四輪駆動車、ふたたび
今回のオーストラリア旅行で、久しぶりに四輪駆動車を駆使して走った気がするので、感想を記しておきたい。以前にも類似のことを書いていて、結論は同じになるかもしれないが、恐れず書き留めておくことにする。
今回、ダーウィンとアリススプリングスでレンタカーをした。同じ会社だったので、もっとも大きな四輪駆動車のカテゴリーとしては、日産「パトロール」(直噴ディーゼルターボでオートマチック。日本では「サファリ」の名前で、現在は生産中止)であったので、2台ともマイレージの違いはあるものの、まったく同じであった。
直噴ディーゼルターボでオートマチック、パワーウィンドウ、パワーアンテナがついているし、もちろんエアコン完備である。この車種は、以前も使ったことがあるが、当地のヘビーユーザにはあまり評判は高くないように思う。それは、日産が悪いのではなく、最近のトヨタのランドクルーザも同様である。
今回のドライブは、ダーウィンの部分では、舗装道路はカカドゥ国立公園内まで、その先のアーネムランドは、ダート走行で何カ所も川渡りをする。アリススプリングスでは、タナマイ砂漠に向かう道の途中までと、ナマチラドライブは舗装道路だが、それ以外は、別段ドラマはないが、ダート走行であった。
電装している車で問題になるのは、電気系統が水につかるということである。もし、水没したら、おそらく電気系統は真っ先にやられるので、パワーウィンドウは最悪である。もちろん、そのようなところを今回通る訳ではないのだが、しかし、可能性のあるリスクであることは確かである。
オートマチックというのも評判の悪い部分である。今回は、ほとんどの行程を後輪駆動で通し、四輪駆動を使うのは川わたりと深砂の部分だけ。それも、高速四駆のまま、シフトをローにすればよいというぐらいのものである。個人的には、楽な気もするのだが、過去の経験では、微妙なクラッチワークとアクセルワークが必要なこともあって、「ちょっとまってよ」、という動作がなくもなかった。
直噴ターボのディーゼルは、パワフルで、舗装道路での追い越しなどの場合、これまた楽なのだが、吹き上げるようなパワー(とまではいかないが)は、ダートではそれほど必要ではない。むしろ、後輪駆動で走るので、余分なパワーは後輪を踊らせてしまう。ラリー走行しようというのではないのだから。
今回、トラブルといえるトラブルは、一度パンクしたことで、タイヤ交換をしたが、ジャッキポイントが車輪のすぐ内側なので、ジャッキをおくには、見えにくい場所だし、交換のために場所を探す必要がある。今回のパンクは、平地に止めていて朝になって気がついたので、場所的には問題がなかったが、しかし、ジャッキアップするための1メートル以上の長さのシャフトを見つけることができず、他人の手を煩わせた。
ドラマもなく走り通すことができたのは、もちろん、現代の四輪駆動車の優れたところではあるが、それでも、現地で好まれるのは、トヨタであれば、トルーパーというタイプである。運転席と助手席の後ろは、向かい合う形のベンチシート。屋根は少し高くなっている。後輪は板バネ、もちろん、マニュアルシフトで、エアコンなし、窓は電動ではない。こういったハードボイルドな車が、好まれるのである。10年以上前にこのタイプの車で走り回ったことがあるが、荷物の収容能力は高く、非常にタフに働いてくれる。
四輪駆動車について:「読書と夕食」(2005-01-23):http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/4851d04559d464815334e1bd5f5e0bf9
今回、ダーウィンとアリススプリングスでレンタカーをした。同じ会社だったので、もっとも大きな四輪駆動車のカテゴリーとしては、日産「パトロール」(直噴ディーゼルターボでオートマチック。日本では「サファリ」の名前で、現在は生産中止)であったので、2台ともマイレージの違いはあるものの、まったく同じであった。
直噴ディーゼルターボでオートマチック、パワーウィンドウ、パワーアンテナがついているし、もちろんエアコン完備である。この車種は、以前も使ったことがあるが、当地のヘビーユーザにはあまり評判は高くないように思う。それは、日産が悪いのではなく、最近のトヨタのランドクルーザも同様である。
今回のドライブは、ダーウィンの部分では、舗装道路はカカドゥ国立公園内まで、その先のアーネムランドは、ダート走行で何カ所も川渡りをする。アリススプリングスでは、タナマイ砂漠に向かう道の途中までと、ナマチラドライブは舗装道路だが、それ以外は、別段ドラマはないが、ダート走行であった。
電装している車で問題になるのは、電気系統が水につかるということである。もし、水没したら、おそらく電気系統は真っ先にやられるので、パワーウィンドウは最悪である。もちろん、そのようなところを今回通る訳ではないのだが、しかし、可能性のあるリスクであることは確かである。
オートマチックというのも評判の悪い部分である。今回は、ほとんどの行程を後輪駆動で通し、四輪駆動を使うのは川わたりと深砂の部分だけ。それも、高速四駆のまま、シフトをローにすればよいというぐらいのものである。個人的には、楽な気もするのだが、過去の経験では、微妙なクラッチワークとアクセルワークが必要なこともあって、「ちょっとまってよ」、という動作がなくもなかった。
直噴ターボのディーゼルは、パワフルで、舗装道路での追い越しなどの場合、これまた楽なのだが、吹き上げるようなパワー(とまではいかないが)は、ダートではそれほど必要ではない。むしろ、後輪駆動で走るので、余分なパワーは後輪を踊らせてしまう。ラリー走行しようというのではないのだから。
今回、トラブルといえるトラブルは、一度パンクしたことで、タイヤ交換をしたが、ジャッキポイントが車輪のすぐ内側なので、ジャッキをおくには、見えにくい場所だし、交換のために場所を探す必要がある。今回のパンクは、平地に止めていて朝になって気がついたので、場所的には問題がなかったが、しかし、ジャッキアップするための1メートル以上の長さのシャフトを見つけることができず、他人の手を煩わせた。
ドラマもなく走り通すことができたのは、もちろん、現代の四輪駆動車の優れたところではあるが、それでも、現地で好まれるのは、トヨタであれば、トルーパーというタイプである。運転席と助手席の後ろは、向かい合う形のベンチシート。屋根は少し高くなっている。後輪は板バネ、もちろん、マニュアルシフトで、エアコンなし、窓は電動ではない。こういったハードボイルドな車が、好まれるのである。10年以上前にこのタイプの車で走り回ったことがあるが、荷物の収容能力は高く、非常にタフに働いてくれる。
四輪駆動車について:「読書と夕食」(2005-01-23):http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/4851d04559d464815334e1bd5f5e0bf9