tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

同時進行!平城遷都1300年(18)宮跡会場へは電車とシャトルバスで

2010年03月28日 | 平城遷都1300年祭
いよいよ平城遷都1300年祭、平城宮跡会場(メイン会場)の通季イベントの時期(4/24~11/7)が近づいてきた。復原された第一次大極殿(トップ写真)が開館するとともに、「平城京歴史館」「遣唐使船(復原展示)」「平城京なりきり体験館」などがオープンする。
http://www.1300.jp/hall/kyuuseki/index.html

最近、よく「どうやって平城宮跡会場に行けばいいの?」という質問を受けるが、私は「必ず、電車と無料シャトルバスで来て下さい」とお答えしている。近鉄大和西大寺駅(南口)とJR奈良駅(西口)から、5~10分間隔でシャトルバスが出るのである。


写真はすべて、先日行われた平城宮跡探訪ツアーガイドボランティア研修で撮影

今朝(3/28)の新聞各紙には、全5段(1ページの1/3)の広告が載った。タイトルは《平城宮跡会場へは公共交通機関で!》《電車、バスでゆったり奈良》。

無料シャトルバス利用の場合、近鉄大和西大寺駅から宮跡会場までは約10分、JR奈良駅からは約15分だ。なお近鉄大和西大寺駅から「徒歩」で向かうという手もある。歩いても約10分で到着するので、私はもっぱら歩いていく(宮跡会場内の駐車場は、障害者等向けの予約制専用駐車場のみ)。
※平城宮跡交通ナビ
http://www.1300.jp/traffic/kyuuseki/fair.html

宮跡会場から近鉄奈良駅へ向かう無料バスもできる。《奈良公園周辺 魅力PR 観光誘客へ無料バス 会場→近鉄奈良駅》《平城遷都1300年祭が4月24日から本格化するのに合わせ、主催する記念事業協会と県は、主会場の平城宮跡(奈良市)から近鉄奈良駅へ向かう無料バスを同日から11月7日まで期間限定で運行することを決めた。来場者を奈良公園や周辺の商店街などへ誘導、観光振興や地元での消費拡大につなげるのが狙い》《宮跡会場から駅前までの約3・5キロを、午後1時から45分おきに1日6、7本、片道のみ運行する。駅前から宮跡会場へ戻る観光客には、増便される従来の定期バスを利用してもらう》(3/17付 読売新聞)。



近鉄奈良駅周辺には、阿修羅像などが展示される興福寺国宝館(徒歩3分)、鹿のいる奈良公園(同)、ならまち(徒歩10分)、飲食施設「な・ら・ら」(徒歩1分)、世界遺産ミュージアム「なら奈良館」(近鉄奈良駅ビル内・徒歩0分)などがあるので、このバスを利用するのも良いだろう(ただしよく渋滞するルートなので、乗る前に混雑具合を確かめておきたい。混んでいたら大和西大寺駅に戻り、電車で近鉄奈良駅へ)。
http://www.nalala.jp/

パーク&バスライド用駐車場も3か所(奈良市中町、大和郡山市九条町、京都府木津川市木津石塚。パーク&バスライド運営協力金=500円)設けられるが、ここに着くまでの道路が混雑するだろうし、駐車場に停められる台数にも限りがあるので、やはり電車で奈良入りするのが良い。



3/25、県下の温暖化防止に関する公的な会議が開かれた。委員として参加した私が「2010年、奈良県最大の環境負荷は1300年祭です。ぜひ電車と無料シャトルバス利用を呼びかけましょう」と発言すると、たくさんの賛同の声をいただいた。

「こないだの3連休ではマイカーによる大渋滞が起き、近鉄奈良駅から東大寺南大門付近まで(約2km)、2時間もかかったそうだ」「『アイドリング・ストップで燃費は約15%向上する』といわれる。渋滞によるアイドリングは、大量の石油資源を浪費する」「(排気ガスによる大気汚染、温暖化、酸性雨などの)環境悪化は文化財にダメージを与える。文化財を守るためにも、マイカー自粛を呼びかけよう」など、前向きなご意見をいただいた。確かに「奈良は文化財を大切にしているので、マイカー自粛を」と呼びかけるのは、説得力がある。何より奈良は、歩いて回るのが似つかわしい町である。

ぜひ皆さん、1300年祭・宮跡会場へは電車と無料シャトルバス(または徒歩)でお越し下さい。
コメント (7)
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