表紙を御覧になって、「あれ、昨日朝の記事の本と一緒」と一瞬思われたかもしれない。
これは、細川興秋公のお墓がある天草の芳證寺様が制作された案内書ともいうべき冊子だが、36頁に及ぶ大変立派なものである。
昨日お昼過ぎ、興秋公のご子孫、天草の中村社綱さまに御目にかかる機会を得、いろいろお話する中ご恵贈給わったものである。
厚く御礼を申し上げる。興秋公は天草で寛永19年に亡くなられたとされる。身をひそめるために中村姓を名乗られた。
直系のご子孫は長岡姓を名乗られていたが昭和15年に絶えたとお聞きした。
中村様は初代興季に次男のご家系として現在に至り、本家のお墓を含めご先祖様をお守りになっておられる。
今回の興秋公の大坂陣以後生き延びてこられた事実が判明した今日でも、大変冷静に受け止められておられる。
それは、天草に伝えられてきた伝承を深く信じ、理解してこられた結果であろう。このような顕彰活動にも積極的に活動されておられることに感謝申し上げる。