先週のアメリカ副大統領候補の討論会、見ました。Nastyでした。バイデンは初っぱなから飛ばして、かなりアグレッシブにロムニー批判を展開。対する若者、ライアンはどう見ても知識が足りない(サラ ペイリンよりはマシだと思いますが)バイデンの悪い癖なのでしょう、相手を小馬鹿にしたような口調を使ったりにやにや笑いを浮かべたり、これでかなり損していると思います。内容だけを比べれば、政治経験の差が歴然でほとんどバイデンのTKO勝ちだったのに、態度が悪いのと攻撃的すぎたのがマイナス点でした。最も不満だったのはモデレーターの人。この人、外交が専門らしく、リビア、シリア、アフガニスタン、イランの話題に必要以上に時間を割いています。アメリカの中東侵略についてバイデンが本音をしゃべれる筈もありませんし、経験不足の上に野党のライアンに何か聞くに価することをしゃべれるはずもありません。シリアに関してアサドを倒すのはイランを抑えるためだ、と言いながらイランはまだまだ核兵器を作れるようなレベルにない、と言ったバイデン、この辺り、突っ込めば小さなほころびが出てきて面白いだろうと思いましたが、一般アメリカ人なら外交のことよりも経済のハナシをしろ、というのが本音でしょう。モデレーターも、どこまでわかっていて、しつこく外交問題にこだわっていたのか知りませんけど、結果は、どうでもいい表面的な話に終始して終わり、もっと重要な国民生活の話の時間がなくなってしまいました。
ところで、シリアに関しては、アサド政権を潰すためのシリア侵略計画が着々と進んできて、急にキナ臭くなってきたようです。次のブログにその経緯が複数のソースの情報をもとにまとめられています。
リビアと同じパターンですね。アメリカの中東への侵略は全部同じです。言いがかりをつけてムリヤリ軍事侵攻する。チンピラヤクザと同じですね。プーチンがどうでるか、それが帰趨に大きく影響するのは間違いないでしょう。プーチンは不気味ですけど、アメリカの暴走を止めることができるのはロシアであり、強いロシアを標榜して大統領に返り咲いたプーチンはこの局面では歓迎です。バイデンは、イランは現時点では核武装の危険性はない、と言っていましたが、その通りでしょう。イランはずっと核は発電のためだと言っていて、その開発は極めてオープンにしてきています。それでもなおイランには経済制裁を加え、シリアにはNATOを通じて侵攻して、アサド政権を潰そうとしているのですから、もうその意図はバレバレです。副大統領討論での外交に関する討論、ヘタなサル芝居を見せられて、私はサルが気の毒になりました。ロムニー側は多分、まだ蚊帳の外でしょうから、外交問題など本気で語れるような状態にはないのでしょう。ライアンを見ていてそう思いました。
明日は二回目のオバマ、ロムニーの討論です。私、オバマは普通にやればよいと思います。ロムニーは喋れば喋るほどボロを出しているように私には見えます。しかし、前回の討論でロムニーが優勢と思った人が多数いたようですから(確かにオバマもダメでしたが)、評価する一般アメリカ人の能力を自分の常識で判断してはいけません。アメリカ人、中には非常に優れた人もいますが、多くはいわゆる「大衆」ですから。
討論は無論、自分の党の方が相手の党よりも優れていることをアピールするためにやるので、相手の政策と自分の政策を対比させる必要があるのはわかりますが、相手を必要以上に攻撃するのは見ていて気分の良いものではありません。アメリカではネガティブ広告で、選挙前には対立候補者の悪口をひたすらテレビ広告で流しますけど、こういうやり方が有効な一般国民が多数を占めているというアメリカ人の民度(もちろん、3S政策で痴呆化させられてきたわけですけど)が、実は根本の問題でしょう。日本も同じ問題があります。一般国民のレベルが上がらないと政治のレベルも上がりません。政治家は国民の票を貰う立場ですからね。国民のレベルに合わせてきます。
ところで、シリアに関しては、アサド政権を潰すためのシリア侵略計画が着々と進んできて、急にキナ臭くなってきたようです。次のブログにその経緯が複数のソースの情報をもとにまとめられています。
NATOのシリア侵略:まもなく始まりそう (Rockyway Express)
リビアと同じパターンですね。アメリカの中東への侵略は全部同じです。言いがかりをつけてムリヤリ軍事侵攻する。チンピラヤクザと同じですね。プーチンがどうでるか、それが帰趨に大きく影響するのは間違いないでしょう。プーチンは不気味ですけど、アメリカの暴走を止めることができるのはロシアであり、強いロシアを標榜して大統領に返り咲いたプーチンはこの局面では歓迎です。バイデンは、イランは現時点では核武装の危険性はない、と言っていましたが、その通りでしょう。イランはずっと核は発電のためだと言っていて、その開発は極めてオープンにしてきています。それでもなおイランには経済制裁を加え、シリアにはNATOを通じて侵攻して、アサド政権を潰そうとしているのですから、もうその意図はバレバレです。副大統領討論での外交に関する討論、ヘタなサル芝居を見せられて、私はサルが気の毒になりました。ロムニー側は多分、まだ蚊帳の外でしょうから、外交問題など本気で語れるような状態にはないのでしょう。ライアンを見ていてそう思いました。
明日は二回目のオバマ、ロムニーの討論です。私、オバマは普通にやればよいと思います。ロムニーは喋れば喋るほどボロを出しているように私には見えます。しかし、前回の討論でロムニーが優勢と思った人が多数いたようですから(確かにオバマもダメでしたが)、評価する一般アメリカ人の能力を自分の常識で判断してはいけません。アメリカ人、中には非常に優れた人もいますが、多くはいわゆる「大衆」ですから。
討論は無論、自分の党の方が相手の党よりも優れていることをアピールするためにやるので、相手の政策と自分の政策を対比させる必要があるのはわかりますが、相手を必要以上に攻撃するのは見ていて気分の良いものではありません。アメリカではネガティブ広告で、選挙前には対立候補者の悪口をひたすらテレビ広告で流しますけど、こういうやり方が有効な一般国民が多数を占めているというアメリカ人の民度(もちろん、3S政策で痴呆化させられてきたわけですけど)が、実は根本の問題でしょう。日本も同じ問題があります。一般国民のレベルが上がらないと政治のレベルも上がりません。政治家は国民の票を貰う立場ですからね。国民のレベルに合わせてきます。