百醜千拙草

何とかやっています

反消費税増税政治家に一票

2012-12-07 | Weblog
年の瀬が近づいてきました。フクシマ原発事故以来、余り明るい事がなかったこの二年でした。アメリカに脅され、自分だけが大事の官僚組織が、政治家とマスコミを操り、国民の富を吸い上げ、国を売ろうとしてきました。そういえば、衆院解散の日に空きカンが久しぶりに街頭演説しましたけど、わずかに集まった聴衆から「売国奴」コールが激しく起こっていましたね。他にも、「テロリスト」「噓つき」というヤジが飛び交っていました。国民の怒りが収まらないのはわかりますけど、過去の人ですからこの人にいくら怒ったところで健康に悪いだけです。それよりもあと二週間となった選挙の方に注意すべきですね。未来の党は、小選挙区と比例を合わせて約120人ほどの候補を出しています。この多くが当選するだろうと思ってはいますけど、仮に全員が当選してもまだ勢力としては弱いですね。政策として合致している他の小政党を加えてもまだ足りません。結局、数的に「消費税、TPP、原発」推進の自民党がまた大勢を占めてしまう可能性があり、ちょっと心配です。外国も安倍氏や東京都知事のような人間が日本のリーダーとなって、外交よりも戦争と軍国主義を推進しようとするような動きを警戒しています。経済は間違いなくより悪くなり、原発の収束は遠のくでしょう。民主党は壊滅するでしょうが、情けないのが、現職総理であったドジョウが比例との重複候補になっているということです。小選挙区では三宅さんに負けると思っているのでしょう。現職総理が小選挙区で落とされるということは、国民の政権への不信任です。にもかかわらず、比例復活で議員は続けたいという根性なのでしょうから、矜持がないというかみみっちいというか、情けないですね。
選挙前になって、原発はどの党もなくす方向(ただし、容認派はかなり曖昧な表現を使っています)を言い出しました。しかし、本来のこの選挙の争点は消費税増税です。消費税増税は国民の金をシロアリ官僚に横流しするための政策、TPPは日本の市場をアメリカに明け渡して草刈り場とするための政策、いずれも一般国民がもっとも大きな被害を受けます。この二点に注目すれば、消費税増税反対とTPP反対を明確にしているのは、「未来の党」、「社民党」、「新党大地」、「日本新党」、「共産党」ということになります。この点において、これらの党が共闘することになるでしょうが、リーダーとなるのは「未来の党」ですね。この選挙は、消費税反対、反原発、反TPPを掲げるこれらの党と、シロアリとアメリカの手先、談合三兄弟の自公民、およびその保管勢力としての「維新」との戦いということですね。一般国民の立場からは、どちらを選ぶのかは自明だと思います。残念ながら、選挙体制が整わないうちに選挙に突入することになったので、未来の党と協力党(反原発、反消費税、反TPP)は多くても130 - 150 議席というところでしょう。このまま行けば、自公民、維新という増税、TPP、原発推進勢力がやはり政権を取ってしまう可能性が強い感じです。それを許せば、消費税は増税となりTPPで日本の市場が食い荒らされ、社会福祉は削られ、生活はますます苦しくなることになるのではないかと危惧します。
大体、「小沢さんが会ってくれない」と泣き言を言って、政権を投げ出したような人間が、またまた総理になりたいと未練たらしく出てくるというのは、どうなのか。病気だったと理由だそうですけど、一億の国民生活を担っている人間が、病気や小沢氏に責任を転嫁して職務を投げ出したことには違いないわけです。どんな理由があるにせよ、結果を出してナンボというのがプロの世界でしょう。総裁選を見ていて自民党に人材がいないのはわかりますけど、自民党を選ぶ人は、このタカ派らしい勇ましい人が、ちょっとうまくいかなくなると、また誰かか病気のせいにして政権を投げ出す可能性が高いことを考えてから投票すべきでしょう。
コメント
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