日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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2012年2月25日 【旅行】聖地巡礼!?(後編)

2012-03-04 19:52:25 | 旅行・ハイク&ウォーク
 熱烈な隠れファンの要請にお応えして続けますw…実は、ブログ1投稿に写真1枚しか載せられないので、外観と内部とを紹介したくて2部構成にした次第です。すでに他所の「聖地巡礼記」を読んだ方はパスって頂いて構いません(笑)。

 豊郷小学校の一角には、アニメのモデルとなった楽器(の類似品)が展示されています。制作会社が超こだわり画像を作るのでファンも大いに鍛えられ、主人公の運指がおかしいなんて指摘まで出て、またそれを受けて直したなんて逸話も残っています。アニメは知らなくても楽器は分かる人もお読み頂いてると思うので調べたのを書き写しておきますと以下の通り…

・ギター1:Gibson Les Paul Standard (Cherry Sunburst)
・ギター2:Fender Japan Mustang MG69 Matching Head (Old Candy Apple Red)
・ベース:Fender Japan JB62/Left Hander (Three Tone Sunburst)
・ドラム:YAMAHA Hipgig (Mellow Yellow) + Zildjian
・キーボード:KORG TRITON Extreme(76keys)

 このアニメ(に限らないのかもしれないけど)の恐ろしい所は、まぁ作品に出てくるあらゆるモノにモデルがあって、しかもそれがほぼ総て(風呂桶に至るまで)メーカー・品番が特定されていると言う…モブキャラ(その他大勢)の名前どころか教室の席順から文化祭の居場所から…マニアすげぇ。お前らその解析に使う時間をもっと自分に社会に有意義なことに使えよってつくづく思うのですが、そういう「層の厚さ」が疑いもなく「サブカル大国ジャパン」の証でもあるのでしょう。この辺の解説をお願いすると某博士のトークも一段と熱を帯びて参ります…うぁっちっち!

 で、展示コーナー(写真)にはグッズ販売の売店があり、展示の方は楽器以外にもパネルや原作コミック、ありとあらゆるコラボ商品、「巡礼者」が書いた絵馬(売店で買う…けっこうな売上になりそうだ)などがギッシリあり、今さらながらファンの強い愛を感じました。そうそう、豊郷の町も「けいおん!」にあやかって町興しをするのかなと思ったのですが、全然ですね。一部のファンが頑張ってるけど町は乗り気なようには見えません。埼玉県の鷲宮とは大違いです。

 そして現地解散するはずがなぜか近江八幡~京都~(奈良線)木幡と付いてゆき、本アニメを制作した「京都アニメーション(京アニ)」の本社売店までお供することになったのでした。私は見物だけでしたが某博士の購入ぶりは素晴らしかったです。そして京都まで戻りお別れしたのでした。いやぁ勉強になった1日でした。

 YH和邇浜青年会館泊

川崎716
品川727/740
(ひかり503号)
米原949/1010
豊郷1044
- - -
豊郷1344
八日市1400/1410
近江八幡1429/1439
京都1513/1535
木幡1554/1633
京都1650/1711
和邇1741

コメント (3)
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2012年2月25日 【旅行】聖地巡礼!?(前編)

2012-03-04 07:51:14 | 旅行・ハイク&ウォーク
 放映が終わってブームが沈静化するのを待って、アニメのモデルになった由緒ある建物を訪問することにした。作中には色々な場所やお店が出てきて、それらは総てが(ロンドン含む!)特定されているが、今回の訪問は1ヶ所ピンポイント。なのでさほどヲタ度は高くない…と思う。あ、今日は1人ではなく解説役として某博士にもお越しいただいております(笑)。

 「ひかり」に乗って米原へ、ここで近江鉄道に乗り換え。「S・Sフリーきっぷ」(500円)を利用。彦根駅構内の車両群には目もくれず目的地・豊郷へ。車中では作品解説、舞台背景、サブカルにおける日本のポジションなど、ハイテンションな解説がなされておりました。

 「メンソレータム(メンターム)」でお馴染み近江兄弟社の創業者、W・ヴォーリズは実業家ではなく建築家が本来の姿。その作品は関西を中心に教会、学校を中心として多岐にわたり現存しています。その一つ、豊郷小学校は少し前に老朽化で壊すとかどうとかで大揉めした場所。

 実はアニメを観て「何か見覚えのある建物だな?」と思ったんですが、後から「あぁ、あの騒ぎの…」と思い出したのでした。その騒ぎの頃に見てみたいと思っていたのが果たせず、こんなきっかけで本日訪問となった次第。決してアニメだけに釣られたわけではなーい!と書いておこう(^^;

 と言うわけで、アニメ&映画「けいおん!」の舞台・桜ヶ丘高校のモデルになった「豊郷小学校」とご対面。うーん、作品のまんまじゃん(←逆だろ)。何だか本当に、どこからかバンドの音が聞こえてきそうです。耳澄ませば聞こえるよ 私達の奏でた永遠…♪

 校舎内も一部は見学可能。建てられたのは1937(昭和12)年、その時代にしかも都会からは離れた小さな町でこんな小学校とは、どれほどモダンであったことか。周囲は平屋かせいぜい二階建ての木造家屋ばかりだったでしょうから、塔を持った白亜の校舎はさぞかしと思われたのでした。

 設計したヴォーリズばかりクローズアップされていますが、私財を寄付した古川鉄治郎氏すげぇ。なんか、戦前までの実業家とか豪商豪農って本当にメセナって言うのかな、考えてた気がしますね。階段一段あたりが低いのが小学校らしいと思いました。そして手摺に置かれた「うさぎとかめ」の像ね、どれだけ子供達に影響を与えたのでしょうか。たぶん何とも思わなかっただろうね。後になって気付くんだよね。

 さて、公開されてる校舎の最上階だけは異空間になっております。ここからが本題!?いやいやむにゃむにゃ。後編へ続く。

 S・Sフリーきっぷ:http://www.ohmitetudo.co.jp/railway/ticket/ssfree.htm
 豊郷小学校:http://www.toyosato-elschool.net/

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