すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

雨の日、晴れ間に語った本

2023年07月20日 | 絵本
 先月末から今月にかけて読み語った絵本はどれも印象深い。忘れないうちにメモしておきたい。


「2ひきのカエル」



 時季的にぴったりと取り上げた。PPTとして取り込もうとスキャンしたが大判なので文章部分が切れるので、久しぶりに全文打ち込みした。それもあるのか一つ一つの会話が実にしっくりと入ってきた。落語のようなテンポもあり、また英国?らしさも随所に感じる。読んでいて楽しい一冊だった。新レパートリーとなった。



「ダンデライオン」



 閉架書架を調べていた時、手に取り気に入ってしまった。少し長めなので小学校低学年くらいからだなと判断した。最初はごくありきたりの話だが、途中であれあれとなる展開なので、聞いている子どもたちの目が集中してきて心地良かった。黄土色とこげ茶が主体の色構成も特徴ある。タンポポの英訳がダンデライオンと知ることも楽しい。



「つかまえた」



 なんといっても田島征三の独独のタッチが素晴らしい。単純明快なストーリーは、氏ならではの躍動感あふれるものだ。短いセリフだけれど、今の子どもたちがなかなか体験できない世界を端的に語るので、子どもたちはじっと見入って、聴き入ってくれる。小学生に向けて語ったが、このあと園児にもぶつけてみたい。



 そして大人のための読み聞かせ会で取り上げた「かないくん」。
 これは、もうちょっと心を落ち着けて語りたい。