禁酒第四日目:ずいぶん昔、職場の健康診断で高脂血症の疑いありとの診断で、要精検ということになったことがある。近所の医者に行くと、酒をやめるようにとの診断だった。酒のない人生なんて、さびしいじゃないですか、というと、先生は、じゃ、週2日抜きなさい、一ヶ月してもう一度採血しましょうという。そして、一ヵ月、見事に数値が下がり、一応無罪放免になった。そのころは、仕事で海外に出ると禁酒地区があってそこでくらすと、数週間は酒を飲まないわけであった。最近は、酒を飲まないことが、一年に数日、という調子が続いていた。しかし、その後の健康診断では、高脂血症についての要精検は出ていない。
和風ハンバーグ、大根おろし添え(合びきミンチ、タマネギみじん切り、牛乳で湿らせたパン粉、全卵、醤油、塩、胡椒、チリパウダ、ミックスハーブをいれて粘り気が出るくらいによく混ぜる。フライパンにサラダオイルを敷いて、加熱。ボール上にまとめて、空気を抜き、フライパンで中火でじっくり焼く。押して好みの厚さにする。中央をへこませておくと火のとおりがよい。大根おろしをのせて、柚子ぽんを少々かけていただく)
豆腐の納豆汁(鰹節でだしをとる。麹味噌、納豆、絹ごし、小口切りのねぎ)
キャベツの温野菜(キャベツを千切り、塩茹でする。ざるで湯を切り、ボールにいれて、塩胡椒、ミックスハーブ、バルサミコ酢、オリーブオイルをかけてよく混ぜる)
禁酒第三日:二週目に入った禁酒。今日が、「三日坊主」の山!ま、酒を週二日断つといったところで、手が震える訳でも、酒に知らず知らずに手がでそうになる訳でもない。これだったら続くかも。体重計は、だいたい73キロ台だったのが、72キロ台になったのだが、まさか、そんなに早く効くのだろうか。
今日は、一日県内を所用で走り回り、締めくくりを数時間オフィスで座りっぱなしだったので消耗し、スーパーの惣菜で済ますことにした。
さわらの塩焼き、ギンダラの西京漬、菜の花の白和え、茶碗蒸し、マグロの剥身巻、納豆巻、チラシ寿司。
夕方、浅間町近くに用があったので、先日昼食をとった西区幅下「谷屋」(蕎麦)で夕食をとった。
十割蕎麦、蕎麦がき(大根おろしと鰹節がつき、醤油をあわせて食する)、穴子のてんぷら、地鶏の柚子胡椒焼
池下・浅野屋。土曜とあって、引きも切らないお客。にぎわっていた。
エビフライ定食、ビーフフィレ・ステーキ定食、ハム盛り合わせ
キャベツと三枚肉塩豚の蒸し煮(豚三枚肉薄切りを塩してしばらく置いておく。水分が出てきたら、キッチンペーパーで吸い取る。一口大に切る。キャベツを一口大に切って、層状に三枚肉とキャベツを重ねていく。日本酒を振りかけて、無水鍋で加熱。仕上げに黒胡椒をかける)
トマトとタマネギのサラダ(タマネギを薄切りして水にさらす。トマトを薄切りして皿におき、塩胡椒。タマネギ薄切りを水を切ってのせる。バルサミコ酢とオリーブオイルをかける)
たこのラグーソースのパスタ(たこ、タマネギ、セロリ、ニンジン、マッシュルームを粗微塵。オリーブオイルでガーリックみじん切り、赤唐辛子小口切りをいため、材料を順にいためていく。赤ワインを注ぐ。塩胡椒、ミックスハーブ、ローリエで味を調える。リンギーネをアルデンテにゆでて、湯切りをして皿に盛り、オリーブオイルをかけてその上にラグーソースをかける)
ルッコラのサラダ(ミックスハーブ、塩胡椒、バルサミコ酢、オリーブオイルのドレッシング。ルッコラ)
とんかつ(豚ロースのステーキ肉。塩胡椒しておく。溶き卵をくぐらせ、パン粉をつけて、じっくりとあげる。大根おろしと柚子ジュースをつけて)
ほうれん草とタマネギのいためもの(オリーブオイル少々。タマネギ薄切りをいため、ほうれん草を加え、塩胡椒。しんなりとしたところで)
金時草とサトイモの味噌汁
禁酒第二日:酒がないと、がつがつと食べてしまい、あっさりと食事時間が終わる。健康的というべきか、楽しみが少ないというべきか。
ブリの照り焼き(天然ブリの切り身に塩胡椒しておく。フライパンにサラダオイル。中火でじっくりとブリを焼く。両面に焦げ目がついたところで、キッチンペーパーで油を吸い取らせる。濃口醤油、日本酒、赤唐辛子粉を混ぜたたれを加えて、鍋をこげつかさないようにブリに絡める)
ほうれん草とルッコラのおしたし(ほうれん草とルッコラの食べ比べ。鰹節と濃口醤油)
大根おろしとなめたけの酢の物(なめたけをざっとゆでて水にとって荒熱をとり、大根おろしに加える。薄口醤油、米酢、砂糖少々をまぜてしあげ)
豆腐の味噌汁
納豆
鈴木ひとみ、2006、『紐育 ニューヨーク!:歴史と今を歩く』、集英社新書
ニューヨーク在住20年の著者がニューヨークを紹介する。まるで通りを歩いているように要所要所の歴史と現在が語られ、ニューヨークっ子の行動様式や考え方が語られる。
ニューヨークは以前から一度は行って見たい町なのだが、ブッシュ大統領が辞めるか、あるいは、イラクから撤退するか、そして、もう少しセキュリティ・アラートのレベルが下がってからにしたい。
どちらかというとリベラルで多様性を尊ぶアメリカらしくないニューヨークが9・11以降、アメリカになってしまったらしいから・・・。
2007-02-19 23:03:06 |
読書 |
| Trackback ( 0 )
禁酒第一日:メタボリックシンドロームの候補(つまり、へそ周りの胴囲が86センチ以上)であるといわれ、じゃ、酒を週に二日抜くかということになり、今日はその第一日ということになった。せっかくおいしい料理だったのに残念だったのだが。
菜の花のオレキエッテ(買ってきた菜の花をさばいて、軸をとり、軸の部分を短く切り取る。湯で上がりを考えてのこと。乾燥オレキエッテをたっぷりの湯と少々の塩で茹でる。茹で上がりの2分前に菜の花を加える。茹であがるまでに、ソースを用意する。ニンニクみじん切り、ローリエ数枚、赤唐辛子、アンチョビフィレをオリーブオイルに加えて香りを出し、茹であがったパスタと菜の花を湯切りし、ソースと一気に絡める)
ルッコラとフルーツトマトのサラダ(ミックスハーブ、胡椒、コリアンダー、チリパウダ、バルサミコ酢、PASQUINIのフレッシュオリーブオイルでドレッシングを作る。江南のおばあちゃんのルッコラとスーパーで買ったフルーツトマトを絡める)
昨夜の世界ウルルン滞在記で小倉ゆうこりんがイタリアのブーリア州で作っていた「菜の花のオレキエッテ」を再現しようということであったが、手作りパスタはやめて、ラシック地下の「キタノエース」でドン・ペッピーノのオレキエッテを購入。また、レシピにあったオリーブオイルで炒ったパン粉は、パン粉を買い忘れたので、これに代えて、PASQUINIのフレッシュオリーブオイルを仕上げにかけまわした。これは正解。
ドン・ペッピーノのオレキエッテ:http://www.rakuten.co.jp/doo-bee/486505/492742/
イタリアトスカーナ産 PASQUINI パスクイーニ一番搾りオリーブオイル:http://www.tuplet-style.com/product/467
![](/images/clear.gif)
佐藤洋一郎、2005、『里と森の危機(クライシス): 暮らし多様化への提言』、朝日選書
里を取り巻く自然の豊かさは人間の暮らしのあり方と密接に結びついており、「暮らしの多様性」が失われてきたことが、ひとの暮らしと結びつく自然が失われつつあることにつながるので、「暮らしの多様性」を回復することが大切であると説く。
自然という言葉は、人間の生活とは離れたイメージを持つが、人類が道具や火を持つようになってからは、まったくの手付かずの自然というのは地球上のどこにもない。
たとえば、本書にも紹介されるオーストラリア先住民のアボリジニは、狩猟採集民としての生活の中で、「火」を使って森林や平原を「管理」してきた。ヨーロッパからの移民たちは「火」が家畜や穀物を危機に落としいれ、「自然」を破壊するというのでアボリジニたちの野焼を禁止して来た。
しかし、野焼を禁止するとオーストラリアの「自然」に卓越するユーカリ種の落葉は微生物を寄せ付けない成分を含んでいるので容易に分解されず林床にたまっていく。乾燥がちの大陸でひとたび自然発火が起こると林床にたまった落ち葉の炎は樹冠まで立ち上がり、樹木を枯らすだけでなく、大火になって大規模に「自然」を破壊してしまう。
現在は、国立公園の森林管理ですらその方法が変わり、定期的に火を入れて林床に蓄積される落葉を少量のうちに燃やすようになっている。じつは、アボリジニたちの野焼は一年のうち頻繁におこなわれ、このことが火による自然管理となっていたことが見出されたのである。オーストラリアの考古学者の故リス・ジョーンズはこれを「firestick farming」とよび、アボリジニたちの自然管理の知恵を「耕作」にもなぞらえた。
ここで、アボリジニの火付け(野焼)を取り上げたのは、狩猟採集をするという人類の原初的な生業形態ですらも、自然を手付かずの自然として放置しておくことなく、自然とともに生きてきたということを示したかったからだ。私たちの生活は、いかに工場生産されるような栽培植物ですら、「自然」の稔りなしには成り立たない。距離を置き眺めるのではなく、私たちの身近な、かかわりを持つべき存在としての「自然」と位置づけるべきなのだ。
本書の中で世界自然遺産に指定されたという秋田の「白神自然林」と山で暮らす「またぎ」の関係にふれられている。自然遺産に指定されたとたん、山で暮らす人々の立ち入りと山の実りの収穫が禁じられるようになったが、その白神ですら、山で暮らす人々にとっては、豊かな稔りをもたらしてくる「耕地」のひとつであって、人々の手が入ることによる自然の維持という状況もあったのである。
また、タイでの野生イネの管理についてのエピソードも興味深い。野生イネの生育地をタイ王室の力を借りて、人が立ち入らないように塀をめぐらしたとたん、塀の中の生育地は多様な植物が進入し野生イネは卓越した地位を失ってしまった。人の生活も含めたエコシステムのなかでの野生イネであったというわけである。
多様性の中での一存在としてのひとの暮らしという考え方に強く思いをはせたいものだ。
![](http://images-jp.amazon.com/images/P/4022598867.09.MZZZZZZZ.jpg) | 里と森の危機(クライシス) :暮らし多様化への提言朝日新聞社詳細を見る |
![](/images/clear.gif)
2007-02-19 07:52:41 |
読書 |
| Trackback ( 0 )
いつもの、池下・浅野屋さん。今日は日曜とあって、満員の大賑わい。
鶏のから揚げ定食、エビフライ定食、ハム盛り合わせ。
夏みかんとチョコレートのジャムを買ってきた。奥さんの手作り。この前買った柚子のジャムは、あっという間になくなった。
ミネストローネ(ブロックベーコンを粗い賽の目に切っておく。タマネギみじん切り、セロリも同様。ニンジン、ジャガイモ好みの大きさに切る。マッシュルーム、エリンギ、好みの大きさに切る。ミニグリーンアスパラ、赤ピーマンも同様に。深鍋にオリーブオイルを入れて、ベーコン、タマネギ、赤唐辛子、ローリエをいためる。胡椒、ミックスハーブ。ざっと火が通ったところで、ニンジンと赤ピーマン。ダイストマトの缶詰をあける。半量の赤ワイン。一缶の水。ジャガイモ、そのほかの材料を入れ、塩で味を調える。ショートパスタをアルデンテに茹で、スープ皿にいれ、ミネストローネをよそう)
ドライイチジクを入れたパン(これは、おみやげ)