百醜千拙草

何とかやっています

こんな人たちの力

2017-07-01 | Weblog
週末、都議会選でのアベの応援演説に対する「アベ辞めろ!」「アベ帰れ」の大合唱はなかなか迫力がありました。アベは例によって逆ギレ。

安倍首相は都議選の応援演説で、ヤジを飛ばす聴衆に「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と力説しました。かなり離れた場所で、黙って演説を聞いていたお年寄りが「こんな人ってなんだ。都民だ、国民だよ」と急に声を上げました。震えながら声を出す姿が印象的でした


ま、アベの醜い本音が丸見えになっただけのことです。国は自分のもので国民は奴隷だとでも思っているからこそ、加計問題や森友問題のようなことが起こるワケですからね。アベと自民党の連中がとどまるところ知らずに墓穴を掘り続け、マトモな「こんな人たち」の怒りはますます燃え上がり、アベ一味を燃やし尽くすことになりそうな勢いです。

そこへ籠池氏も札束を持って現れました。籠池氏や森友学園にとっては、この半年は耐え難い苦痛に満ちた悲劇であったであろうと想像します。急転直下で大阪府と財務省に手のひら返しされた挙句に、証人喚問、国策捜査、補助金詐欺容疑でのガサ入れと、権力が己を守るために籠池氏個人と森友に一方的に罪をお仕着せようとしているのをみると、同情に耐えません。しかし、そんな中で、札束を持ってアベの演説会場に現れるというのは、さすがは大阪人と思ってしまいました。不謹慎ながら、いい味出してますな、籠池氏。心中は怒りに震えているのでしょうが、その行動はむしろユーモラスでさえあります。見せ金の札束はただの紙だったかもしれないという話を聞いて、ますますシビれました。この札束コンニャク攻撃がアベを辞職に追い込むなら、これは映画化に値するドラマです。

 さて都議選、予想通り、小池さんの一人勝ち。これでは自民党が自民党もどきの即席団体に置き換わっただけで、結局、何も変わらないでしょうが、しかし受け皿となるべき野党(特に民進党)が全然ダメですからね。ま、劇場型演出は得意な方で、都民の機嫌には気を配るでしょうから、伏魔殿と言われた自民の都議会時代よりは多少はマシになるかも知れません。
コメント
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