South Is. Alps
South Is. Alps
Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
Lake Griffin


『日本沈没 第2部(上)(下)』

小松左京+谷甲州、2008、『日本沈没 第2部(上)(下)』、小学館(小学館文庫 こ 11-3,4)

『日本沈没第1部』を読んだのは、いつのころだったか。当時、大陸移動説が単なる冗談ではなく、大陸が移動して巨大地震を引き起こし、日本列島がいくつものプレート境界に位置していることを明らかにしたプレートテクトニクス理論が紹介され、まもなく出版された『日本沈没第1部』は、衝撃的だった。SF小説は現実を先取りしていることをこの作品でも知ることになった。
作品の発表以降、地球科学は物理学と並んで日本のスター自然科学になったのではないか。もちろん、スター自然科学になったというのは、この作品が引き金となったということではない。そうではなくて、一般庶民にとって、地球科学的な知識が日本沈没という想像しがたい姿として提示されたのである。その後、神戸震災によって、地震のメカニズムはプレートテクトニクス理論に基づく東海・東南海の構造地震だけではなく、活断層型あるいは直下型の自身のほうがスポットライトを浴びることになるのではあるが。

さて、作者の小松左京はすぐにでも第二部に取り掛かるつもりであったであろうが、第二部の構想は、地球科学の問題にくわえて、日本人アイデンティティや国土を喪失した日本人社会、さらには国際政治などに関連する事柄が描きこまれなければならないことになって、なかなか日の目を見ることがなかったわけである。第1部出版ののちに明らかにされたプルームテクトニクス理論やマクロな地球環境の変化(温暖化や寒冷化)、地球シミュレーター、さらには、ソ連の崩壊(「日本沈没」の時代設定は、それより前である)や東アジアの状況も含めて、第2部は描かれることになったわけである。

先日読んだ『深海のYrr』もそうなのだが、環境問題を絡めたストーリーは魅力的である。ただ、本作品の中で触れられている人類生存の許容範囲と地球そのものの許容範囲とが大きく異なるという点、これは、重要な視点ではないだろうか。つまりは、人類は地球の支配者では、決してないことであろうか。つまりは、地球は人類の思惑や生活、行動とは、無関係に宇宙的なスケールでのダイナミズムの支配下にあるのであって、全球凍結であれ、温暖化であれ、それは、地球のスケールでは大きなサイクルの一つにすぎないわけである。
これまでなんども繰り返されたきた生命の大絶滅、つまりは、当時生存している種の90%以上もが絶滅し、その後、再び生物の大拡散が起こってきたこと、こうした大状況にあっては、人類は全く無力である。たとえば小惑星の衝突によって引き起こされたというP/T境界の前後の生命種の入れ替わりがそうであろう。ビッグインパクトの結果、恐竜の時代が終わり、細々と生き延びた小型哺乳類がその後の繁栄を享受し、その後、何度も繰り返される寒冷化や温暖化のプロセスによる人口変動などを経験して、現在にいたっているわけである。人類といえども、こうした状況を享受する以外になすすべもなかったわけではなく、現在の自然科学はいかに進歩を遂げたとはいえ、こうした大変化に対応することはできないだろう。

また、そうした、マクロな状況にかかわらず、ミクロな政治状況でパワーポリティクスが相変わらず幅を利かせることもまた、ありそうな話で、本作品でも、また、先の『深海のYrr』でも、アメリカのユニラテラリズム(単独行動的独善)が同様に描かれるところである。一般的な作品の結末は何がしかハッピーエンドに終わらざるを得ないことはわかるが、なにか現実は、そんな風にハッピーエンドには終わらないよな、という感じがしてならない。
本書では、国土を失った日本人による地球シミュレータやメガロフロート、環境に適合した開発などを活用して、再び訪れた氷河期を生き延びる人類がえがかれ、そして、惑星移住で新たな日本人コミュニティを形成しうるのかとアイデンティティ問題は先送りにされるのだが。ストーリーの中でパトリオティズムとコスモポリタニズムの葛藤も描かれるのだが、これら、二者択一の問題でもないようにおもえる。両極の間多様な筋道もあろうかと思う。

『日本沈没第1部』も再読してみようかな。

日本沈没 第2部上 (1) (小学館文庫 こ 11-3)
小松 左京,谷 甲州
小学館

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日本沈没 第2部下 (2) (小学館文庫 こ 11-4)
小松 左京,谷 甲州
小学館

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2008-06-30 23:20:33 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


伊豆湯ヶ島「arcana izu」

湯ヶ島に連泊している。
昼食を取りに西伊豆方面に出掛けたが、海岸線の国道何箇所かでがけ崩れの復旧工事がおこなわれていて、前日の雨の被害が出ていたようだ。

<一口のアミューズ 3種のアルモニー>
アルカナ青汁、茄子のカネロニ、清水・本マグロの赤ワイン浸け焼き
<冷前菜>
ビオファームまつき・インカの目覚めと鮎の燻製、長野・グリーンアスパラガスのサラダ仕立て、トリフのヴィネグレット和え
<伊勢海老料理>
南伊豆産・伊勢海老のナージュ仕立て、カルダモンとクリュスタッセの薫り
<魚料理>
相模湾、活け平目の骨付きロースト、赤軸ホウレン草と天然クレソンサラダ、ソース・エミュリション
<肉料理>
静岡産・和牛ロースのグリエ、山葵添え、椎茸・ソラマメ・姫とうもろこし
<フロマージュ>
前夜と違うのがシェーブル、他はウォッシュ2種とブルー
<デセール>

2008-06-30 22:16:46 | 夕食・外食 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『グーグルが日本を破壊する』

竹内 一正、2008、『グーグルが日本を破壊する』、PHP研究所(PHP新書 518)

「グーグルが日本を破壊する」とは、えらく刺激的なタイトルではあるが、内容はグーグル社のサービスの特質をあげながら、現在どのような情報革命が起こっているのか、また、近い将来どう変わっていくのか、インターネットを通じたサービスが生活にどのような影響を及ぼすかについて、わかりやすく述べている。
いわゆる「ウェブ2.0」の影響について、テレビは新聞、CM、携帯、Windowsなどのレガシーなパソコン、そして、グーグルそのものについても、さまざまな視点から述べていて、OSを問わないブラウザ中心のパソコンの利用法について現状と近未来がよくわかる。

グーグルが日本を破壊する (PHP新書 518)
竹内 一正
PHP研究所

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2008-06-29 22:38:00 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


伊豆湯ヶ島「arcana izu」

昼ごろ、終わりかけの研究会を早退して、伊豆にきた。この3月にも止まったことのある伊豆湯ヶ島「arcana izu」に来ている。
新幹線三島駅で「プリウス」をレンタカーしてきた。プリウスに乗るのは初めてで、起動の方法がほかの車とは少し違うような。気がする。今日は雨だったし、小一時間ほどのドライブだったので、何もよくわからないが、目新しくちょっと新鮮。

とりあえず、メニューを写しておく。ワインセットというのがあって6種類のワインを好みを聞きながらソムリエが選んできてくれる。
新鮮な野菜がとてもおいしい。

<一口のアミューズ 3種のアルモニー>完熟トマトのガスパチョ、伊東・鯵のパピヨット、アオリイカのブルギニヨン
<冷前菜>功刀さんが育てた・銀形レインボートラウトの低温コンフィ仕立て、静岡・枝豆の香り:フヌイユのクリームと香草サラダ
<温前菜>
・浜松・焼きトウモロコシのポタージュ:トウモロコシのギャレットとフォアグラのポワレ
・コシヒカリのリゾット、黒トリフと鴨のフォアグラ仕立て
<魚料理>
駿河湾・鱸のブレゼ、春野菜いろいろ、バジリコの香り:天然わらび、スナップ、オカヒジキ
<肉料理>
・天城・軍鶏腿肉と春キャベツのバロティーヌ、胸肉のブレゼ、椎茸の香り:ソースラビゴット、香草サラダ、姫トウモロコシ
・和牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、季節野菜添え:ソラマメ、姫とうもろこし、隠元
<フロマージュ>
フロマージュ6種(シェーブル、ウォッシュ2種、青カビ、ほか)、イチジクのポルト酒風味・サラダブーケ
<デセール>
静岡・長田産、桃のコンポートとサクランボのアイス:ベルベーヌのクリームブリュレ
食後の飲み物とミニャルディーズ(子菓子)

あいにくの雨で宿が面している狩野川の奔流が轟音を立てて濁った水を流している。雨脚も強い。

2008-06-29 21:54:45 | 夕食・外食 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


千里中央「チャイナテーブル」

大阪での研究会があって、懇親会がいつものように千里中央の「チャイナテーブル」。総勢16名。明日、朝から研究会があるが、飲み放題で、飲みまくったといったところ。

2008-06-28 21:58:53 | 夕食・パーティなど | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


名古屋・錦「スコーンター」(タイ料理)

名古屋・錦「スコーンター」(タイ料理)

今夜は学生を連れて、バイト先の「スコーンター」(タイ料理)へ。下記のメニューはいずれもあたまに「タイ風」とつける。

さつまあげ、卵焼き、豚トロ焼きレモン風味、エビの揚げ春巻き、空芯菜の炒め物、エビのすり身揚げ、ひき肉のサラダ、焼豚、軟骨揚げ、イカとニンニクの風味揚げ、ソフトシェルクラブカレー炒め。これらとともに、餅米とうるち米を添えて。また、デザートにマンゴーシャーベットとパイナップル、メロン。

いやいや、たらふく食べた。

以上のうち、「ひき肉のサラダ」というのが、最近よく作る「ラーブ」なのだが、私にかけているのは、フレッシュな「こぶミカンの葉」のようだ。まあまあ、再現できていると思った。

名古屋・錦「スコンター」:http://www.sukhontha.jp/

2008-06-27 23:58:15 | 夕食・パーティなど | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


親子丼

親子丼(あらかじめだし昆布とカツオだしで出汁をとっておく。ごま油でとりもも肉ぶつ切りを皮目から焼く。白ネギの削ぎ切りをのせて炒める。えのき茸を加えて炒める。薄口醤油と日本酒で味を整えた出汁を加える。溶き卵をまわしかける。火を止める。どんぶりに白飯を入れて、先の具をのせる)
大根とわかめのみそ汁
レタスとトマトのサラダ

2008-06-26 22:24:54 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


豚肉生姜焼き

豚肉生姜焼き(フライパンにごま油をしき、生姜焼き用豚肉を焼く。好みにきったニラともやしを加え炒める。用意のたれをかけよく返して味をつける。たれは、おろし生姜、日本酒、薄口醤油、中国老柚、唐辛子粉)
小松菜胡麻和え
大根のキムチ(冷蔵庫で眠っていた。よくつかっておいしくなったようだ)

2008-06-25 23:28:16 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『雨森芳洲:元禄享保の国際人 』

上垣外 憲一、2005、『雨森芳洲:元禄享保の国際人 』、講談社 (講談社学術文庫)

江戸元禄享保期の朱子学者木下順庵に学んだ、雨森芳洲(新井白石の後輩にあたる)の伝記。対馬藩に仕え、朝鮮通信使の接待や釜山の倭館での外交交渉にあたった。この時代、名文論の朱子学者にしては、柔軟に現実に対応したといえよう。
雨森は、会話のできる中国語と朝鮮語を身につけており、自国の得失を把握しつつも、対等な立場で偏見なく交渉相手を見つめる外交官であったようだ。雨森のいう「誠信の交わり」、つまり、相手国の風俗習慣歴史人情に精通したうえでの相手との信頼関係を築くことは、単なる理想主義ではない。彼以上の外交官がその後日本に存在したのかというのが、おおいに気になるところである。

雨森芳洲:元禄享保の国際人 (講談社学術文庫)
上垣外 憲一
講談社

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2008-06-25 22:43:22 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


豚ミンチのラーブ

江南の畑からバジルが届いていたので。

豚ミンチのラーブ(バジルを刻む、香菜を刻む、ミントを刻む。フライパンにごま油をしいて、刻んだレモングラス、赤唐辛子小口切り、ニンニクみじん切りを炒め、香りがでたところで、豚ひき肉を加えてざっと炒める。紹興酒とナンプラーを加えて味をつける。ひき肉を野菜を刻んでいれておいたボールに入れてよくあえる。大皿に、レタスを千切りにして入れておき、これに加える。白飯とあわせて食する)
宇和島のジャコ天(赤唐辛子のジャムとナンプラーを混ぜたソースにつけて)

2008-06-24 22:25:37 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


とろろ汁

牛タン塩焼き(フライパンで油を使わずに焼く、塩こしょうで味を整える)
とろろ汁(昆布とカツオで出汁をとって、冷やしておく。長芋をおろしてあたり鉢であたり、黄身とだし汁を加えながらのばして行く。青のりを散らして食する)
キャベツ、人参、ズッキーニのサラダ(キャベツを一口大に切る。人参とズッキーニを薄切りする。塩を入れて塩揉みする。しばらくおいて水分を出してしぼる。水にさらして塩分を取って、水分をしぼる。塩胡椒、レモン汁、フレッシュオリーブオイルを加えてよく混ぜる)
豆腐とわかめのみそ汁

2008-06-23 21:13:38 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『江戸を歩く』

田中 優子、写真・石山 貴美子、『江戸を歩く』、集英社(集英社新書ヴィジュアル版)

江戸が東京に意外に多く残っていることがわかる。これって、すごいかも。もちろん、どのの町にもそうしたことがあるのだろうが、それにつけても、地名を変更して無機質な「○○何丁目」なんて形に整理していこうなどというのは、とんでもないことだ。地名を変更することは、歴史を抹殺するに等しい。
本書に望むとすれば、もう少し地図をつけてくれてもよかったことだろう。私の場合、GoogleMapを開きながら、本書を読んだ。これは、これで、楽しいのだけれど。

江戸を歩く (集英社新書ヴィジュアル版)
石山 貴美子,田中 優子
集英社

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2008-06-22 23:52:56 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


広島・立町「酔心本店」

予約していた「のぞみ」の時間が19時半頃だったので、半端な時間で夕食をとろうとして、なかなかここぞという店が見つからず、立町、流川などを歩いたが、結局、35年ほど前に大学院の頃に恩師の一人につれてきていただいた事のある「酔心本店」にたどりついた。

残念ながら、名物の鰯のさきみ(刺身)は食する事ができなかったが、季節外れと思っていた生ガキを食する事ができた。濃厚な味の生ガキをレモンを搾って塩をかけ、山葵を少し付けて食べたのだが、塩を頼んだら、仲居さんは意外に思ったらしい。それの方がおいしいのに。生ガキにはケチャップと山葵が添えられていたのだが。生ガキには塩とレモンだって!なんなら、塩にこだわってもらいたいところではある。

町をほっつき歩くのにつきあっていただいた友人に深謝!

広島・立町「酔心本店」:http://www.suishin.or.jp/shop_honten.html

2008-06-22 23:32:55 | 夕食・外食 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


安芸宮島町並み散策、「頼山陽史跡資料館」、「袋町小学校平和資料館」

昨夜、安芸宮島に一泊し、午前中は、宿泊先の「ゲストハウス菊がわ」のご主人に町並み案内をしていただき、お勉強させていただいた。
神備山である弥山を背景にした厳島神社、中世(古代?)から信仰や交易のために集落が形成されていたようだ。もちろん残っている家屋は、古いものでも幕末期以降のものだが、通りに面したところが改装されていても、内部には古くの構造が残されているところがあるようだ。いくつか、内部も見せていただいた。例えば、「オウエ」という神棚、二層の家屋であっても、その上部を吹き抜けにした立派なもので、なかなかのものである。ベンガラに塗った跡が残るものや青色に塗られた壁なども見る事ができた。
宮島は、信仰の島であったので、ツーリズムの原型とも言うべき様子が町並みの変遷(埋め立て、花街、芝居小屋、社寺の建築、船宿、旅籠など)が見て取る事ができた。また、案内をいただいた途中にお会いした建具屋さんのご主人には、海上の大鳥居の建設を巡ってのいきさつをお話しいただき、楽しいひとときを過ごした。ご案内いただいた、ご主人には、お時間を取っていただき、ありがとうございました。
町並み散策の後、厳島神社に参拝し、宝物殿奥の「ふじたや」であなごめしを昼食で食した。あっさりとした味わいで、なかなかよし。山椒を頼んだがなくて、一味をかけて食した。あっさりとしているが、もう少しぴりっとしていた方が好みではあったが、まあ、こちらの流儀はそうではないらしい。

広島駅に一同で戻って、解散。地元の一人を誘い、晩飯までつきあってもらう事にした。

袋町にある「頼山陽史跡資料館」にいってみた。「日本外史」や「鞭声粛々・・・」の漢詩でしられる頼山陽が広島にゆかりのある歴史人物とは、無知にも知らなかった。頼山陽が広島藩を脱藩し罪に問われて謹慎を申し付けられて蟄居した頼山陽の旧宅に資料館は位置しているのだが、実は、この場所は広島原爆の爆心地の間近で、倒壊は免れたものの屋根などはふきとばされているようすが写真に残されていて、旧宅自体も新たに復元されたもので、資料館は新たに建設されたものである。また、竹林と岩で構成される中庭「文人庭」も、なかなか清々しい。
常設の展示室には、頼山陽の生涯が年表と作品(日本外史)を中心に展示されている。特別展示室は関連する作家の南画が展示されている。かけている知識を埋めるにはよいが、いささか、物足りない。山陽の母や妻の一生とあわせてみても面白かろうと思う。受付付近に展示販売される書籍で目を引いたのは、そうしたものであった。

ほど近くに「袋町小学校」があるのだが、コンクリート製の小学校の建物が爆心地付近に位置し、在校生多数の犠牲者を出したものの、被爆後も骨格が残ったために治療用施設として機能していた。戦後も長く小学校として利用されていたが、回収されようとした際、収容された人々や身内の人々を探し求める人々の書き残した告知が発見され、建物の一部が残されたもので、原爆の悲惨さや平和への願いを伝える貴重な資料館となっている。原爆に関する諸情報が、世界遺産である「原爆ドーム」や平和資料館だけではないことを知る事ができた。

宮島観光協会:http://www.miyajima.or.jp/
宮島公式サイト:http://www.miyajima-wch.jp/
宮島「ふじたや」(あなごめし):http://rp.gnavi.co.jp/sb/3006813/
頼山陽史跡資料館:http://www.ccv.ne.jp/home/raisanyo/top.htm
袋町小学校平和資料館:http://www.fukuromachi-e.edu.city.hiroshima.jp/shiryoukan-index.htm

2008-06-22 22:55:10 | 博物館/美術館など | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


広島・宮島「町屋ホテル ゲストハウス菊がわ」

一年恒例、恩師を囲んでの一泊旅行で安芸宮島に来ている。夕方に到着したが、あいにくの雨、厳島神社方面に出掛けたが、早々に退散して、チェックイン。夕食までのしばらくの間、研究会で過ごす。

夕食のメニューを記しておく。
前菜:生湯葉、海老など
緑香饅頭:グリーンピース味
サザエとアボカドの変わり焼き:白みそ風味?
刺身:タイ、イカ、タコ
美味豚ロースの冷シャブ:ごまだれで
メバルの唐揚げ:一匹丸ごとから揚げしてあり、塩をつけて
焼きおにぎりのお茶漬け
デザート

古い民家を改造したという建物をうまく改修して個室が作られていて、各部屋にシャワーとトイレがつく。料理もなかなかのもので、楽しむ事ができた。

夕食の後、一室に総勢8名が集まり、近況などを交換し、盛りあがった。

「町屋ホテル ゲストハウス菊がわ」:http://www.kikugawa.ne.jp/

2008-06-21 23:40:32 | 夕食・パーティなど | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


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