有馬哲夫、2012、『原発と原爆:日・米・英核武装の暗闘』、文芸春秋(文春新書)
東西冷戦構造時代の核戦略に発想した日本政府保守勢力の核武装計画と原子力発電が結びついた結果が、フクシマを招いたとしか考えられない。昨今では、北朝鮮の核爆発実験について日本政府は圧力をかけるが、原発開発はこれと類似した核武装計画であったことを棚に上げる。それどころか、原発再開に必死の政権である。
原発からは、先のフクシマでのプルトニウムの放射でわかるように、ウラニウムの崩壊とともにプルトニウムが生成される。このプルトニウムを利用した核武装計画はフクシマの悲劇のみならず、核物質の拡散の可能性のテロもふくめ、また、六ヶ所村の再処理工場の問題も含めてきわめて大きなリスクを抱えるのである。われわれは、様々な情報を得て、自分自身の決断のもと、どのような未来を描くのか熟慮して決断しなければならないだろう。
2013-04-30 22:25:39 |
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茄子の揚げ出し風(茄子を一口に切って切り口に包丁を入れ、片栗粉を少々つけて少量のごま油で切り口を揚げる=焼く。別の鍋に入れて鰹出し+日本酒を加えて、淡口醬油+少々のナンプラーをくわえ、逢い引きミンチをほぐしながら加えて煮立てる。片栗粉でとろみをつけ、小口切りの青ネギを散らして出来上がり)
コゴミの胡麻和え
ほうれん草のおしたし、シラス乗せ
グリーンピースの卵とじ(生グリーンピースをカツオだし+日本酒で煮て、生醤油で味を整え、溶き卵を加えてとじる)
最近は長野佐久の農家からの米を使っている。少量で申し訳ないのだが、その都度精米してくれるようなので、今年に入ってからは、その米がめっぽう気に入っている。お勧めしたいが、どれほどたくさん生産しているのかわからないので、とりあえず、自分優先で申し訳ない。
牛ランプ肉のステーキ、炒めた新タマネギとほうれん草をそえて
ジャガイモサラダ
仁科邦男、2013、『犬の伊勢参り』、平凡社(平凡社新書)
本書は、久しぶりのヒットだった。
この2年ほど、家で不幸が続いたので、この2月に久しぶりに伊勢内宮にお参りしたが、思いがけず大勢の参宮者があって驚いた。今年は伊勢遷宮の年、さらに大勢の参宮者がでることだろうが、犬は連れてはいけない。犬はご法度だ。
本書は、江戸時代に参宮した犬がいるという書き出しで大変興味深く読んだ。もとより、古来日本では犬は穢とされていたそうで、穢のものが参宮出来ようもないはずではあるが、読み進めるうちに、本書は、犬と日本社会のあり方という本質に迫る奥深いものであることに気が付かされることになった。
柳田國男によると、かれの生まれ故郷でも犬は家で飼ってはいないものであったという。明治維新前後より、洋犬が入ってきてその名を「カメ」とよんだというが、それは「come on」が人々に「カメ」と聞こえたということによる。「カメ」は個人に所有されて居るものであったが、それに対して日本の犬は、一部の犬を除き、個人で所有するものではなく、村犬とも言うべきもので(もちろん、町でも同様)、村の境近くに見知らぬ人が来れば、吠えつき、あるいは、付き添って監視して、村の番をしていたものであった。犬もまた一部の狩猟犬以外は特定の飼い主に忠誠を尽くすものとは考えられてはおらず、村の子らの遊び仲間であり、村の誰もが餌を与え、それなりに親しく接していたのだそうだ。
わたしは、ミクロネシアやオーストラリアでフィールドしたことがあるのだが、それぞれの地で、犬との接し方の違いを経験したが、本書を読んで改めて蒙を啓かれた思いがする。日本もまた、西欧の所有についての観念が、様々の物件において異質であったこと、本書で言えば、犬の所有権はどこにあるかということにあるのだが、そもそもペットという観念自体が個人所有の観念であると今更ながらに気が付かされた。ペットは動物を愛玩するにとどまらず、所有権であるということである。当然のことながら、所有物である以上、所有者には様々な責任が発生するはずで、ペットに対する所有に付随して、しつけもまたともなうはずである。しかし、未だに、ペットを捨てる人々が出ること、あるいは、ペットに対するしつけが充分でないことが続くのは、日本の人々の心にある愛玩動物の「所有」について、少なくとも欧米流の所有権をともなう確たるイメージが未だに湧いていないためのことではないのか。
さて、江戸時代、犬の参宮があったという事例が数多く本書で紹介される。もちろん、犬に宗教心があったわけもなく、江戸の庶民の宗教心によるものだが、同時に、伊勢の御師というシステムが、全国を組織していて、参詣を名目とすれば庶民も旅をすることができたという、江戸のツーリズムが普及していたこと。また、江戸時代には全国をネットしていて参宮犬への喜捨や御札をふくめ、犬を無事にリレーしていく流通システムが存在したことを背景としている。先に述べたように犬と人間の関わり方も、もちろん、そのようで、犬の持つ帰巣本能が遠距離での参宮を可能にするのであろうが(本書では青森黒石と伊勢との往復2千キロ超の事例が紹介されている)、同時に江戸のツーリズムと流通がそれを可能にしたのである。
うーん、江戸は不思議だ。日本は謎だ。しかし、こうした不思議や謎がどんどん薄れてしまっていくことは、まこと残念なことといわねばならない。
2013-04-28 23:55:16 |
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今日の午後、15時過ぎに到着すれば多少は混雑緩和かと思ったが、長島アウトレットは、大いに混雑。客単価はどんなものか?!
20時頃帰宅、浅野屋へ。
カツオのカルパッチョ
ニース風サラダ
メンチボール
ソーストンカツ
シーザーサラダ(江南の畑から来たローメインレタス。エメンタール、グリエール、パルメジャーノの三種のチーズを糸状におろす。ニンニク、新タマネギ、ケーパーのみじん切り、フレンチマスタード、温泉卵、フレッシュオリーブオイル、ホワイトビネガーをよくまぜて、一口に切ったローメインレタスをあえる)
トマトと新タマネギのパスタ(ニンニク薄切り、パンチェッタ、赤唐辛子を炒める。くし切りの新タマネギとトマトを加える。胡椒、パスタの茹で汁少々。リンギーネをアルデンテにゆでてソースを絡めて供する)
生ハム+ハムなどのゼリー寄せ
同僚三人、MT, MK, KYと蕎麦会席と蕎麦焼酎の蕎麦湯割。
MK, KYと二次会で池下のワインバーIl Mattoへ。
巻かないロールキャベツ(ミンチ肉をタマネギみじん切り、メース、チリパウダー、塩こしょうでよくまぜ、一口にちぎっておいたキャベツと交互に重ねていく。白ワインと水をそそいて煮る。上には、トマト薄切り、ブナしめじをのせておく)
渥美半島から来たプチトマト、甘くておいしい。
鮭のムニエル(生アトランティックサーモンをあらかじめ塩胡椒しておく。小麦粉をはたき、少量のオリーブオイルで両面をじっくり焼く)
ローメインレタスとあげさんの煮浸し(江南の畑から来たローメインレタス、胡麻油で炒めてカツを出しを加えてあげと共に煮浸しにする)
タマネギとわかめのサラダ(江南の畑から来た新タマネギ)
納豆
シジミの味噌汁
オムレツ(マッシュルーム薄切り、タマネギみじん切り、牛ミンチを炒め、メース、塩胡椒で味を整える。溶き卵に、とけるチーズ、塩胡椒、唐辛子末少々を加えてよく混ぜる。フライパンにときたまごをくわえて、その上にミンチ肉を載せる。大皿の上に卵が上になるようにのせる))
焼き野菜のマリネ(グリーンアスパラガス、ナス、ズッキーニを薄切りして、グリルして、塩胡椒、ミックスハーブ、バルサミコ酢+フレッシュオリーブオイルのマリネ液によく混ぜて供する)