先日郵貯銀行が硬貨の交換の有料化を発表した。
これを受けて奥方は駆け込みで、500円玉貯金を定期に入金しようと銀行に出かけたが、限の良い金額にしたのでまだ数十枚の硬貨が残っている。
500円硬貨であればまだ厭な顔をされることもなく使用できるが、一昨日スーパーに買い物に出かけた奥方は、財布の小銭をへらそうと端の9円までそろえて、自動精算口に投入した所エラーがでたそうな。
何やら音がなり店員が駆け付けたという。「一円玉・五円玉の投入はお断りしています」というのだ。
もう一つ奥方情報によると、某スーパーではこの際小銭を使い切ろうと、多くの客が小銭を持ち込み支払いに使ったため、夕方には機械に不具合が出たらしいことであった。
膨大にたまった小銭はスーパーにとっても頭が痛いことだろう。
消費者は小銭が使えないとなると仕方なく桁上の硬貨を投入することになる。当然ながらそのおつりに小銭硬貨が出てくることになる。
少額硬貨は消費者に押し付けようということになる。
その内には1円玉、5円玉は製造コストの上でも赤字らしいから、これをなくすべく消費税をすべて10%にしようという極端な話が出る可能性もありうる。
キャッシュレス決済という世界へ誘導されていく感が強くなってきた。
街頭募金や神社さんや、□□時間TVに寄せられる子供さんたちが集めて寄付される浄財など、この後どうなっていくのだろうか。
「些事奏論」というカテゴリーでこの記事を記したが、これは些事とは出来ない一大事であろう。国会などで議論されるべき問題ではないのか・・・