日々のつれづれ(5代目)

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2012年3月18日 【旅行】ぐるり紀伊半島(2)

2012-03-26 07:28:28 | 旅行・ハイク&ウォーク
 一昨日の晩、静岡県内から降り始めた雨は一向に止みません。今日は行程も短く、全くやる気の出ない1日…。

 潮岬灯台は突端のためか風が強いので見学を諦め、大島へ。ここで3カ所を見学。共通入館券800円がお得。

「トルコ記念館」明治初期、この付近で難破したトルコの親善使節船「エルトゥールル号」の乗組員生存者を島民総出で助けた事件を伝える資料館で、当時の様子を伝える文書類のほかトルコ紹介のコーナーもあり。この事件以降、トルコ国民に親日感が生まれたとされており、それが湾岸戦争の時のトルコ航空チャーター便による邦人救出の遠因でもあったとされています。遭難した人を助けるのは当たり前とも思いますのでちょっと面はゆいですが、わざわざ軍艦二隻を仕立てて送って行ったのが良かったのか…せっかくの親日国ですので大事にお付き合いしたいものです。カッパドキアとか行ってみたいなぁ。

「樫野崎灯台および官舎」ここも本州最南端・潮岬灯台の陰で目立ちませんが、日本最古の石造り灯台(1870年)。後年かさ上げの改修を受けていますが、基礎部分は現役。脇の官舎は保存・復元工事を受けて昨年オープンしたばかり、綺麗にリノベーションするより当時の状況への復元がメインで好感の持てる仕上がり具合でした(従ってボロく感じる…)。

「日米修好記念館」トルコの陰で目立ちませんが、ペリー(黒船)の60年も前に日本に来たアメリカ人が居た事実を私は全く知りませんでした。漂着を装い、かつ貿易交渉が不調に終わったことから日本では深く認識されていない気がします。で、このとき来日した米国人の北米における足跡を辿って行くと、セスナ機で何度も訪れたオレゴン州の町・アストリアなんて出てきてビックリ驚き。そして串本町の姉妹都市として紹介されていた、アメリカはカリフォルニアのヘメット市で二度ビックリ。ここはHemet-Ryan空港なんて自家用操縦免許を取った時にさんざん飛んだエリアです。あの辺、何もなかったなぁ…だからどうしたと言われると困っちゃいますが。

 3カ所をたっぷり見て、昨日来た道を引き返し。宿の空き状況の都合で不本意なコース取り。さらに太地にて「くじら館」に立ち寄り。と言っても鯨オンリーじゃなく水族館も兼ねてるんですねココ。骨格標本はもちろんだが各種臓器のホルマリン漬けも多数展示、ちょっとグロテスクでした。

 大きなホームセンターがあったので(さすが地方だ)昼寝、起きてカーナビ取付をしてから宿に向かいました。素泊まりだったため、教えていただいた近所の店でめはり寿司とサンマの丸干しなど頂きましたが、いずれも旨かったです。めはり「寿司」って言うけど実際には「高菜で巻いたおにぎり」なんですねぇ。サンマ丸干しは頭から骨ごとイケました。

 トルコ記念館・樫野崎灯台および官舎・日米修好記念館(串本町HP):
  http://www.town.kushimoto.wakayama.jp/kanko/sisetsu.htm
 Hemet-Ryan空港情報(笑):http://www.airnav.com/airport/KHMT
 くじらの博物館:http://www.kujirakan.jp/
 めはりや(新宮市HP):http://www.shinguu.jp/modules/guide/index.php?lid=71

 本日の走行距離:(僅か)80km

 新宮早玉YH泊


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