【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

「雨無村役場産業課兼観光係」(3)岩本ナオ

2010年05月19日 22時11分42秒 | 読書(マンガ/アニメ)

「雨無村役場産業課兼観光係」(3)岩本ナオ(小学館)

田舎の役場を舞台にした作品。
これで完結です。(もっと続く、と思っていた)
結局、収まるところに収まった、という感じか?
表紙裏『作者からのメッセージ』を読むと次のように書いてある。

「役場」完結しました。
今度は昭和初期の雨無村で死体が見つかって、東京から刑事・銀介がやってきて捜査をすすめるうちに村の古い因習が・・・みたいなのを描きたいです。
わりと本気です。


なかなか、面白そう。(でも、これってほとんど横溝正史作品?)
著者は岡山県出身なのでひねった作品が出来そう。
(この作品もそうだけど、「町でうわさの天狗の子」も岡山が舞台。著者の郷里・灘崎町がモデルと言われている)

ところで、岡山と言えば、誰を思い出すだろう?
「バッテリー」のあさのあつこさん、「ぼっけえ、きょうてえ」の岩井志麻子さん・・・。
でも、もっとも有名な岡山を舞台にした小説は、「八ツ墓村」かなぁ?
先ほども少しふれたが、横溝正史作品の多くは岡山が舞台。
横溝正史さんは兵庫県神戸出身だが、疎開先が岡山だった関係かと思う。
特に有名な「八つ墓村」であるが、これにはモデルがある。
実際、大量殺人事件があったらしい。
我が国犯罪史上稀、というか世界でも稀な大量殺人。

山岸凉子さんも、この資料をもとに『フィクション』を描かれている。
「負の暗示」、である・・・それでなくても恐怖モノが得意な山岸凉子さん。
盛り上げ方が巧いから、怖い怖い。
(短編集「天人唐草」に収録されている。この短編集レベル高いぞ!)


(この「天人唐草」(潮出版社)に収録されている短編はほとんど、既読のものばかり・・・でも「流々草花」は単行本初収録ではないだろうか?購入した甲斐があった、というものだ。ファン必読!)
http://www.usio.co.jp/html/books/shosai.php?book_cd=2909

【参考】
山岸凉子スペシャルセレクションⅤ(全6巻)
夏の寓話 山岸凉子スペシャルセレクションⅥ
天人唐草 山岸凉子スペシャルセレクションⅤ
甕のぞきの色 山岸凉子スペシャルセレクションⅣ
神かくし 山岸凉子スペシャルセレクションⅢ
汐の声 山岸凉子スペシャルセレクションⅡ
わたしの人形は良い人形 山岸凉子スペシャルセレクションⅠ


楽しい遊び、危険な遊び

2010年05月19日 21時22分02秒 | 登山&アウトドア(関西)

クライマーのクライミング以外の趣味、遊びはどうなんだろう?
私の場合は読書、ハイキングくらいだけど。
周りを見ていると、やはりアウトドア系が多そう。
スノーボード、カヌーとか。
自転車、パラグライダーも多そう。
どれも奥が深くて、追求していくと危険度も増しそう。

ところで先日、フォレストアドベンチャー、ってのをネットで見た。
そのカテゴリーの中に、ジップスライド、ってのがある。
もともとフランスで人気が出たらしい。
森の中で、樹から樹へ渡っていく。
これは面白そう。(一度やってみたい)
http://www.soaringtreetopadventures.com/ 
http://kozaru98.fc2web.com/kouen/tiba/tarzania/tarzania.htm
ジップスライド(Ziplining)という体験、これからもっと流行るかも...

PS
蛇足ながら付け加えると、人間関係が絡む遊びは危険度が高い、と推察される。
例えば、女遊び、とか・・・。
クライミング界は世間が狭いので、噂は即広まる。(身に覚えのある方は、要注意)