tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

天平行列/平城京天平祭2018春

2018年05月04日 | 写真
昨日(5/3)、平城京天平祭のメインイベント「平城京天平行列」を見物してきた。奈良時代の輝きが戻ってきたようで、やはりこの行事はいい。今朝(5/4)の奈良新聞に「平城京天平祭 きらびやか天平行列 奈良時代を満喫 あすまで多彩な催し 飲食なども」という記事が出ていた。全文を紹介すると、


ずらりと並んだ美女軍団。奈良時代の歴代天皇・皇后に扮した


こちらはウチのイケメン軍団


お取引先のイケメン軍団

世界遺産の奈良市の平城宮跡で3日、「平城京天平祭」が開幕した。イベントのハイライトの1つ「平城京天平行列」のきらびやかな行列にカメラのシャッター音が響いたほか、地元の味が楽しめる「東市・西市」やステージイベントなど多彩な催しが繰り広げられ、時代衣装に身を包み広い宮跡内を散策するなど、人々は思い思いに歴史の魅力を堪能していた。5日まで。


こちらはウチの美女軍団

天平行列は午前10時半に朱雀門前を出発。衛士隊が朱雀門の開門の儀を執り行い、奈良時代を彩った7人の天皇や皇后や文官、女官らおよそ400人の列が第1次朝堂院までをゆっくりと進んだ。


ウチの新入社員。光明皇后役で歩いた



行列には仲川元庸奈良市長も「少納言」役で参加したほか、歴史を追って衣装の変遷が見られる楽しさも。また第1次朝堂院前では元明天皇による遷都之詔も再現され、その様子は奈良市の世界遺産登録20周年記念のメニューなどが人気を集めた「東市・西市」でにぎわう佐伯門東側広場の大型スクリーンにも映し出された。



この日は午前中から午後にかけて西寄りの強い風が吹いたが、前日来の雨も上がり、大勢の市民や観光客がイベントを楽しんだ。


風がふんわりと優雅に袖を舞い上げる。皇后の袖吹き返す天平風~♪

奈良新聞の倉岡牧子記者が、懸命に写真を撮っておられた。紙面には朱雀門を背景に、斜め下から天平衣装の女性たちを撮った写真が出ていて、これはいいアングルだ。来年は私もマネしよう。なお今朝(5/4)の産経新聞奈良版にも、写真入りで「鮮やか衣装で練り歩く 『平城京天平祭』始まる」という記事が出ていた。紹介すると、



世界遺産・平城宮跡(奈良市)で3日、奈良時代の文化を体感する「平城京天平祭」が始まった。この日は華やかな「平城京天平行列」が繰り広げられ、家族連れらを楽しませていた。同祭は5日まで。



行列には、地元の企業や大学から約400人が参加。色鮮やかな衣装に身を包んで歴代天皇や女官などに扮し、朱雀門ひろばから第一次朝堂院までを練り歩いた。



このほか会場では、地元の味が楽しめる「東市西市」や天平衣装の試着体験などもあり、人気の催しには行列ができていた。「東市西市」などは4、5日もあるほか、4日午後2時からは天平綱引き大会が初めて行われ、プロラグビーチーム「近鉄ライナーズ」の選手らがゲスト出演する予定。



元明(げんめい)女帝。奈良検定では「平城京への遷都を言明したから元明天皇」と覚えた

堺市から夫婦で訪れた無職、滝本正子さん(73)は、「初めて見に来た。衣装の色がとてもきれい」と笑顔で話していた。



雨を心配したが、それは大丈夫だった。しかし風が強く、帽子が吹き飛ばされそうになった。風のおかげで女性たちの天平衣装がふんわりと舞ったのはご愛敬で、いい趣があった。



カメラを抱えて走り回っていたので、おなかが空いた。いい匂いに誘われて、大和肉鶏の炭火焼きをいただいた。



天平行列は天平祭のだし物の1つというにとどまらず、奈良を代表する一大イベントに成長した感がある。これは古代衣装服飾家・山口千代子さんのご尽力の賜物である。山口さんのことは当ブログでも紹介させていただいたことがある。「衣装の色がとてもきれい」というコメントがあったが、色もデザインも素材も、当時のものを再現している。

このお祭りは1999年(平成11年)にスタートした奈良市主催の「平城遷都祭(ならせんとさい)」がルーツである。年々規模を拡大し、2010年(平成22年)の国家的大イベント「平城遷都1300年歳」の翌年からは、奈良県と奈良市が連携して「平城京天平祭」として春、夏、秋の年3回、実施されている。

皆さん、平城京天平祭は5日まで開催されます。ぜひ会場に足をお運びください。なお駐車場がありませんので、近鉄大和西大寺駅から徒歩またはシャトルバスでお出かけを!
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