百醜千拙草

何とかやっています

やはり裁判所もグル、国連関係ニュース

2011-09-27 | Weblog

期待に反して、小沢氏秘書に有罪判決とのこと。裁判は土地購入の4億円の記載が適切だったかどうかを問うものであり、水谷建設のヤミ献金の有無は無関係であったにもかかわらず、どうもヤミ献金の疑いをもって有罪としたというお粗末きわまりない判決だったようです。やはり、裁判所もグルだったということです。アメリカにムチとアメでコントロールされてきた日本代理人が作り上げた官僚組織という互助組織、即ち、国民の富を吸い上げて宗主国に貢いだ余りを仲間で分配しあうための搾取組織の保身本能は余りに強大だということです。裁判所も検察もマスコミも、そして総理大臣のぬいぐるみを着せてもらって喜んでいる誰かさんも、みんなその搾取組織の一員で、己の利益のためには、法も人権もなんのその、何でもするということがよくわかります。悪い事に、多くの国民もマスコミの洗脳がよく効いて、「国民の生活が第一」をめざしている人間を、金権政治で真っ黒と思い込み、政治の場から去るべきだと思っているというようなレベルにあるということです。高度成長期後の豊かな社会に生きてきた人は、飼い主がエサを与えてくれるのは、太らせて喰うためだと考えず、囲いを破って自由にしようとする者の方を平和を乱す腹黒いナラズものだと今だに思っているのでしょう。国民が新聞や週刊誌の記事をそのまま額面通りに受け取るのではなく、もうちょっと自分の頭でモノを考えるようにならないと、世の中は変らないのでしょう。このままだと日本は、共産党独裁政府による恐怖政治の中国やあるいは、ヒットラー時代のドイツと同じような国になるでしょう。

 

先週の国連関係のニュースで二、三、言いたい事。イラン首相、去年に引き続き、アメリカの9-11は自作自演でイラクに軍事侵攻するための口実づくりだ、とアメリカを批判。チョムスキーは9-11レベルのことを自作自演でやろうとしたら、絶対に情報が漏れるはずなので内部犯行ではないのではないか、というスタンスをとっていますが、私はやはりあれは自作自演の可能性の方が高いと思います。飛行機が突っ込んだ後にビルが一分もかからずに根元から崩壊するビデオをじっくりみれば、普通の思考能力があればこのビル崩壊が飛行機の衝突で起こされたという公式見解ははあり得ないと感じざるを得ないでしょう。そして、この事件の十分な究明をまたずに、速攻でアルカイダのテロリストの犯行と結論づけ、ブッシュドクトリンという怪しい理屈でイラクに侵攻したアメリカの行動を見れば、少なくともおかしいとは思うでしょう。ブッシュドクトリンが許されるならば、身の危険をヒシヒシと感じているであろうイランが国連という場を使って、テロ国家、アメリカを糾弾して機先を制しようとするのは当然だろうと私は思います。イランにしてみれば、イラクとフセインの二の舞はご免だと思っているでしょう。イラン,イラク戦争では、イラクに肩入れしながら、ウラではイランに武器を売っていたアメリカです。しかも、そのカネでニカラグアでの反政府ゲリラ勢力の援助していました。そして、ブッシュ政権に代わったそのすぐ後の湾岸戦争では手のひらを返したようにイラクに軍事攻撃。その軍事力をたのんで世界中で戦争を煽ったり介入したりしてカネもうけをしてきた暴力団まがいのテロ国家がアメリカである、とりわけ中東の人々はそう思っているでしょう。なぜなら、アメリカの世界軍事戦略というのは、中東のオイルの制御を中心にしているからです。それはアメリカが中東のオイルが欲しいだけではなく、中東のオイルに世界が依存する現在の経済システムゆえです。このオイルを押さえれば、ヨーロッパのみならず、日本を含むアジア諸国をもコントロールできるのでアメリカは中東にしつこく介入するわけです。だからアメリカは日本が中国やロシアと仲良くなってオイルラインをシベリアから引いたりしてもらったりすると困るのです。角栄がロッキードで嵌められたのも、小沢氏がずっと迫害されてきたのもこの理由です。

それから、パレスティナが国連加盟申請との話。パレスティナを国家として認めてもらい国とパレスティナ人の人権を守るためにこれは当然の要求だと思います。客観的に、イスラエルとアメリカが彼の地でやってパレスティナ人への迫害を考えたら、判官贔屓の日本人ならずともパレスティナに公平な権利を与えるべきだと思うでしょう。だだ、PLOはパレスティナの権利を守るという意味で余り有能ではありません。ここにも苦しむパレスティナ人とその人々を守るという建前の組織との利害の対立があるようです。無論、パレスティナの国連加盟に関して、イスラエルとアメリカは激しく抵抗しています。そもそもアメリカがイスラエルを支援する理由が中東オイルなのですから、パレスティナや反米アラブの力が多少なりとも増強することは望んでいません。その点でイスラエルとアメリカの利害は異なる理由で一致しているということでしょう。

しかし、だんだんと世界中の戦争に首を突っ込んで金儲けしてきたアメリカも、借金で首が回らなくなり、国際基軸通貨としてのドルの地位が危うくなってきている中、これまでのような強引で残虐な手は使いにくくなっていくでしょう。アメリカがおとなしくなるのは世界平和にとって悪くないことだと思いますが、反対に、今後はこれまで押さえ込まれて来た中国が暴走する可能性を私はちょっと不安に思います。だからこそ日本は、やはり中国とはもっと意思疎通する努力をしないといけないと思います。可能であれば、政府どうしだけでなく国民レベルで理解し合うようにするべきです。しかし、アメリカべったりだと、中国政府は反日姿勢を弱めることはないでしょうから、まずはアメリカとなんとか距離を置く努力を見せることではないかと思います。(ま、今の政府には無理です)

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