今夜は、「Pizza East」で。
口取り:豚肉のパテのミルフィーユ風
前菜:キノコと温野菜のバルサミコソース、サツマイモのスープ
プリモ:栗のニョッキのポルチーニソース、サーモンとイクラのパスタ
口直し:オリーブオイルのソルベ
セコンディ:豚肉と焼き野菜、オマール海老のグリル
デザート:栗のティラミス、みかんの蜂蜜ジェラート
久しぶりに、おいしゅうございました。
佐々木俊尚、2006、『ネットvs.リアルの衝突:誰がウェブ2.0を制するか』、文春新書
インターネットの起源から、現代的キーワードのP2P、Web2.0まで、ネットワーク社会の諸問題を歴史と現状を取り結んで記す。また、ときおり著者自身によるインタビューが挟まり、リアリティのあるインターネットの現状を把握することができる。
自由思想のシンボルとも言うべきインターネットがどのように国家やコマーシャリズムに絡めとられるのか、これは、正念場と言えよう。
2007-10-30 21:58:14 |
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中華風炒め物2種
サラダセロリとホタテ貝柱の中華風炒め(塩胡椒、ショウガ、ニンニク、赤唐辛子)
白ネギと三枚肉の中華風炒め(中国醤油、塩、ショウガ、ニンニク、赤唐辛子)
古漬け(冷蔵庫の糠にはいっていた、小カブとニンジンを薄切りして水にさらし、ざるにとって水切りをし、刻みショウガ、ネギ小口切り、濃口醤油をあわせる)
佐藤悦子、2007、『SAMURAI佐藤可士和のつくり方』、誠文堂新光社
今、旬の「SAMURAI佐藤可士和」の公私にわたるパートナー佐藤悦子が、佐藤可士和について語る。アートディレクター佐藤可士和のブランディング、マネージメント、作品がプロデュースされる背景、パートナーシップ、これらの秘密が明かされる。
「佐藤悦子なしにはサムライはあり得なかった」のフレーズは、本書の「帯」だが、まさに、そのようである。
2007-10-30 11:22:57 |
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照り焼き風豚肉ステーキ(トンカツ用の肉に両面塩胡椒しておく。フライパンに無塩バターを溶かし、揺すりながら、両面を軽く焦がす程度に焼く。火から離して、あらかじめ用意した濃口醤油と日本酒を合わせたものをかけて、火に戻して沸騰させ、両面を絡ませる。照りがでたところでできあがり)
セルバチコとプチトマト、オリーブとフェタチーズのサラダ
なんとも珍妙な組み合わせではあるが、冷蔵庫に保存していたテールシチューとガスレンジに乗っていたおでんを片付けた。
ま、こんなことも、あろうか。
また、冷蔵庫の中の糠床の中にも、野菜がはいっていて、古漬けになっている。こちらもそろそろ片付けないと・・・。
渡部信一、2005、『ロボット化する子どもたち:「学び」の認知科学 (認知科学のフロンティア)』、大修館書店
本書は、様々な問題が生じている現代の「学び」について、ロボット開発や自閉症教育における「学び」、職人の「学び」を踏まえて、21世紀の「学び」を構築しようという試みである。
ロボットに自立的な行動を指せようとすると、従来の開発方針では、様々な状況における対処方法について、あらかじめプログラミングしておくというものであった。しかし、たとえ、部屋の中で移動させるとして、あらかじめ配置される様々な家具などの位置を覚えさせ、ぶつかったときにどのように回避するかを決めておいたとしても、もし、誰かが何かを部屋の中に持ち込めば、ロボットはたちまち立ち往生してしまうだろう。人間の行動をシミュレーションしようにも、人間には簡単にできる変化する状況に対応しながら行動するということも、ロボットにとって甚だ困難である。
自閉症児は、それと似て、既知のパターンの中で行動ができるが、ひとたびそこから外れた状況では、その次の行動が続いてできない。障害児教育では、「スモール・ステップ」とよばれるカード型の行動指針を教えて、行動をパターンとして覚えさせる「教え込み型」教育の方法をとって教育しているが、障害児の障害のレベルによって、様々な、パターンの「スモール・ステップ」を必要とするし、もちろん偶然生じた例外的な状況への対処は、困難である。
本書では、障害児の例として著者が教育にかかわった習平君という自閉症児の15年の学びを通して、「教え込み型」ではなく「しみ込み型」、状況の中で自らが「学び」を発見していく事の重要性が指摘される。
学校における教育は、事細かな学習内容をカリキュラムに従って学ばせる「教え込み型」教育といえようが、例えば、職人の修行の過程は「しみ込み型」教育の典型であろう。言葉でインストラクションするのではなく、見て学ばせる事が大切といえる。
本書は、ロボット開発と自閉症児の「学び」、職人の「学び」という一つ一つはわかりやすく、同時に総体として「学び」とは何かについて再考させてくれる、お勧めの一冊!
2007-10-28 13:58:27 |
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2007-10-28 12:06:02 |
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村井章介、1997、『海から見た戦国日本:列島史から世界史へ』、ちくま新書
本書、36頁の陸奥十三湊と67頁の那覇からの同心円を見ると、列島史の範疇では、日本の歴史は押さえられないことが空間的に把握できる。ましてや「蝦夷」の交易路や琉球の交易路、さらには、倭冦の活躍の場(東南アジアまでふくむ)をみれば、いかに日本の従来の歴史観が閉鎖的であったことか。
また、江戸時代は「鎖国」であったと言う位置づけもまた、本書を読むと意図的なバリアを用意していたとしか思えないはずである。
魏志倭人伝のころより、大陸東辺の列島は世界とつながっていたのであろう。昨今の教科書検定の問題も同様に、価値観を日本列島に限定しようと言う歴史観がなせるわざと言わねばなるまい。日本史は、ローカルな歴史ではなく、世界史の中で再構築されねばならないという主張は、本書の著者だけにとどまらないはずである。
2007-10-27 22:09:11 |
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AllAbout/男の料理に載っていて、おいしそうだったので、作ってみた。私は、それなりの満足だったけれど、家人には、今ひとつだけだったようで、ニンジンが今ひとつというひとには、当然インパクトがないことは、しょうがないか。レシピと違うのは、ニンニクスライスと赤とうがらしをくわえ、オリーブオイルを使うことか。
ニンジンとラム肉の煮込み(ニンニク薄切り、タマネギ薄切りを用意。深鍋にオリーブオイルをしいて、炒め、クミンシード、赤とうがらし、塩を加える。ラム肉のブロックがなかったので、ラムチョップ=骨付き肉をつかう。これをくわえて、軽く焦げ目をつける。水を加え、ニンジン乱切りを加えてふたをしてしばらく煮込む。ソースにヨーグルトに塩とパプリカを加えたものをかけて、食する)
AllAbout/男の料理:ニンジンとラム肉の煮込み:http://allabout.co.jp/gourmet/cookingmen/closeup/CU20071010A/?NLV=NL000501-59
大学1年が大阪万博の年だった。
子どもの頃、大阪の近郊で育ったので、本書の主人公たちのように、空き地に「秘密基地」を作って遊んでいた。そして、本書のように、そこは、いつしか、建物が建っていた。子どもの頃、田んぼや畑を横切りながら中学校に通っていたのだが、そうした田んぼや畑も工場や住宅に変わっていった。
高校生の頃、大阪近郊の田舎じみた高校にも学生運動やべ平連の影響で、メットをかぶり、ゲバ棒をふるった友人もいた。また、反万博を叫んでいた。私も、「親戚のおばさんに、アポロが月にいって石を持ち帰ったなんて嘘だ、それは、アメリカの陰謀で、すべてスタジオで作られたんだあ」と説明していた。
でも、大学に入ると、万博に5回も行った。月の石を見たかどうか定かではないが、多分入ったのだろう。そして、いくつものパビリオンにいって、輝かしいと思ったかどうかも定かではないが、変わりゆく直近の想像の未来を見て回った。
実家も日本経済の成長に伴って、それなりに豊かになっていった。マイカーも、また、大阪平野を出て、奈良の新興住宅に引っ越していった。大阪近郊は日々変化していった。
本書(ビッグコミック・スペシャルで読んだことはなく、すべて、単行本になってから買い読んだ)を読みながら、非常にノスタルジックな気分になった。20世紀少年たち、多分、わたしとかれらとは、6-7歳の違いしかあるまい。たぶん、世紀のにおいは共有している。
「ともだち」の存在によって、けして「オウム真理教」ばかりを思い出したのではなかった。カルトだけではなく、セクトのことも、また、様々な語りを行う当時のイデオローグを思い出していた。先に触れたように、万博もその一つだ。いったい、あの「未来学」はどこに行ったのだろうか。
手塚治虫の鉄腕アトムが活躍する未来は2003年だったし、あの「ビッグブラザー」の支配するオーウェルの近未来は、1984年だった。1950年代当時から見た未来は、そんな時代だった。そしてまた、万博の頃、21世紀はまさに、輝かしい未来として描かれていた。21世紀になったいま、はたして、輝かしい未来に我々はいるのだろうか。
先日、たまたま、大阪城に行く用があり、天守閣前の広場で万博のタイムカプセルがまるで遺跡のように存在するのに気がついた。200年後にあけるのだという。未来へのメッセージをたくすというタイムカプセルは、当時、全国の小中学校で作られたと思うのだが、あのタイムカプセル現象は、何だったのだろう。
主人公のケンジは、タイムマシンに乗って「ともだち」のなぞを明らかにしようとする。われわれも、やはり、記憶というタイムマシンに乗って、もう一度、当時から今のありようを思い起こしておく必要があるのかもしれない。「ともだち」に支配されたりはしない「未来」を築くために。
2007-10-26 23:02:58 |
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おでん(大根とすじ肉は、圧力鍋でだし昆布とともに煮る。練り物各種、こんにゃく、厚揚げを加え、薄口醤油と日本酒で味をつける。)
昨夜、スーパーでの買い物の際に牛テールを見つけたので煮込んでおいた。
牛テール準備(牛テールを鍋でオリーブオイルとともに焼いて、軽く焦げ目をつける。水と赤ワインを注ぐ。鍋底のエキスをこそげとり、溶かし込むとよい。タマネギ、ニンジン、セロリ、ニンニク、ローリエ、粒こしょう、粒コリアンダー、ホールローズマリー、赤とうがらし、などをいれ、軽く塩をいれて、4時間ほど、とろとろと煮込む。火を止めて、鍋に入れたままおく)
牛テールシチュー(牛テールを取り出し、煮込み用の野菜をすくいとる。火にかけて、浮いてきた牛脂をすくいとる。テールを戻す。こくをつけるために市販のデミグラスソースの缶詰を追加。タマネギとマッシュルームを追加、火を通す。塩味を調整する。仕上げに、生クリームを入れる。ニンジンとジャガイモは、好みのサイズに切って、別にゆでておく。スープ皿に、ニンジンとジャガイモ、牛テールを入れて、シチューを上からかけ回す)
ルッコラ、プチトマト、赤かぶスプラウトのサラダ
ままかりのマリネ(スーパーで売っている、ままかりの酢漬け、漬け酢をすて、オリーブオイル、赤唐辛子小口切り、バルサミコをくわえて、それなりのままかりのまりのできあがり!)
まぐろの漬け丼(まぐろの漬けの既製品を解凍し、ご飯にのせて。温泉卵を添えると、まろやかに)
ほうれん草のおしたし
がんもどき、しめじ、水菜の煮物(だし昆布と鰹節で出汁をとっておく。水菜をあらかじめ塩ゆでしておく。がんもどきを湯で一時煮て、油落とししておく。出汁に日本酒と薄口醤油で味付け。がんもどきとしめじをしばし煮る。深皿に水菜をおいて、がんもどきとしめじをだし汁とともにそそぐ)
鯖のみりん干し