すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

ランナーに駆け寄ることができる人

2005年11月26日 | 読書
「全力疾走していたマラソンランナーが突然路上で倒れたら、道端で小旗を振っていた人や大声で応援していた人は皆、息を呑んで思わず駆け寄ろうとするかもしれない。でもね、ランナーに駆け寄り、声をかけ、体調を察し、棄権をするか、マラソンを続けるか決断させることができるのは身近でランナーを見続けていたコーチ、そして責任ある監督だけよね?そして担架で運ばれたランナーを治療することができるのはお医者だけよね?小旗を持った道端の人達は大勢いるけれど、できることはあまりない…。でしょ?」(親友R子の話)
佐島直子「学校マネジメント 2005.3」(明治図書)


問題が生じた時に
自分の立場はいったい何なのか考えることが大事だ。
役割の明確化と自覚こそが
問題を解決することに役立つのであって
小旗を振る人を認めてもいいが、近づけてはいけない。