すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

自由にならないものがあることを教える

2006年01月25日 | 読書
自分の生は、自分一人のものではない。子供を産む、産まないもそうだし、自殺するしないもそうだ。これは、子供たちに是非とも教えなければならないことである。個人の選択の自由ばかり教え、自由にならないものがあることを、きちんと教えてこなかった結果が、少子化や子供の自殺につなかっているのではないだろうか。
本川達雄『日本教育 2006.1』(日本教育会)


「自由」を目指した社会は
明るく映っていたが
ずいぶんとその光を弱めてしまった。
人間が「生物」であり、
生物としての生き方の本質から離れてしまった人間は
今、この生物学者の教えに耳を傾けなければならない。