いろいろな興味深いニュースがあった週末〜週明けでした。ロカビリー歌手、歌謡曲作曲家の平尾昌晃さん、死去。「カナダからの手紙」の若々しい姿を思い出しましたが、すでに79歳だったとのこと。時の経つの早いです。国会閉会中の加計問題などに関する審議、アベ一味の「記憶にない」、「文書は破棄した」、、、いつもの知らぬ存ぜぬの見苦しい言い訳には辟易としますな。ま、ここまでウソを言い張ってきて、今更、ずっとウソをついていましたなどとは言えないでしょうが。支持率2割台半ばで不支持率6割近く、地方選挙は負け続け。アベと官房長官、ついでに幹事長を下ろさないと自民党はまた10年前に逆戻りでしょう。幹事長を下ろすといえば、民進党、こちらもさっさと幹事長辞めさせないと、いつまでたっても支持者は戻ってこないです。どうせなら、民進党は幹事長は除名処分ぐらいにすれば支持率は上がるでしょう。この幹事長は、なぜ民進党が信頼されないのか、自分が一番よく知っているのではないですかね。ウソつきと裏切り者が好きな人はいrません。
沖縄、辺野古基地工事差し止めで、県が国を提訴。アベ政権が崩壊への秒読みに入っている中、是非、粘り強く頑張ってほしいです。アメリカの「日本への提言」の完全コピーしかできないアベ政権が崩壊して、もうちょっとマトモな政権に変われば、またチャンスは生まれるかもしれません。
さて、私ごとでは、今年も大した進歩のないまま、半年以上が過ぎてしまいました。結構大きめの面倒なことや不愉快なことはありましたが、無視してきた小さな傷が膿んでついに自壊したというようなことだったと今は思います。たぶん後から振り返れば良かったと思える類のことでしょうが、今はまだ傷口が疼きます。この1年はグラントのことでせい一杯で、実験してくれている人も色々問題があって研究も進まず、非常に非生産的でした。今年も後半は、グラントと論文に集中せざるを得ず、なかなか、研究を楽しむという気分になれないのが辛いです。
少し前にも触れましたが、機械化と人工知能の進歩は目覚ましく、バイオ系研究業界も今後はおそらく大きく縮小傾向になるだろうと思います。最近のScienceの記事、The Cyberscientistでは、人工知能(AI)が科学論文を読み、関連する知見を統合、解釈、目的に最適の実験をデザインし、オートメーションの実験を行い、データを解釈して、論文を書く、という一連のプロセスのそれぞれに関与してくることで、人間の研究者は多くが必要とされなくなるだろうと予測しています。上のプロセスのそれぞれを機械化するための技術も会社によって開発されつつあるようで、論文のサーベイと知見の統合に関してはIris.AI、実験デザインではZymergen、実験をクラウドベースのロボティクスで行う技術に関したはTranscriptic, Emerald ould Lab、データ解釈はNutonian、論文執筆はCieomaticなどのソフトウェア、会社が開発を進めています。
私的には、グラントを書いてくれるAIがあれば素晴らしいと思うのですが。同僚はグラント、論文書きのための専属の人を雇いました(そんなお金があって羨ましい)。しかし、グラントは心理戦です。中々、機械には人間の心の機微を察するのは難しいかもしれません。グラントを審査する方こそ、実は機械にやってもらうのがいいかも知れません。そうなったら、むしろ話は早いです、機械戦ですからね。チェスや将棋のソフト同士の対戦みたいになるでしょう。
結局全部が機械になったら、きっと私が感じるようなサイエンスの喜びなどは消えてしまうのでしょうね。例えば、強烈に強いロボットテニスプレーヤーどうしがウインブルドン決勝を戦ったところで、どれだけ多くの人がそれを見て楽しんだり、感動したりするでしょうか。
私にとっては研究活動というものは、大変emotionalなもので、一つ一つの結果やアイデアに一喜一憂し、その喜びや苦しみを仲間と共有することができるからこそ続いていると思います。そういうemotionalな研究の部分は機械化によって失われ、研究者は喜びを見出せなくなれば、誰もやろうとは思わなくなるのではないでしょうか。
沖縄、辺野古基地工事差し止めで、県が国を提訴。アベ政権が崩壊への秒読みに入っている中、是非、粘り強く頑張ってほしいです。アメリカの「日本への提言」の完全コピーしかできないアベ政権が崩壊して、もうちょっとマトモな政権に変われば、またチャンスは生まれるかもしれません。
さて、私ごとでは、今年も大した進歩のないまま、半年以上が過ぎてしまいました。結構大きめの面倒なことや不愉快なことはありましたが、無視してきた小さな傷が膿んでついに自壊したというようなことだったと今は思います。たぶん後から振り返れば良かったと思える類のことでしょうが、今はまだ傷口が疼きます。この1年はグラントのことでせい一杯で、実験してくれている人も色々問題があって研究も進まず、非常に非生産的でした。今年も後半は、グラントと論文に集中せざるを得ず、なかなか、研究を楽しむという気分になれないのが辛いです。
少し前にも触れましたが、機械化と人工知能の進歩は目覚ましく、バイオ系研究業界も今後はおそらく大きく縮小傾向になるだろうと思います。最近のScienceの記事、The Cyberscientistでは、人工知能(AI)が科学論文を読み、関連する知見を統合、解釈、目的に最適の実験をデザインし、オートメーションの実験を行い、データを解釈して、論文を書く、という一連のプロセスのそれぞれに関与してくることで、人間の研究者は多くが必要とされなくなるだろうと予測しています。上のプロセスのそれぞれを機械化するための技術も会社によって開発されつつあるようで、論文のサーベイと知見の統合に関してはIris.AI、実験デザインではZymergen、実験をクラウドベースのロボティクスで行う技術に関したはTranscriptic, Emerald ould Lab、データ解釈はNutonian、論文執筆はCieomaticなどのソフトウェア、会社が開発を進めています。
私的には、グラントを書いてくれるAIがあれば素晴らしいと思うのですが。同僚はグラント、論文書きのための専属の人を雇いました(そんなお金があって羨ましい)。しかし、グラントは心理戦です。中々、機械には人間の心の機微を察するのは難しいかもしれません。グラントを審査する方こそ、実は機械にやってもらうのがいいかも知れません。そうなったら、むしろ話は早いです、機械戦ですからね。チェスや将棋のソフト同士の対戦みたいになるでしょう。
結局全部が機械になったら、きっと私が感じるようなサイエンスの喜びなどは消えてしまうのでしょうね。例えば、強烈に強いロボットテニスプレーヤーどうしがウインブルドン決勝を戦ったところで、どれだけ多くの人がそれを見て楽しんだり、感動したりするでしょうか。
私にとっては研究活動というものは、大変emotionalなもので、一つ一つの結果やアイデアに一喜一憂し、その喜びや苦しみを仲間と共有することができるからこそ続いていると思います。そういうemotionalな研究の部分は機械化によって失われ、研究者は喜びを見出せなくなれば、誰もやろうとは思わなくなるのではないでしょうか。