すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

満足できるわからなさ

2005年11月13日 | 読書
小さい頃にもう一人尊敬している先生がいて、禅のお坊さんの逸話みたいなものを語ってくれたことがありました。それを聴いて、意味はわからないんだけど、子どもながらにとても満足するということがありました。するとその先生は、満足できるわからなさというのは必要なんだよって言われたんですよ。
齋藤孝『自分を「売る」力』(講談社+α文庫)


意味のあることが
意味があるように通ずるためには
その内容によって心を満たされる必要がある。
それはそれなりに教育の場にふさわしいことだが
意味のわからないものによっても満たされるならば
きっと、そちらが「長持ち」するだろう。