日々のつれづれ(5代目)

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2012年2月26日 【旅行】一点豪華主義(?)

2012-03-05 07:06:13 | 旅行・ハイク&ウォーク
 湖西線は発作的に「トワイライトエクスプレス」に乗りに来たばかりのところであり、宿が連夜で取れていればこのように何度も続けて来たりはしない…今年はこのパターンがあと数回続く。一回で用を足すと言うのはなかなか難しいものだと実感している。

 暖かい時期であれば琵琶湖周辺をウォークしたり水遊びしたりできるのだが、山の上の方は白い状況。堅田から琵琶湖大橋を渡るバスで、以前はパスした佐川美術館に開館とほぼ同時に入館。良く分からないが別料金で「茶室」とやらも見られるそうで、二度と来ない気もするので見てゆくことにした(写真奥)。雨だか雪だか分からないものが降ってとても寒い。

 まずは茶室から。第十五代樂吉右衛門自らの設計による建物がメチャクチャに興味深い。木目や濃淡の色を付けたコンクリの壁(竹中工務店の労作だそうだが見事)、越前和紙の仕切り、外光を上手く採り入れる構造、開放できる造りと存在を忘れる見事な無反射ガラス(旭硝子製だって)と凝った造りでありながら茶室としての機能はしっかり確保しており、よこぞここまで考えたものだと感心。色々と興味を持ったので説明のオジサマとの会話が弾む弾む。大満足なオプションだった。

 展示室は「平山郁夫」「佐藤忠良」の常設に加え「ブライアン・ウィリアムズ」の特別展示。何と言ってもお目当ては平山郁夫。線画に絵の具で着色したシリーズと、ぼやっとした輪郭の大画面のと、大きく2つのパターンそれぞれ、数ある作品を堪能。シルクロード、楼蘭のシリーズ。あぁ、良いなぁ。これは夏の広島でもう1日かけて瀬戸田町(平山郁夫美術館)へ寄るようにしよう。広島空港→三原港→瀬戸田港ってルートで行けるね!

 ブライアン・ウィリアムズの曲面絵画展はユニークだった。確かに、平面でなく曲面を持つキャンバス(この場合は布張りではないが)に書き、絵を凝視しながら身体を移動させるとアラ不思議、絵が異なった印象に見えてくる。見事な技術だが色合いとか影とか、米国風だなと思ったらやはりそうだった。

 佐藤忠良は、と言うよりブロンズ像全般は苦手。うまく作るものだなぁとは思うが、絵画や写真ほど見てあれこれ想像をめぐらせることができない。やはり私は二次元な人なのでしょうか(爆)

 昼過ぎまでたっぷり見学し、来た道は引き返さず守山駅へバスで出、京都まで行き伊丹行きリムジンバスに乗車。夕方早めのJL126便(JA301J:737-800)で帰京した。今日は美術館1つのみ、何て贅沢なことだったろう。

 びわこ横断エコバス:http://www.ohmitetudo.co.jp/bus/rosen/ecobus.html
 佐川美術館:http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/cgi-bin/index.cgi

(おしまい)

和邇840
堅田846/926
佐川美術館941/1300
守山1327/1353
京都1422/1435
(バス)
ITM1530/1630
(JL126)
HND1740
コメント (2)
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