木漏れ日哉 道を迷いし七曲り 津々
数年前、木山街道の国府にある七曲りを歩いたのは、時期的にはもう少し後かもしれないが、木漏れ日が地上にキラキラ輝いていて思わず書き留めたものである。
最近フランス大使館のインスタグラムに、投稿者が大好きな日本の言葉に「木漏れ日」を上げて居られたが、フランス語には単語としては存在しない言葉だそうな。
フランスに限らず外国では、該当する単語はなく説明的に表現しているようだ。
たとえば英語では sunlight filtering through trees などとあるが、説明という意味合いからすると、他にもいろいろな表現がある。
上の私の駄句、何ともお粗末なのは季語がないことだ。実は私は「木漏れ日」を季語だと思い込んでいたが、よくよく考えれば春夏秋冬ありうる光景だという事に考えが及ばなかった。
意味合いは「木の枝葉の間から漏れる日差し、その光景」と説明されている。
インスタグラムを眺めた後、ふとこの句を思い出したが、さてこの状況をどのように読み替えようかと考えている。