ミネストローネ(ニンニク、赤唐辛子、ベーコン、タマネギをオリーブオイルでいためる。粒胡椒、粒コリアンダー、粒クミンシード、ローリエを加える。火が通ったところで、ホールトマト缶と同量の水二杯を加えて煮込む。塩小さじ一杯。ニンジン、ジャガイモ、ピーマン、マッシュルームを粗い賽の目に切って加えて煮込む。深皿に硬くなったバゲットをおいてミネストローネを注ぐ。その上にアルデンテに茹でたパスタをくわえる)
夕刻、お世話になった方のご母堂のお通夜があって、出かけなければならなくなったので、とりあえずとして、スーパーでお惣菜を買ってきた。こういった夕食は珍しいのだけれど。
照り焼きチキンサラダ
アジのフライ
卯の花
ほうれん草とシメジのおしたし
プルコギ(たまねぎ薄切り、にんじん千切り、しょうがとニンニクをみじん切り。すきやき肉を切って加える。コチジャン、日本酒、濃口醤油、ごま油、塩で味付け。フライパンにごま油を敷いてこれを焼く。途中、中火にして蓋をして加熱する)
ナムル三種(にんじん、ほうれん草、もやし。市販のナムルソースを使う。自分でコチジャンベースで作った方がおいしいかも。少なくとも、ごま油をくわえたほうがよかったようだ)
トマトと卵、わかめのスープ(ガラスープの素、塩、薄口醤油、フィッシュソース、胡椒で味を調える。トマトざく切り。溶き卵を加え、わかめ、ねぎ小口切りをちらす)
2007-01-29 14:44:53 |
読書 |
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午後、同僚のお宅で、ベビー誕生のお祝いパーティ(二ヶ月目の誕生日とか)。ベビーを囲みながら、手巻き寿司。
帰りに、栄までいって、ラシックにある「Mont Blanc」にいって依頼していた修理品(ボールペン)を受け取ったついでに、地下の「Kobeya」でバゲットを買い、三越の地下でチーズを買ってきた。それほど期待していなかったが、ここのバゲットは、外がパリッとして、中がふんわりという好みのものだった。最近、ドミニク・ドゥーセがこのみだが・・・。
名古屋市交通局の「どにちエコ切符」を買って、地下鉄バスを乗り継ぎ、十分もとをとった。一日乗り放題で、600円は安い。土日と8の日に使うことができる。
午後でかけるので、早めの昼食にした。
以前、池下にあったラーメンの「ありがたや」(現在は春日井に移ったらしい)のつけ麺を思い出しながら、アレンジした創ってみた。
つけ汁:昆布だしをとる。鰹節、干しエビ(中華食材)少々、ガラスープの素少々、薄口醤油、タイのフィッシュソース少々、日本酒少々、紹興酒少々、鎮江香酢少々、仕上げにごま油をひとたらし。器に刻みねぎと香菜を入れてつけ汁を注ぐ。わかめ、一味を好みで。
麺は中華の卵麺(乾麺で極細、卵色)を茹でて、水でさらして水をよく切る。
2007-01-28 11:23:08 |
昼食 |
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二ヶ月に一回の研究会の流れで星ヶ丘・村さ来。今日は、若い人たちの発表ということもあって、25-6人の大賑わいとなった。
うーん。うまいもまずいも、とりあえずといったところで。いつもの「しき」が満席で、流れてきた。
今夜は、料理というほどのことはない。
アジの一夜干し(「ピチット」で水分をとった一夜干し。下手な干物よりもこれがよろしい)
とんぶりと納豆(とんぶり、納豆、黄身、
壬生菜の胡麻和え(壬生菜を塩茹でし、水にさらし、すりゴマ、濃口醤油、水を合わせたものであえる)
シジミの味噌汁(スーパーで、おいしそうなシジミがあったので。柚子胡椒がポイント)
前夜のシチューのアレンジ(月並みなアレンジだが、カレー粉を入れた。さらに、もう一日前の塩豚ののこり。味が複雑になっておいしくなった)
トマトとサラダホウレンソウのサラダ(トマトを粗く切って、ほうれん草と、ブロッコリースプラウト、オリーブオイルとバサミコ酢のドレッシングで)
イワシの「カンボコ」(刻みネギをかけて「バインセオのソース」とともに。しかし、これは、練り物によるようだ。今夜は今ひとつだった。もっとプリプリッとした練り物の方がよいようだ)
豚スペアリブのシチュー(たまねぎ薄切りをオリーブオイルでいためる。スペアリブを加えていためる。ホールクミン、ホールペッパー、ホールコリアンダー、水を加える。塩で味付けする。ミックスハーブを少々。キャベツをざく切り、トマトもざく切り。通算加熱時間は30分ぐらいでだいたいよいだろう)
フレッシュオリーブオイルとバゲット(の残り)
シーザーサラダ(ドレッシングを作る。パルメジャーノとグリエールをチーズグレーダーでおろす。半熟卵、たまねぎを細かく微塵に切り、ケーパーを微塵にきり、粒マスタード、アンチョビー、レモン汁、胡椒、オリーブオイルをあわせておく。スーパーにはローメインレタスがなかったので、とりあえず新鮮そうな「ボストンレタス」というのを使った。ようはサラダ菜らしい)
塩豚(これは、スーパーで売っていたレトルト風のもの。しっかり塩味と香辛料がきいていて、パックを茹でただけであるが、それなりの味だった)
ドミニク・ドゥーセのバゲット
フレッシュオリーブオイル
帰りが遅くなったので、池下・浅野屋にいった。
おろしとんかつ、カキフライ、ハム盛り合わせ、トマトサラダ。そして、パンとフレッシュオリーブオイル。
フレッシュオリーブオイルのボトルを買えるので、二本買ってきた。もうそろそろ、ソルドアウトとのこと。
奈良から帰ってきた。
さわらの味噌漬け
牡蠣のオリーブオイル煮柚子胡椒風味(フライパンに水で洗って水を切った牡蠣を入れて弱火で加熱。水分が出てくる。オリーブオイルと柚子胡椒で味を調える)
大根菜のおしたし
大根切干とわかめの味噌汁
京都駅で買ってきた千枚付けと青首大根の浅漬け
宮部みゆき、1997、『スナーク狩り』、光文社文庫(単行本初版1992、カッパ・ノベルズ)
ごく普通の人が、「魔がさす」とか「心の闇」とか「影」によって、特別な状況に追い込まれる。しかも、この特別な状況は不幸にしてさまざまな伏線となってつながり、そして、大きな流れになっていく。一気に読んでしまった宮部ミステリー。
本書のタイトルは、捕まえたと思ったら捕まえた人の姿が消えるというスナークというルイス・キャロルの長編詩に現れる怪物に題をとっている。本書のストーリーは、詳しく追わないが、登場人物たちを一言ずつ紹介しておこう。
修治:同僚の織口は「職場のお父さん」、ふとしたことで織口の秘密を知ったが、織口のいう「私刑ではなく公正な裁判を受けるべきだ」との言葉を信じて、行動に出た織口を止めに走るが、どてんばでスナークを捕まえてしまい、彼は思わぬ行動に出る。
織口:「職場のお父さん」としてよい関係をかもす職場の焦点となる人物だが、かれの心の闇は、別れた妻子を殺した大井と井口への憎しみである。かれらを裁判の過程から救出するという行為を通じて、彼らの心の奥底を「試そう」とする。人の心を試すというスナークを捕まえてしまい、自分自身を見失ってしまう。
範子:兄の国分が信じられず、元の恋人の慶子に結婚式の日取りと次第を伝え、自分自身で兄に直接いうべきことを、慶子にたくそうとしてスナークを捕まえてしまう。
慶子:別れた恋人国分の目前で散弾銃で自殺しようと仕掛けを作り、式場に押しかける。この仕掛けが次々と連鎖を呼び込んでしまう。本当は死にたくないのに自殺を企図するというスナークを捕まえてしまう。
国分:人生は自分自身の生まれた環境から抜け出すことにあると信じ、慶子を踏み台にしてつぎの人生を選ぼうと配偶者を選ぶ。慶子が自分を殺しにきたとしたと信じて、新婚の夜に慶子を殺しにおもむく。彼は、生れ落ちた環境の中で早くにスナークを捕まえてしまったのか。
大井と井口:織口の別れた妻子の命をもてあそび殺害したシンナー中毒の青年たち。判決からいかにして逃れるかといつも自己中心的に考えている。彼らもまた、国分と同じく自分たちの落ち込んだ環境の中で子供のうちにスナークを捕まえてしまったのか。
神谷:会社の総務の人間として、そつなく自分を殺しながらやりくりしているが、そのことが、彼自身の人生にも反映して、妻や姑との関係がうまく行かず、そうした関係が、息子の竹夫の障害となって現れてしまう。彼のスナークは対決を避けるということ。
竹夫:緘黙児となった彼は、物語の最後になって緘黙を破る。「おとうさん!」。宮部ミステリーの中に必ず現れる物語のキーとなる「少年」。かれは、はたしてスナークから逃げ出せたのか?
本書の中では、誰しも「心の闇」を抱えていることが物語のキーなのだが、救いのある類型と救いのない類型にわかれる。前者は、一度スナークを捕まえたとしても、それに気づき悩み、何らかの変化を求める。一方、後者は、スナークを捕まえ人間としての姿を失った事にも気づかず、さらに、悪い方へと歩みを進めていく。
ミステリーとしてはもちろんのことだが、人間論としても大変面白かった。心に突き刺さった。
さて、私はスナークを捕まえてしまっているのだろうか。そして、あなたは?
2007-01-21 08:36:06 |
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