一か月以上0が続いていた熊本のコロナ感染者数、5日が4人、6日が24人、7日が31人と広がりを見せています。
地方ながらもちゃんと半数位はオミクロン株が広がっています。
首都圏や沖縄の広がり方は尋常ではない感じがしますし、三県には蔓延防止措置が発出されるなど第6波が到来したようです。
そんな中ですが、今日は前売り券を購入した映画「われ弱ければ‐矢嶋楫子伝」を鑑賞に出かけました。
多くの人がお出でになるだろうと、少々おっかない気もしながら、万全の態勢で臨みました。
なにしろ、郷土が生んだ賢夫人の矢嶋楫子が主人公のお話で、全国のトップを切ってのご当地上映ですから、これは見逃すわけには参りません。
会場に入りましたら長蛇の列、主催者も驚かれたらしく臨時の席も30~40席設けられるという有様で、開演も少々遅れました。
私はちょうど中央の前から5~6列目の席を陣取りました。お目当ては主演の常盤貴子さんのご挨拶です。
さすがに女優さん真っ赤なワンピースでお出まし、周りの女性たちが大歓声です。
映画もなかなかのものでした。三浦綾子さんの原作に大変に忠実に構成されていました。
原作を読まれた方がどのくらいいらっしゃったかわかりませんが、読んでおいてよかったな~と実感しました。
そしてそれぞれの出演者の選択と好演が見事としかないと、92歳の山田火砂子監督の眼力に敬意を表したいと思いました。
渡辺いつけいさんや星田英利さん(ほっしゃん)の場面は違えどの酒乱ぶり、森三中の怪演技などなどです。
徳富蘆花はこの矢嶋楫子が不義の子を産んだことに激しい詰問をしたとされます。それは終生の思いだったようですが、楫子の世界的といって良い名声と活動に対する嫉妬があったのだろうと言われます。
改めてこの大偉人を熊本が生んだということを誇りとしなければならないと思ったことでした。
見事に楫子を演じられた常盤貴子さん・・・お美しい女優さんでした。