百醜千拙草

何とかやっています

Integrity

2020-05-08 | Weblog
今日もオンラインコースでレクチャーを聞いています。いろいろ種類があって、ついアレもコレもと思うのですけど、あまり情報のインプットを増やしても消化不良になるので、計画的にやることを心がけております。それでも、今週は二つ新しいコースをはじめました。Rを使った大量データの解析と視覚化はちょっとずつ基礎からやってきたのですが、込み入った解析に関しては、だんだんとこれは専門の人にちょっとお金を払ってやってもらう方がいいのではと思いはじめました。ただし、データの視覚化に関してはヒートマップやGESAなど自前でチョイチョイと手持ちのデータから図が作れたらうれしいので、FASTQからの細かい解析はできなくても、表データから視覚化できるようになるぐらいを最終目的にしたいと思っています。

あとは作業の効率化のためにterminalでのコマンド操作をちょっと覚えようとしています。マウスをなるべく使わないようにするのが目的で、複雑なコードを書くわけではなので、これは思ったより、簡単で便利だということがわかりました。その後、マウスを使わずにファイルを見つけたり開けたりするためのAlfredというAppを見つけたので、これを使いはじめました。比べてできることは限られますけど、タイプするだけで目的のファイルを探し出して開くことができるので、ストレスがグンと減ります。MacにはSpotlight searchがついていますけど、常々使いづらいと思っていたので、喜んでいます。Alfredは料金を払えばアップグレードできてさらに便利な機能が使えるようです。

さて、今回はMITのedXシリーズのコースの一つをとることにしました。コースは料金を払えば採点付きのテストがあり合格すれば証明書がでます。レクチャーそのものは無料ですが、その参加に当たって一つのビデオを見ることを要求されます。それはおそらく、MITの大学講義の冒頭で撮影されたもので、講師の人(Michael Yaffe) がIntegrity (高潔さ、この場合は原則に正直であること、カンニングをしないことという意味が主ですが)について述べています。
ふと、アベとトランプに聞かせてやりたいと思ったので、Transcriptとかんたんな意訳を貼り付けておきたいと思います。

Let me just say a word about integrity.
I probably-- I regret having to say this、but I have to say it every year.
I value integrity really, really highly.
You guys, you're MIT students, and I shouldn't even
have to bring this up.
And 99% of you are absolutely outstanding. OK.
But there's about 1% of students I think at MIT who've
decided that it's OK to cheat.
And I just want you guys to know that if we catch somebody
cheating in this course-- and we have some built in controls
to monitor that--
then I'm going to use every tool at my disposal
and every ounce of energy I have to get that person dismissed
from MIT, because cheaters do a disservice to all
of you honest people out there.
Right?
And worse, they then go on to do horrible things in the world,
as we've seen from financial crises, and our Congress,
and all the other problems that we have.
So it's really important that you have integrity.
I'll tell you, people can take everything in the world
that you possess away from you except your integrity.
They can take all your money, they can take your freedom,
but they can't take your integrity.
So you should preserve it.
All right. Enough harsh talk.
   
Integrity (誠実さ)について一言。
これを言わなくてはならないのは、多分、残念なことだが、毎年言わざるを得ない。
私はIntegrityを、とても、とても重要だと考えている。
君たちはMITの学生なんだから、言うまでもないことだと思う。
君たちの99%は間違いなく優秀だ。
でも1%くらいのMITの学生はズルをしてもいいと考えていると思う。
知っておいてもらいたいのだが、もしこのコースでズルをした学生を見つけたら、そして、このコースには不正行為を監視するための 装置が組み込まれているのだが、
私は、あらゆる手段を駆使し、あらゆるエネルギーを投入して、ズルをした学生をMITから追い出すつもりだ。なぜなら、ズルをする人間は他の正直な人々にとって害だからだ。
さらに悪いことに、彼らは世の中に出ていって酷いことをするようになる。金融危機とか議会とか、他のあらゆる問題で、我々が目にしてきたように。
だから Integrityは本当に、本当に大切だ。
人は、君たちが持っているあらゆるものを奪い取るかも知れないが、Integrityだけは奪うことはできない。金や自由は奪えても君たちのIntegrityは奪えない。
だから、君たちはそれを維持しなさい。
それでは、厳しい話はここまで。


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