ちょっと前の話ですが、PLOのアラファト議長の遺品(病衣)から毒性の強い放射性ポロニウムが検出されたことから、アラファトの死因が毒殺である可能性を調べるために、遺体を掘り起こして検査をすることになったとニュース。例によって、詳細な経緯がマスコミの報道からは省かれているので、そもそも誰が最初にアラファトの遺品を調べたのかとか、調査の主体は誰なのかとか、よくわかりません。確か数年前も、イギリスに亡命した元KGBのスパイが毒殺されましたが、同じ放射性物質(ポロニウム210)を使ったものだったように思います。この放射性同位元素はアルファ線を主に出すので、なんらかの偶然でたまたま検出されたとは思えませんから、調査した方は、アラファト議長がKGBスパイと同じ手口で毒殺された可能性を想定して最初から毒殺の証拠を得ようとして調査したものと思われます。またポロニウムは、自然界には極微量にしか存在しないものなので、この毒物を致死量準備できるような施設を持つ組織(国)が毒殺を主導したということでしょう。となると、暗殺者は多分、イスラエルだろうということになりますね。
パレスティナはつい先日、国連から国家へ格上げが認められましたが、イスラエルは「関係ない」とガザへの入植を強行、この半月で少なくとも、50数名の死者と500名以上の負傷者がパレスティナ人にでています。一方、パレスティナにも、イスラム原理派のハマスと現PLO主流派のファタハとの主導権争いという内部分裂という問題があります。イスラエルがパレスティナを壊滅させようとしてきているのに、内部抗争している場合ではないのではないか、と外からみると思うのですけど、日本でも、革マル、中核の抗争とか、日本赤軍の内ゲバとかありましたから、こういうものは人間のエゴゆえで無くなることはないのでしょうね。
領土問題など、エゴの問題に他ならない、そんな気がしますね。イスラエルが彼の地に建国を決意して、ユダヤ人を集めパレスティナ人を追い出そうとするのも、ヨーロッパ人がアメリカ大陸へ移り住み原住民を虐殺したのも、そうしないと、ユダヤ国家ができない、あるいは、そうしないと苦しい生活から抜け出せない、という欲望からです。そのためにはアラブ人でもアメリカ原住民でも殺すのはやむを得ない、そういう理屈があります。自分や自分の家族や自分の国家のためには、他の国へ侵攻し、他国の人間を殺すもの当然の権利である、生きるためには食わねばならない、自分の命を生かすために他の命を犠牲にするのはやむを得ない、ということです。
拡大解釈すると、世の中の全てはこの理屈で回っています。例えば、マスコミ各社が小沢氏や今度の「未来の党」を攻撃するのも、彼らが力を持てば、記者クラブや不公平な電波法、再販制度などの利権を享受して来たマスコミ自身が危険に晒されるからでしょう。それを防ぐためには、捏造報道、変更報道も当然の手段であると彼らは考えているのでしょう。ならば、彼らのような力のない9割以上を占める一般国民はどうすればよいのか。
力のないものが抵抗するためには団結する必要があります。個人のエゴをとりあえず置いておいてより大きな目的のために団結することが必要だと思います。
「日本未来の党」に党の骨格と筋肉を与えることになった「国民の生活が第一」党の解党と合流において、小沢氏は代表も役職も求めることなく、もう一度の真の政権交代のためを考えて行動しているように見えます。大義の実現のために自らエゴを捨てることによって人々は団結しようとするのではないでしょうか。それに比べて、マスコミや自公民や維新の連中のエゴの醜いことは正視するに耐えませんね。EGOとは"Edge God Out"の頭文字なのだそうです。エゴは偉大なるものの存在を否定します。自分自身の中にある「神」を追い出してしまいます。
最後に、田中良紹さんのコラムに今回の選挙の本質が書かれているので、リンクしておきます。
原発ももちろん争点ですが、自公民の増税、談合三兄弟を信任するかしないかという選挙であることを考えておくべきであろうとおもいます。
パレスティナはつい先日、国連から国家へ格上げが認められましたが、イスラエルは「関係ない」とガザへの入植を強行、この半月で少なくとも、50数名の死者と500名以上の負傷者がパレスティナ人にでています。一方、パレスティナにも、イスラム原理派のハマスと現PLO主流派のファタハとの主導権争いという内部分裂という問題があります。イスラエルがパレスティナを壊滅させようとしてきているのに、内部抗争している場合ではないのではないか、と外からみると思うのですけど、日本でも、革マル、中核の抗争とか、日本赤軍の内ゲバとかありましたから、こういうものは人間のエゴゆえで無くなることはないのでしょうね。
領土問題など、エゴの問題に他ならない、そんな気がしますね。イスラエルが彼の地に建国を決意して、ユダヤ人を集めパレスティナ人を追い出そうとするのも、ヨーロッパ人がアメリカ大陸へ移り住み原住民を虐殺したのも、そうしないと、ユダヤ国家ができない、あるいは、そうしないと苦しい生活から抜け出せない、という欲望からです。そのためにはアラブ人でもアメリカ原住民でも殺すのはやむを得ない、そういう理屈があります。自分や自分の家族や自分の国家のためには、他の国へ侵攻し、他国の人間を殺すもの当然の権利である、生きるためには食わねばならない、自分の命を生かすために他の命を犠牲にするのはやむを得ない、ということです。
拡大解釈すると、世の中の全てはこの理屈で回っています。例えば、マスコミ各社が小沢氏や今度の「未来の党」を攻撃するのも、彼らが力を持てば、記者クラブや不公平な電波法、再販制度などの利権を享受して来たマスコミ自身が危険に晒されるからでしょう。それを防ぐためには、捏造報道、変更報道も当然の手段であると彼らは考えているのでしょう。ならば、彼らのような力のない9割以上を占める一般国民はどうすればよいのか。
力のないものが抵抗するためには団結する必要があります。個人のエゴをとりあえず置いておいてより大きな目的のために団結することが必要だと思います。
「日本未来の党」に党の骨格と筋肉を与えることになった「国民の生活が第一」党の解党と合流において、小沢氏は代表も役職も求めることなく、もう一度の真の政権交代のためを考えて行動しているように見えます。大義の実現のために自らエゴを捨てることによって人々は団結しようとするのではないでしょうか。それに比べて、マスコミや自公民や維新の連中のエゴの醜いことは正視するに耐えませんね。EGOとは"Edge God Out"の頭文字なのだそうです。エゴは偉大なるものの存在を否定します。自分自身の中にある「神」を追い出してしまいます。
最後に、田中良紹さんのコラムに今回の選挙の本質が書かれているので、リンクしておきます。
何のために国民が投票に行かなければならないかと言えば、民自公3党が協力して消費増税法案を可決させたからである。協力の条件が「国民に信を問う」であった。だから国民に問われているのは消費増税の是非と3党合意に対する信任である。本筋はそういう話である。
本筋から導き出される選挙の構図は、民主党、国民新党、自民党、公明党という消費増税賛成勢力vs反対した政党との戦いである。前者が選挙で過半数を獲得すれば国民は消費増税を認め、3党合意を支持した事になる。後者が過半数を得れば消費増税は廃止される。それが本筋である。
本筋から導き出される選挙の構図は、民主党、国民新党、自民党、公明党という消費増税賛成勢力vs反対した政党との戦いである。前者が選挙で過半数を獲得すれば国民は消費増税を認め、3党合意を支持した事になる。後者が過半数を得れば消費増税は廃止される。それが本筋である。
原発ももちろん争点ですが、自公民の増税、談合三兄弟を信任するかしないかという選挙であることを考えておくべきであろうとおもいます。