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「現代人の論語」呉智英

2018年02月23日 20時56分05秒 | 読書(エッセイ&コラム)


「現代人の論語」呉智英

かつて普通に存在し、現代に無いもの。
それが「儒教」。
でも、歴史と過去の人物を知るには避けて通れない思想、と思う。

P42
本来、孔子が重んじたのは「恒」である。外部に影響されない価値基準を自分の内に持つことだ。「恒」は「経」とも核。「経」は織物の縦糸である。

P101
朱子学は一言で言えば厳格主義(リゴリズム)である。だが、論語の中には、厳格主義に反するようなユーモラスな孔子像が度々現れている。

P107
69歳で息子の鯉に先立たれ、71歳で顔回を亡くした孔子は、73歳で子路を失い、翌年74歳で世を去る。

「天子南面」「北面の武士」について
P148
天子や諸侯は南を向いて座し、それに仕える武士は当然北面してこれを拝した。

P174
博打はもともと神意を知る行為だったのである。

【ネット上の紹介】
あなたは本当に論語を知っていますか?真の孔子の思想には、今を生きる智恵があふれている。

変革者孔子
文化を継承する者
目覚めた者
徳治という難問
詩と人性
文化の出発点としての詩
「淫」と恋歌
現実的な選択
節操と現実感覚
妖艶なる謁見〔ほか〕