同僚と一緒に、いつもの浅野屋。
わたしはエビフライ。お客は本日の魚、家内はハヤシライス。共通で、クルミとチーズのサラダ。鴨もも肉のコンフィ。
おすすめのコート・ド・ローヌの赤。浅野屋さんのおすすめはお薦め。お値段もよく。吟味されている。
煮物(厚揚げ、なた豆、オクラ。昆布と鰹節、酒でだしをとり、薄口醤油と塩で味を調える。それぞれあらかじめゆでて、含め煮のようにする)
いただき物の、カマスの一夜干し。
金時草のみそ汁。
麻婆豆腐(白ネギ、生椎茸をみじんに切る。ショウガ、ニンニク。豆板醤、豆鼓醤、甜麺醤、紹興酒、醤油をあわせておく。ショウガ、ニンニクを炒め、香りが出たところで、生椎茸、豚挽肉を入れて炒める。しっとりしたところで、ネギを入れてさらに炒める。あわせておいたたれを入れてよく混ぜ合わせる。豆腐をさいの目に切って入れる。できるだけ豆腐の形を崩さないように混ぜる。花椒をすったものを入れる。仕上げにごま油をかけ回す)
空心菜の中華醤油炒め
今晩は家内の当番。キノコと鶏肉の季節炒め(秋バージョン)(鶏肉を塩胡椒し、ソテーしておく。キノコ各種を炒め、栗、ぎんなんを入れてさらに炒める。鶏肉を戻し、醤油と蜂蜜で味を調える。夏は、栗とぎんなんの変わりに、空豆と枝豆にする)。蜂蜜はタスマニアのレザーウッドのものが香りが高い。
トマトとモッツァレーラチーズのサラダ。
ブロッコリーのパスタ。
ネバトロうどん(挽き割り納豆、モロヘイヤのみじん、ナメコ、オクラのみじん、ヤマノイモ、館林うどんの上に盛り、薄目のたれをかけて食す)、ママカリ。生落花生(通販で入手)。
1991年に亡くなった恩師の墓参をしようとゆかりの者が集まり、高野山奧の院の墓所を詣でた。みなで一泊というので標記の宿で宿泊、夕食をとった。最近の温泉宿はどことも生き残りが難しいが、ここも例外ではないように思える。新和歌の浦周辺の宿も含めて、寂れている。廃墟になっている元旅館も散在する。歴史のある温泉なのだが今後どうなっていくのか。ここらしさの発見が鍵と思われる。
ここの温泉は、カルシウム・ナトリウム・アルカリ単純泉とのことで、元湯の温度は28度、加熱・循環型施設とのことである。しかし、湯質としては悪くはないと思う。
奈良の実家に来た。今夜はおやじの手料理。ありあわせの野菜と肉でクリームシチュー。ヤマノイモの拍子木にもみ海苔。開いた鰯のフライ。
夕食は名古屋タワーズ12Fの「陳」。この前から、休みに名駅に出るとねらっていたのだが、はやっているらしく、こちらの腹加減での飛び込みでは席がなかったりして、今夜、ようやく出かけることができた。
とった料理は、クラゲの中華風ネギ風味、中華野菜の炒め物(青梗菜と椎茸・・・)、油淋鶏、豚三枚肉と四川漬け物の蒸し物、陳さんの麻婆豆腐、デザートに杏仁豆腐とマンゴープリン、酒は陳年紹興酒。
コストパフォーマンスを考えるとどうかな、という感じだろうし、本場物を知っている人からするとdrkさんの言うように、今ひとつということかもしれない。必ずしも否定しない。リピートするかというと、正直言って、ちょっと考える。
名古屋にはチャイナタウンこそないが(大須には最近ビルの二階に中華街ができた)、それなりの店があって、気に入った店もある。名東区の極楽近くにある「ひろ」という中華料理店は、まさに、四川料理で、ここの麻婆豆腐はコピーさせていただいている。むしろ、この店の麻婆豆腐の方が、美味しいと思う。
花椒の風味が名古屋の人には刺激的なのか、陳さんの麻婆豆腐は辛いと聞いていたが、食べてみると、それほどでもない。名古屋の人には、辛さは、舌のなれない、花椒のためであるらしい。
陳のURLはhttp://szechwan.jp/mise.html
わたしを含めて総勢9名でオーストラリアから買ってきた赤ワインを二本、大須のチェザーレに持ち込み、飲み比べをした。いずれも、南オーストラリア州のワインで、シラズとカベルネ・ソービニオンという葡萄の品種からとれらたもの。
オーストラリアのワインは、葡萄の木がそもそも持ち込まれたのは古いが、ワインが商品化され大衆化されたのはそれほど古くはない。わたしはオーストラリアに通い始めて20年なのだが、最初の頃は、ワイナリーを巡っても、白(特に、シャルドネかリースリング)が主たる商品で、赤は付け足しのようであった。
たとえば、1986年に西オーストラリアのマーガレットリバー地域のワイナリーを巡ったが、いずれのシャトーも新しく、葡萄を作り始めて間がない感じで、主力は白であった。友人夫婦とワイナリーを巡ってテイスティングをして気に入ったひと瓶を買って用意してきたサンドイッチをつまんで川の畔でピクニックしたという楽しい思い出がある。そうした中で5-6カ所のワイナリーを巡った後、選んだのが「ヴァッセ・フェリックス(Vasse Felix)」というワイナリーのシャルドネだった。若いけれど、とても香りが高く、深みがあると感じた。それが、今やとても高級で手のでない価格帯の赤が主体の品揃えとなっている。
当時オーストラリアの友人たちの日常の飲み物はビールでワインはカスクワインと呼ぶ3-4リットル入りの箱に入ったものであった。価格としては、4-5ドルであったであろうか。レストランにワインを持ち込むときは、おごってもせいぜいが12ドルくらい。10ドル以上払うのは特別、といった感じだった。酒屋でも、2-30ドルもするワインは特級扱いであったようだし種類も少なかったと思う。
現在では、たとえば、オーストラリアの最高級品はペンフォルドのラグランジュらしいが、それは、280ドル以上する。5-6年前のシドニーにおける名の通ったレストランで一番高いものでも、せいぜい50ドルくらいのものであったと記憶するが、現在は、時に200ドル以上のワインを並べる店もある。
わたしは、オーストラリアにおけるワイン市場の成熟ぶりを好ましいと思っている。おかげで、本当にたくさんのワイナリーのたくさんの品種のワインが酒屋に並べられ、選ぶことは楽しみである。価格が上がったことは、もちろんうれしくはないが、しかし、赤の品種に好ましいものが品揃えされ、むしろ、現在の酒屋価格で20ー40ドルくらいに数多く掘り出し物があると思っている。
今晩の二本?、値段相応と言うべきか、期待はずれと言うべきか・・・。また今度、美味しいものを見つけてみよう。
インターネットの酒屋さん!美味しいオーストラリア・ワインの品揃えを整えてみませんか?
帚木蓬生、2004、『アフリカの瞳』、講談社、¥1900
帚木蓬生の小説は、1993年の『三たびの海峡』(現・新潮文庫、映画にもなった)以来、出版のたびに購入し読み続けている。それ以前の著作についても、絶版もあるようだが、文庫本などで、すべてカバーしている。今は亡き大学院の先輩に勧められて読め始めた作家なのだが、決して文章やストーリー・テリングと言うという意味で上手とは思えない彼の著作(ファンの方には申し訳ないが、わたしには、いろんなところで、ぎこちなさを感じる)ではあるが、わたしはつい手が伸びて、読み進めるうちに何度か涙ぐんでしまう。
彼のセールスポイントは、あくまでもヒューマンなトピックに基づき、物語を構成することである。もちろん、各賞を受賞していて、コンスタントにヒットを飛ばす世上隠れおおしもない現代作家の一人である。
『アフリカの瞳』はわたしが単行本としては所有していない『アフリカの蹄』(1992年原著・講談社=品切れ、現・講談社文庫)の続編として書かれている。前著が「天然痘」の撲滅に関してアフリカの現状をふまえて描かれたのに対して、本著は、同じ主人公がアフリカのエイズ及びエイズを巡る製薬会社の陰謀に対して立ち向かう姿が描かれる。常に現代社会におけるトピックな課題に対して立ち向かってゆく人物像が描かれるのである。
著者の帚木蓬生は、現役の精神科医であり、著作が常にその社会性あるいは現代性を失わないのは「二股をかけ続けている」事によるものだろうと思う。もちろん、著作に専念すべく、兼職しない作家は多いのだが、わたしには、帚木蓬生の力強さとヒューマンさは彼の現場に常にいることによるのではないかと思う。また、セミ・ドキュメンタリーというか、彼の取り上げるトピックは、まさに、現代的な課題を追求するという目的を志向していて、フィクションとはいえ、その課題は読者に重く課題解決に向けての問いかけを迫るのである。
2004-09-21 22:21:37 |
読書 |
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スーパーに買い物に行ったら、松茸が目について、衝動買い。傘が開いたもので半分に切られたもの。カナダ産だがが780円。飛びついてしまった。もちろん、香りも味も、期待したほどではないのでだが・・・。
松茸ご飯(昆布だしを取っておく。松茸を適当な、好みのサイズに切る。3合の米に、水は好みの量、そして、大さじ3杯の薄口醤油。隠し味に、ナンプラー。ナンプラーは万能調味料です。いけます)
もやしとクレソンのおしたし(クレソンを適当なサイズに切り、もやしは根切りがよろしい。軽く塩ゆでし、水にとって絞っておく。すりごまに薄口醤油、ナンプラー、ごま油、水を入れてあえ、野菜を入れてよく混ぜてなじませる)
さしみ(カンパチとハモ)
ハンバーグ(タマネギ、にんじん、マッシュルームをみじんに切っておく。パン粉をミルクでしめらせる。合挽ミンチ、野菜、パン粉、卵を入れ塩胡椒ほかの好みの調味料)
ジャガイモサラダ(ジャガイモ、にんじん、インゲン、アスパラを適当に切って、ゆがく。マヨネーズ、タマネギのみじん、塩胡椒ほかの調味料で味を調える)
パン粉の作り方(冷凍庫などに残ったパンをレンジ、トースターなどで焦げ目をつける。小さくちぎって、蒸気の抜けをよくする。フードプロセッサーで細かく砕く)
雨男も同行者の中に究極の日照り女がいたらしく、雨を降らせることはできなかった。今朝、起き抜けの6時頃は、結構な雨量だったのだが、出発頃には雨はやみ、千里浜ドライブも、金沢の長町武家屋敷、紙漉もスケジュール通りであった。
今晩は、わたしが料理ができなかったので、家内の当番。
パスタ・ペスカトーレ(有頭エビ、ムール貝、アサリ、フレッシュトマト、イタリアン・パセリ・ドライ、赤唐辛子)、出かけるスーパーによって手に入るものが違う。今回は、生のイタリアン・パセリ・が入手できずとのこと。
スズキのカルパッチョ(スズキの切り身、サラダほうれん草、バルサミコ酢、シェリー酢、かぼす・・・)
引率で金沢に来た。貸し切りバスで、昼頃到着し、昼食の後、兼六園の見学、時雨亭でお抹茶をいただき、加賀友禅の体験と言うことで、絵付けをした。その後、バスで宿泊地の「休暇村・能登千里浜」にやってきた。ここは、温泉を掘り当てたようで、「なみなみの湯」と名付けられ、豊かな泉量のかけ流しの湯。うす緑色の透明な湯で、少し塩辛いが、なかなか、気持ちのよい湯である(低張性弱アルカリ性高温泉、ナトリウム塩化物・硫酸塩泉)。
夕食は典型的な温泉料理で、魚介類は新鮮でおいしいが、しょせん、宿泊料も込みで1万円程度のものだから、程が知れていると言えば知れている。
私は、雨男でこの週末も降雨が予想されているが、今日は、何とか持ってくれたが、明日は、どうだろうか。明日の予定は、千里浜ドライブの後、金沢の長町武家屋敷の散策と紙漉体験が待っている。