  参候、御留守居衆へ申候ハ、山奉行へ被申付候処ニ、材木大形可有之候間、大坂御蔵元まて
         |  注進被仰候ハヽ、蔵元より国元へ可申下候間、則舟を可遣之由候、かたくはすをとり参申候
         |  事
彦山政所坊ノ飛脚 |一、坂本二兵衛登城、彦山まん所ほう江戸へ飛脚進上申候間、今度之御供廻りニ御上候衆ノ舟ニ、
         |                      (西郡清忠)
         |  おのせ候て可被下候之由被申候、則清兵衛ニ形ア被申渡候事
         |
京都中津郡奉行ノ |一、佐方少左衛門登城、かん田御牧馬之儀ニ付、牧五郎・津崎善左衛門・雨窪次郎兵衛所ゟ、如此申
報告       |  越候とて、書物持参候、牧馬之内、くり毛之内御馬先日いね之中へ、ふか田故、あかり申候事不
         |                     〃〃
         |  成候を、彼地ニ罷居候牢人・百性引上ヶ候て、ゆあらいなと仕、かん田ゟ伯楽をよひ候て養生仕
         |  候、殊外やせ申候間、かん田引寄候て養生仕、又牧へ入候ヘハ、又いね之中へはい申候、殊外御
         |  馬やせ申候間、小倉へ御引寄候て、御養生被成可然之由候事、田畠之廻りかこひ無之故、作り物
         |  を馬ともたべ候て、御百性共殊外迷惑かり申之由候事、 〃
         |               (田中氏久)(加藤)
規矩郡奉行未進米 |一、上田忠左衛門・池上加兵衛ヲ、猪兵衛・新兵衛同道ニて、到津之善兵衛・孫三郎手前当御年貢大
ノ処置ニ書物ヲ上 |  分滞可申之由、書物を上ヶ申候、彼両人ハ各別之儀ニ候間、未進之分郡中へならし候へと被申渡
グ 郡中へ平均ス |  候、又売地之分を篠崎上り畠並ニ取立候儀も、右両人之分さしのそき候へと、被申渡候事
         |
氏家元高借銀   |一、氏江源六去年之貸付銀、去冬ノ御せんさくノ時、わき貸ニ小左衛門申上候故、取立不仕候、然
脇貸       |  ハ、昨日根尾左兵衛所ゟ、先御代之様子、又 三斎様ゟ元和七年ニ参候御目録之様子申上候ニ
         |  付、各細見被仕候ヘハ、取立被遣候ハて不叶御かた書ニ而候条、当年取立可被申通、小左衛門・
         |          (仁保慰英)  
         |  猪兵衛、御奉行衆、太兵衛吟味之上にて相究候事
病人扶持ヲ放サル |一、井上五左衛門病人ニて、御用ニ不立候故、御扶持被放候通、其身罷上候事不成候ニ付、庄村五左
         |  衛門ニ右之通被申渡候事                 ( ママ )
老足       |一、早藤現右衛門老足と申病者ニ罷成候間、御用等候ハヽ、むこノ    被仰付可被下候由、生源
         |  寺市兵衛申上候而、同道仕、登城候て、御奉行衆ニ引合申候事
         |

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■原文に触れる「阿部茶事談」(3)

2019-12-09 06:55:47 | 史料

                                           

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