津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■日本語の素晴らしさ「木漏れ日」

2023-05-10 17:26:37 | 徒然

                                         木漏れ日哉 道を迷いし七曲り   津々

 数年前、木山街道の国府にある七曲りを歩いたのは、時期的にはもう少し後かもしれないが、木漏れ日が地上にキラキラ輝いていて思わず書き留めたものである。

最近フランス大使館のインスタグラムに、投稿者が大好きな日本の言葉に「木漏れ日」を上げて居られたが、フランス語には単語としては存在しない言葉だそうな。
フランスに限らず外国では、該当する単語はなく説明的に表現しているようだ。
たとえば英語では sunlight filtering through trees などとあるが、説明という意味合いからすると、他にもいろいろな表現がある。

上の私の駄句、何ともお粗末なのは季語がないことだ。実は私は「木漏れ日」を季語だと思い込んでいたが、よくよく考えれば春夏秋冬ありうる光景だという事に考えが及ばなかった。
意味合いは「木の枝葉の間から漏れる日差し、その光景」と説明されている。
インスタグラムを眺めた後、ふとこの句を思い出したが、さてこの状況をどのように読み替えようかと考えている。

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■大日本近世史料・細川家史料「忠興文書-元和四年」を読む (3)

2023-05-10 05:53:44 | 先祖附

忠興文書-元和四年(3)

171、九月四日書状
 ・(小倉へ)一色左兵衛(範勝)差遣ニツキ、土井利勝ニ答禮スベシ

172、九月六日書状
 ・光壽院四十九日過ギ次第小倉ヲ出立セン
 ・忠利室一段息災
 ・為御礼奉行衆迄馬詰某ヲ以申入候、田中半左衛門(幽齋女・伊也ノ女婿)と其方使者一人相添、大炊殿迄遣サレタシ

173、九月廿八日書状
 ・再来年江戸城普請ノ石ヲ町人・彦兵衛ニ請負ハシム
 ・石ノ善悪ヲ検分シテ後江戸へ運送セシム
 ・彦兵衛ノ仕様吟味ノ上申付ベシ
 ・石ノ數三千
 ・以前ノ採石場ハ塞ギ置クベシ
 ・廿六日光壽院ノ法事、廿七日出立予定ガ一両日延ブ
 ・眼病ハ京都ニテ治療ス
 ・其方咳氣ノ由養生肝要ノ事

174、十月十七日書状
 ・忠利光壽院ノ居所ニ移ルヲ望、光壽院召使ノ女共ヲ移度コト尤候 
  (江戸證人)沼田勘解由(延元)女居候近所之長屋へしこみタルベシ         多阿(タア)=平野九郎右衛門嫁
 ・光壽院ノ道具ハ長屋ノ三階ニ置クベシ

175、十月廿三日書状
 ・隠密ノ文ハ自筆タルベシ
 ・十月上旬上洛ス 眼病ノ治療
 ・替米
 ・江戸ニ珍敷雲・はうきほし(旗雲彗星)現ル由、いつかたも同前
 ・九月十七日日光東照宮臨時祭、奇特なる儀
 
176、十月廿七日書状
 ・眼醫師ノ診断ニヨリ療治セズ江戸へ下ルベシ

177、十一月七日書状
 ・忠興出府ノ途ニツカバ忠利状況スベシ

178、十一月八日書状
 ・十一日京都ヲ出立セン

179、十一月十一日書状
 ・忠利帰国ノ暇ヲ與へラル、(光壽院死去ニヨリ)江戸ニ人質ナキ故(忠興)江戸到着迄(忠利ハ)逗留スベシ

180、十一月十二日書状
 ・忠興石部ニ到着ス、秀忠ヨリ拝領ノ鷹ノ鶴到来、忝令頂戴候

181、十二月三日書状
 ・十一月廿四日忠興江戸参着、廿七日御目見、晦日ニ御茶被下候、紫ノ御茶入之御ひらき
 
182、十二月五日書状
 ・為見廻被差越、道服二到来祝着
 

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