tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

出るか、3つ星! ミシュラン関西版に奈良が登場

2011年04月14日 | 奈良にこだわる
これは朗報だ! 11年10月中旬発売予定の『ミシュランガイド』関西版に、奈良のお店が加わるというのだ。日本経済新聞(4/14付)《「ミシュランガイド」京阪神版に奈良を追加》によると《日本ミシュランタイヤ(東京・千代田)は13日、飲食店のガイド本「ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012」を10月に発売すると発表した。昨秋刊行した京阪神版をリニューアルするとともに、奈良県分を追加する》。

《昨秋から奈良市を中心にした地域でフランス人編集長と、日本人調査員7人が飲食店の覆面調査をしている。今夏をメドに掲載する店舗を決める。奈良県庁で記者会見したベルナール・デルマス社長は「古都・奈良には歴史と伝統に磨かれた食文化が息づく。英語版も発行するので、奈良の知名度が世界で高まるきっかけになれば」と語った。俗に「奈良にうまいものなし」といわれる奈良県。同社は「(掲載対象の)該当なしはないと期待しています」と話している》。

同日付の読売新聞奈良版には《奈良は同社の旅行ガイドで、観光地として最高の「三つ星」評価を受けている。レストランガイドは昨秋から、フランス人編集長と日本人調査員7人が奈良市を中心に約200軒を選び、調査しているという。この日、県庁で記者会見した日本ミシュランタイヤのベルナール・デルマス社長は「昼食で食べた茶がゆはおいしかった。歴史と文化をはぐくんだ奈良には、おいしいものがたくさんあるはず」と期待した》。早速茶がゆを食べていただいたとは、光栄である。柿の葉寿司や奈良漬も、添えていただいたのだろうか。

デルマス社長は、知事と奈良市長を表敬訪問した。同日付の奈良新聞には《荒井知事は「ミシュランガイドへの掲載は観光地として光栄」、仲川市長は「奈良においしいものを食べに来てもらえるようになれば」と歓迎した》。そのとおり。「おいしいものを食べに奈良に行き、ついでに○○も観光する」とならないといけない。今の時期、京都だと「タケノコ料理を食べに京都に行く。ついでに円山公園の桜も見て帰る」という観光客が、遠方からたくさん来ているのだ。

ミシュランガイド京都・大阪・神戸〈2011〉
ミシュラン調査チーム
日本ミシュランタイヤ

県下200店舗をリストアップしたとのことだが、この数は半端ではない。雑誌「ぱ~ぷる」の奈良グルメランキング(11年3月号)に登場する店は延べ80か店、あまから手帖『奈良うまい店100選』には100店、県ビジターズビューローの「三ツ星グルメ」が推奨する店は100か店、私が当ブログの「グルメガイド」で紹介した店が、延べ257店。県下の飲食店数は3,770軒と、総数で全国で30位、人口当たりだと33位と、観光地といわれる割にはとても少ない。その中で200店舗を選ぶのは、難しかったことだろう。

私は口癖のようにいうのだが、京都府の飲食店数は10.528軒と、奈良県の約3倍ある。しかしGoogleで「京都 うまい」で検索すると865万ヒット、「奈良 うまい」だと811万ヒットと、肉薄しているのだ。なお「京都 うまい店」だと73万ヒット、「奈良 うまい店」でも66万ヒットと健闘している。

私が当ブログで紹介するのは「うまい、安い」店が多いので、ミシュランが取り上げるような高級店は、あまり載せていない。だから有力候補と思しきアコルドゥ(奈良市富雄北)とか、ヴェルデ辻甚(大和高田市南本町)、西吉野さえき(五條市西吉野町)などは未掲載なので、これは早く紹介しなければ…。

先日、奈良公園内の「天平 青柳」が撤退した。理由は定かではないが、ランチのみの営業では、なかなか採算がとれなかったのだろう。同時オープンした「クイーンアリス シルクロード」には、ぜひ踏ん張っていただきたいものだ。

それにしても、奈良の店がミシュランに紹介されるのは有り難いことだ。ミシュランには英語版があるので、奈良にちゃんと美味しい店があることを海外にも発信できることになる。早速、私の周囲では「フランス人は天ぷらが好きなので、○○○が載るんと違う?」「外国人バックパッカー用に、ラーメンの□□が載れば嬉しいなぁ」「tetsudaブログを見て行く調査員も多いやろうから、ブログに出ている店は有力候補やで」などと、様々な憶測が飛んでいる。泣いても笑っても、10月中旬には結果が発表される。それまで、私もせっせと候補店(と思しき店)を食べ歩いておきたいと思う。
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