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「国際理解」にある日本人の「ずるさ」

2005年11月23日 | 読書
「国際理解」という、いろいろの国のことを理解しようと考える。いろいろの国に日本を理解させようとの発想は、なかなか生まれない。(略)
日本人は、自分を表現しないことを、慎ましさ、謙虚さと捉えているが、時にそれは「ずるさ」に映りもするのだ。確かに「国際理解」といえば「理解する」ことと、「理解させる」ことの両方を示しているのであった。

高橋俊三「国語教育2005.12」(明治図書)


アウトプットよりインプットを重視する日本人の特性
とかく「目立ちたがり屋」という言い方などで表現者を抑制したがる傾向
…慎ましやかさを大事にするという言い方もあるが、
しかし、教育が何かに貢献しようとすれば
それはアウトプット以外の何者でもないような気がする。
そうした練習をしておくことも重要なことだ。