入試関係の打ち上げ。ともあれ、また一年、なんとか、すごしたかと。
早野龍五&糸井重里、2,014、『知ろうとすること。 (新潮文庫)』、新潮社
3.11からはや6年、「避難民がゼロ」になったときが復興、という友人の言葉を借りれば、まったく、可能性も見えない。外部被曝の可能性がある場所ですら、避難解除がアナウンスされるものの、そもそも、生活基盤がないところには帰ることは出来ない。その意味では、いつになって「復興」という段階になるのか。少なくとも、政府は、避難解除がそのサインだと理解しているようではあるが、解決につながるとは思えない。
本書は、ながく枕頭に積読になっていた本だ。なぜ、積ん読のままになったのかというと、物理学者の早野氏の言葉が楽観的に響きすぎるからだ。糸井氏の合いの手もそうだ。そんなふうに、安易(ではないのだけれど)に安全だというサインを出していいのか。そうおもったから、うんざりして、捨てておいたのだ。しかし、考えてみると、政府や東電のやり方とは違う希望への道があるかもしれないとも思える。本書が避難解除に直接結びつくわけでもないし、また、解除されたところでもとに戻ることもできない。だが、オルタナティブとしては、必要な情報だろう。内部被爆や外部被曝についての考え方、あるいは、捉え方について示しているから。
本当は、政府や東電の責任の所在を明確にしなければならないし、土木優先の復興には、大いに疑問がある。自発的な復興ではなく、政策的な復興は、地元に根ざすとはまったく思えない。小綺麗な再開発は被災地でなくとも、街の魅力を失わせてしまうように思える。
本書のもっとも素晴らしいところは、我々の身体の主要元素、水素は宇宙開闢以来の元素であって、我々は地球の歴史そのものだということを物理学者としての早野氏が語っているところだろう。だから、地球を大切にすることは、自分自身を大切にすることに直結しているのだとわかるところだろう。
2017-03-30 22:06:30 |
読書 |
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ボスカイオーラパスタ:にんにくとブロックベーコンを炒めて香りだし。タマネギざく切り、えのき+ぶなしめじ+マッシュルームをくわえていため、塩胡椒+白ワイン+赤唐辛子+ローリエ+トマトソース。煮詰める。ツナ缶(フレークではない)を加える。ペンネを茹でる茹で汁を加え、湯で時間の半分をソースとともに。
カブラのサラダ:カブラの皮を剥いて塩もみ。カブラの軸を細かく、葉っぱをざっくり切ってこれに加える。胡椒+イタリアンハーブ+ホワイトワインビネガー+フラックスオイル+フレッシュオリーブ・オイルに水気を切ったカブラを加えてあえる。
金時草の胡麻和え
カレイの干物のグリル
カブラと薄揚げの味噌汁
炊き込みご飯
豚しょうが焼き
もやしとジャガイモのの中華風酢の物
ほうれん草のおしたし
午後は、ずっと星ヶ丘キャンパス。今年度の各種学内研究費の成果発表会。
パスタ・ミートソース
ルッコラのサラダ
今日は生憎の冷たい雨だったのだけれど、昼食も兼ねて出かけてみようかということになり、豊田市のとあるカフェに行くも満席で長蛇の列、それで、中華の「浜木綿」に乗りあえず入り、6品ほどが次々と出てくるランチ。その後、松平郷に行く。高月院と松平東照宮を見学。はじめてだったのだが、鄙にはまれなというべきか、立派なお寺とお宮。まあ、徳川家の本家筋ということからするとは、粗末ではあるが。ここの松平家は、旗本待遇であったらしい。
足助の方を回って、グリーンロードを帰ってくるつもりが、気持ち良い山道(里里には、梅や桜が楚々と咲いている)を辿りながらドライブするうちに、カーナビに騙されて違うルートを回って帰ってきた。
昼が重かったので、軽いものということで。
卵かけご飯、菜の花の胡麻和え、カブラの味噌汁、いぶりがっことチーズ
午後、名古屋市立美術館に「アドルフ・ヴェルフリ ニ萬五千頁の王国」展を見に行った。圧巻の細密画と繰り返されるパターン。たまたま、開催されていた講演会の終わりがけに入ったのだが、紹介されていたアニメ作家の話がとても面白かった。関学の漫研出身、手作りのアニメ、アナログ、プロになるつもりなし、独自の世界。アールブリュットに関連した話。
家においている古いMacBookPro、バッテリーがイカれてきて膨れたために、トラックパッドが浮き上がってきて、これは駄目だと見切りを付けた。新しいMacBookかMacBookProか、それとも、MacBookAirかと思ったのだが、想い直して、iPadPro9.7インチのWiFiCellarを選んで、ふるいiPad+キーボードを食卓に置くことにした。今、移行中。
いい時間だったので「鮨とんぼ」に行った。お弟子さん、ときに、煮切りの量が多すぎて味が濃いようだが、ま、よしとしよう。