シェークスピアでハムレットは悩みます。ハムレットはデンマークの王子という設定ですが、明治期、ハムレットは「新しい日本の芝居、ハムレツさん、ダヌマルクの守(かみ)」という見出しで日本語で上演された可能性があるそうです。因に、デンマークでは「デンマーク」は「ダンマルク」と発音するらしいです。「上演された可能性」というのは、実はその根拠が「The Japan Punch」という当時横浜の外人居留地に住んでいた外国人むけの風刺漫画誌の記事に基づいているからです。一説では、このハムレット上演の記事は、当時のピジン日本語、つまり意思疎通のために外国人が使う日本語、に対しての皮肉を込めた架空の記事ではないかという説があるからです。Wikipediaでは、ピジン日本語の例として、団伊玖磨のエッセイからの例を引用しています。「オツキサマ マチガイマース、ポカーン」は、「流れ星が落ちました」の意味であるとあります。またWikipediaによるとピジンという言葉は英語のbussinessが中国語的に発音されたものであると説明されています。ビジネスの取引のための意志疎通のために簡便化された断片的言語がピジン語ということのようです。この「ハムレツさん、ダヌマルクの守」上演を伝えるJapan Punchの挿絵では、ちょんまげ袴姿の役者が悩んでいるようすが示されており、日本人役者が外国人の観客にわかるようにハムレットをピジン日本語で上演したのではないかと考えられているようです。一方、当時の居留地にいた外国人でハムレットを知らんない人は殆どいなかったであろうと考えられることから、有名な文学作品をおかしなピジン日本語で上演すること自体が冗談であって、このJapan Punchの記事は、ピジン語を使う事が滑稽であると皮肉るための架空のものであったという説を支持する学者もいるようです。そのJapan Punch (因に、滑稽漫画のことをポンチ絵というようになったのは、Japan Punchに由来するらしいです)の記事では、ハムレットの有名な台詞、「To be, or not to be: That is the question...」は「アリマス、アリマセン、アレハナンデスカ?モシ、モット ダイジョウブ アタマ ナカ、イタイ アリマス、、、アナタ サヨナラ、 ソシテ テ ポンポン」という訳がローマ字で添えられています。「アナタサヨナラ、ソシテ テ ポンポン」はおそらく、終演と拍手を表しているのでしょう。また、このハムレツさん上演は本当に行われ、外国人俳優がわざわざちょんまげ姿で日本人向けに演じたものであって、日本でのシェークスピアの初演であると考えている学者もいるようです。数年前に亡くなった漫画家の杉浦日向子さんの作品の中で(確か「東のエデン」の中だったと思います)、この「ハムレツさん、ダヌマルクの守」上演の様子がちょっとだけ取り上げられていましたが、そこでは、外国人観客が大笑いしている絵が書かれていましたから、時代考証家でもある杉浦日向子さんの解釈は、これは仮に上演されたとしても外国人むけのパロディーであったということなのでしょう。杉浦さんの漫画の中では横浜の外人向け劇場の「ゲイエティ座」で上演されたように描かれていますが、それを裏付ける上演記録は見当たらないとのことで、上演されたとしても少なくとも正式な出し物ではなかったようです。また他の芝居小屋で上演された可能性も考えられるものの、やはり裏付けとなる証拠は見つかっていないそうです。
ところで、このハムレツさんの話を持ち出したのは、インターネットのブックマークを整理していて、自動翻訳のサイトがブックマークされていたのを見つけたからでした。ちょっと遊んでみたら、余りに訳がヘンで笑ってしまいました。 試しにビートルズの「Yesterday」を翻訳させてみるとこうなりました。
「昨日、とどまることをここにあるように私の悩みすべては今のところ離れていた、今それ見るオハイオ州、私昨日信じるようである。 突然、私は私があるのが常であった半分の人でない私、オハイオ州に掛かる影が昨日突然来たある。 彼女がなぜ行かなければならなかったか私知ってはいけない、彼女は言わない。私は昨日に、何か、今私憧れる間違って言った」
どうも「Oh」という感嘆詞はオハイオ州(OH)と訳してしまうみたいです。「昨日突然来たある」という中国訛りみたいなのが織り交ぜられている所が味わい深いです。
ハムレット、「To be or not to be,,,」をやってみます。
「あるため、次のとおりでないため: それは質問である」
ピジン日本語版ハムレツさんといい勝負しています。
このサービス( http://babelfish.altavista.com/ )はUTLを入れるだけでウェッブページをそのまま翻訳もできます。
自動翻訳機ってユーモアにあふれていますね。
ところで、このハムレツさんの話を持ち出したのは、インターネットのブックマークを整理していて、自動翻訳のサイトがブックマークされていたのを見つけたからでした。ちょっと遊んでみたら、余りに訳がヘンで笑ってしまいました。 試しにビートルズの「Yesterday」を翻訳させてみるとこうなりました。
「昨日、とどまることをここにあるように私の悩みすべては今のところ離れていた、今それ見るオハイオ州、私昨日信じるようである。 突然、私は私があるのが常であった半分の人でない私、オハイオ州に掛かる影が昨日突然来たある。 彼女がなぜ行かなければならなかったか私知ってはいけない、彼女は言わない。私は昨日に、何か、今私憧れる間違って言った」
どうも「Oh」という感嘆詞はオハイオ州(OH)と訳してしまうみたいです。「昨日突然来たある」という中国訛りみたいなのが織り交ぜられている所が味わい深いです。
ハムレット、「To be or not to be,,,」をやってみます。
「あるため、次のとおりでないため: それは質問である」
ピジン日本語版ハムレツさんといい勝負しています。
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