アベ政権の憲法破壊はとどまるところを知りません。
現代の日本で、沖縄県民の「人権」が国家の暴力によって蹂躙され続けていること、すなわちアベ政権が立憲主義、民主主義を破壊し続けていること、を内地の日本国民は十分理解しておかねばなりません。アベ政権の都合次第で、沖縄で起こっているようなことが、いつ我が身に起こるかも知れない、という洞察力が必要です。この政権は、つける薬もなく死ななければ治らないレベルの病に罹っていることは、誰の目にも明らかでしょうが。
先週末の東京新聞社説から。
辺野古座り込み 沖縄の人権はどこへ
削るところがないので、全文を紹介しました。アベ政権と国家の無法ぶりには、怒りで震えますね。弱いものいじめです。国家が県民の民意に背いて、県知事を訴えるとは、どこまで腐っているのか、この国は。これはアベ政権の沖縄に対する戦争です。「戦争とはまず政府がその国民に対して始めるものだ」という言葉を思い出させます。第二次大戦中にアメリカ政府が日系アメリカ人を強制収容所の隔離したことを思い出させます。
一方で、数の暴力と国家権力を後ろ盾にこれだけのデタラメをやるくせに、アベ氏は野党や国民の追求からはコソコソと逃げ回っています。英語ではCowardというのでしたっけ。同じく、東京新聞、筆洗いから、
もう一つ、田中宇さんの記事から。アメリカFRBは長年にわたる0金利政策をやめて、金利を上げるという計画がありました。当初9月予定でしたが、経済が悪く、延期されました。アメリカの不況は全く改善している様子はありません。FRBの金利の上昇は、ますます経済活動を鈍化させてしまうことが明らかなので、おそらく当分0金利は続くであろうと思われます。その失速するアメリカ経済の影響をモロに受けるのが日本です。
暗い中にも明るい話題を探すのが最近は得意になってきたはずなのに、この数日、ちょっと思いつきません。
こんな言葉を見つけました。とりあえずお祈りしてみたいと思います。
Prayer is sitting in the silence until it silences us, choosing gratitude until we are grateful, praising God until we ourselves are a constant act of praise. (FR. RICHARD ROHR, OFM)
現代の日本で、沖縄県民の「人権」が国家の暴力によって蹂躙され続けていること、すなわちアベ政権が立憲主義、民主主義を破壊し続けていること、を内地の日本国民は十分理解しておかねばなりません。アベ政権の都合次第で、沖縄で起こっているようなことが、いつ我が身に起こるかも知れない、という洞察力が必要です。この政権は、つける薬もなく死ななければ治らないレベルの病に罹っていることは、誰の目にも明らかでしょうが。
先週末の東京新聞社説から。
辺野古座り込み 沖縄の人権はどこへ
米軍新基地建設が強行される名護市辺野古で建設に反対する人々の座り込みが続く。派遣された警視庁機動隊らが強制排除を行う中でけが人や逮捕者が出ている。沖縄の人権はどこにあるのか。
米軍キャンプ・シュワブの工事用ゲート前には早朝から市民が集まってくる。お年寄りが多い。非暴力の行動であることを確認しあうとアスファルトの地面に寝て、隣の人と腕を組む。
午前七時前、シュワブの中に待機していた機動隊が一斉に正門から出てきて市民を取り囲んだ。ある人は数人の機動隊に抱えられ、ある人は両腕をつかまれて引きずられる。滑り止め付きの軍手をはめた隊員につかまれた腕には摩擦のために青あざが残る。五百人の市民が集まった十一日には排除された際に転び、頭を打つなどした二人が救急搬送された。
強制排除には沖縄県警の要請を受けた警視庁機動隊百五十人が加わる。要人警護やサミット開催でもなく、沖縄に出動することに県民の中には反感も募る。ゲート沿いでは装甲車と鉄柵で囲った中にごぼう抜きにされた人が閉じこめられる。檻(おり)のような場所に丸腰の人を一時的でも拘束するのは行き過ぎではないか。
前知事による辺野古埋め立て承認を取り消した翁長雄志知事と、政府との溝は決定的だ。政府は知事に決定を取り消せと是正指示をし、これを拒否した翁長氏に対し知事の権限を奪う代執行を進めるため福岡高裁に提訴する。
県側も国地方係争処理委員会に審査を申し立て、決裂すれば国を提訴する。政府はこのような法廷闘争に足を踏み入れるのを止め、新基地計画を白紙に戻すべきだ。
国土の1%に満たない沖縄に在日米軍専用施設の74%が集中する。普天間飛行場の返還は負担軽減策の象徴とされる。閉鎖や日本側への返還が急務なのは当然だが、基地を同じ県内に移しても負担軽減にならない。
沖縄県民は四度の選挙を通して新基地建設に「ノー」を示した。にもかかわらず、政府は「辺野古移設が唯一の解決策」と繰り返し、建設を強行する。
人々が体を張って座り込むのは沖縄に対する差別的な扱いに怒り、工事を少しでも遅らせるには声を上げるほかないからである。
沖縄の基地問題は日本全体の問題である。政府だけでなく、本土に住む私たちこそが考えるべき問題ではないか。非暴力の抗議は、あらためてそう訴えている。
米軍キャンプ・シュワブの工事用ゲート前には早朝から市民が集まってくる。お年寄りが多い。非暴力の行動であることを確認しあうとアスファルトの地面に寝て、隣の人と腕を組む。
午前七時前、シュワブの中に待機していた機動隊が一斉に正門から出てきて市民を取り囲んだ。ある人は数人の機動隊に抱えられ、ある人は両腕をつかまれて引きずられる。滑り止め付きの軍手をはめた隊員につかまれた腕には摩擦のために青あざが残る。五百人の市民が集まった十一日には排除された際に転び、頭を打つなどした二人が救急搬送された。
強制排除には沖縄県警の要請を受けた警視庁機動隊百五十人が加わる。要人警護やサミット開催でもなく、沖縄に出動することに県民の中には反感も募る。ゲート沿いでは装甲車と鉄柵で囲った中にごぼう抜きにされた人が閉じこめられる。檻(おり)のような場所に丸腰の人を一時的でも拘束するのは行き過ぎではないか。
前知事による辺野古埋め立て承認を取り消した翁長雄志知事と、政府との溝は決定的だ。政府は知事に決定を取り消せと是正指示をし、これを拒否した翁長氏に対し知事の権限を奪う代執行を進めるため福岡高裁に提訴する。
県側も国地方係争処理委員会に審査を申し立て、決裂すれば国を提訴する。政府はこのような法廷闘争に足を踏み入れるのを止め、新基地計画を白紙に戻すべきだ。
国土の1%に満たない沖縄に在日米軍専用施設の74%が集中する。普天間飛行場の返還は負担軽減策の象徴とされる。閉鎖や日本側への返還が急務なのは当然だが、基地を同じ県内に移しても負担軽減にならない。
沖縄県民は四度の選挙を通して新基地建設に「ノー」を示した。にもかかわらず、政府は「辺野古移設が唯一の解決策」と繰り返し、建設を強行する。
人々が体を張って座り込むのは沖縄に対する差別的な扱いに怒り、工事を少しでも遅らせるには声を上げるほかないからである。
沖縄の基地問題は日本全体の問題である。政府だけでなく、本土に住む私たちこそが考えるべき問題ではないか。非暴力の抗議は、あらためてそう訴えている。
削るところがないので、全文を紹介しました。アベ政権と国家の無法ぶりには、怒りで震えますね。弱いものいじめです。国家が県民の民意に背いて、県知事を訴えるとは、どこまで腐っているのか、この国は。これはアベ政権の沖縄に対する戦争です。「戦争とはまず政府がその国民に対して始めるものだ」という言葉を思い出させます。第二次大戦中にアメリカ政府が日系アメリカ人を強制収容所の隔離したことを思い出させます。
一方で、数の暴力と国家権力を後ろ盾にこれだけのデタラメをやるくせに、アベ氏は野党や国民の追求からはコソコソと逃げ回っています。英語ではCowardというのでしたっけ。同じく、東京新聞、筆洗いから、
ボクサーにとって殴られることは商売上避けられぬ痛みであろう。中には殴られるのを極端に嫌う選手もいる。、、、▼ボクシングならばそれでも構わぬ。、、、されど、相手からパンチをもらいたくないと逃げる政府と自民党にはどうも中っ腹になる。野党が求めている臨時国会の年内召集を見送ることを決めたという。リング上で逃げるどころか、リングにも上がらぬ▼、、、▼件(くだん)のボクサー。ある試合で戦意喪失と見なされ、TKO負けとなった▼来年の参院選という大試合での国民レフェリーの心証はこれでだいぶ悪くなったろう。結党六十年。その怖さを知らぬ自民党ではあるまいに。
もう一つ、田中宇さんの記事から。アメリカFRBは長年にわたる0金利政策をやめて、金利を上げるという計画がありました。当初9月予定でしたが、経済が悪く、延期されました。アメリカの不況は全く改善している様子はありません。FRBの金利の上昇は、ますます経済活動を鈍化させてしまうことが明らかなので、おそらく当分0金利は続くであろうと思われます。その失速するアメリカ経済の影響をモロに受けるのが日本です。
11月5日に日銀(金融広報中央委員会)が発表した「家計の金融行動に関する世論調査」によると、日本の全世帯の48%が、金融資産を持たない一人世帯だ。昨年の39%から急増している。、、、日本は、世界でもっとも急速に貧富格差が拡大している国になっている。、、、今の安倍政権は、こうした大失策を加速する傾向にあり、QEや消費増税が格差増大と貧困層の窮乏拡大を引き起こしている、、、長期的に見て、日本の大半の人々の生活は今後ますます悪化する。その一つの要因は、いずれ起きる金融財政の崩壊だ。日銀が昨秋から続けているQE(円を大量発行して日本国債などを買い支える策)は、経済テコ入れ策と喧伝されているが、金融界の金あまり現象を加速し米国の金融システムを延命させ、日米で株や債券の高騰を引き起こす。それ自体が貧富格差を増大させるが、それ以上に危険なのは、金融機関や日銀自身の破綻を招きかねない点だ。、、、日銀は巨額のQEを1年続けたが、建前上の目的であるデフレ終息(による景気回復)が実現していない。、、、だが日銀はすでに新規発行の日本国債を全量買っている。日本は社債市場が小さく、日銀がQEを拡大したくても買う債券がない。日銀は、QEを拡大することも、やめることもできない(株は買い増せる?)。米国の株や債券のバブル再崩壊が起きるまで今のままのQEを続け、その後の破綻を甘受するしかない。
暗い中にも明るい話題を探すのが最近は得意になってきたはずなのに、この数日、ちょっと思いつきません。
こんな言葉を見つけました。とりあえずお祈りしてみたいと思います。
Prayer is sitting in the silence until it silences us, choosing gratitude until we are grateful, praising God until we ourselves are a constant act of praise. (FR. RICHARD ROHR, OFM)