すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

診断ではなく、課題をみる

2006年01月04日 | 読書
私たちは目が悪いとメガネをかけます。メガネをかけなければ生活に支障をきたしてしまうからです。子どものニーズに応じた教育的支援とは、目の悪い人にとってのメガネみたいなもの。大事なことは、その子の診断名ではなく、その子がどういう課題を抱えているかを知り、その課題に対してどういった教育的支援ができるか考えることです。
品川裕香「児童心理 2006.1」(金子書房)


診断名が、その子の重要な形容詞となってはいけない。
誰かにその子を伝えるために診断名を使うことはあるだろうが
子どもと自分との関係で大切なことは
子どもの抱える課題であり、つけたい力である。
教育行為の本質を見失ってはいけない。